2026年9月7日、イギリスによる不法占領への対抗措置として、イスラエルの極右閣僚らが英国に対する制裁や英大使の追放、さらにフォークランド諸島(マルビナス諸島)のアルゼンチン主権支持を相次いで要求しました。この動きは、ロンドン政府がイスラエルの入植地に対する貿易禁止を含む制裁パッケージの発表を準備していることに起因しています。
イスラエル閣僚による英国への強硬な報復要求と背景
イギリス政府が占領下のパレスチナ自治区にある違法入植地からの産品を禁止する貿易制裁を含む新しい政策パッケージを2026年9月8日に公表する準備を進めている中、イスラエルの主要閣僚らが激しい反発を見せました。財務大臣を務めるベザレル・スモトリッチは、イスラエルの民間メディアによって報じられたロンドンの動向を受け、駐イスラエル英国大使の即時追放を強く求めました。
「われわれは反ユダヤ主義的政府の踏みつけられるべき足拭きマットにはならない。ラディカルなイスラムに征服され、ユダヤ人とイスラエル国を攻撃することで自国の経済的・社会的衰退から救われようとしている国においてだ。イスラエル国におけるイギリス委任統治の時代は終わった。」 ベザレル・スモトリッチ(イスラエル財務大臣)、Middleeasteyeおよびtribune.com.pkの報道より
イタマル・ベン・グヴィルによるフォークランド諸島をめぐるアルゼンチン主権支持の表明
「イスラエル国が、マルビナス諸島がアルゼンチンの占領地であり、イギリス人がアルゼンチン国民から暴力的に奪い取ったものであると公に認める時が来た。イギリス人はその領土を占領するだけでなく、そこで石油採掘を行い、アルゼンチン国民から金を盗み取っている。」 イタマル・ベン・グヴィル(イスラエル国家安全保障大臣)、Middleeasteyeおよびtribune.com.pkの報道より
ベン・グヴィルはさらに、占領が続く限りイギリスに対して制裁を課すよう求めています。アルゼンチンとイギリスの双方が南大西洋の群島に対する領有権を主張しているものの、現地の住民の大部分はイギリス統治を支持しています。直近ではアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領も、国の主権が侵害されたとして「誰の邪魔になろうとも歯をくいしばって」権益を守り抜く姿勢を示し、諸島周辺での石油採掘を狙う企業に対する制裁を示唆していました。
アンディ・バーナム政権下のイギリスの対イスラエル制裁方針と国際的摩擦
ロンドン側では、7月に就任したアンディ・バーナム首相の下で新たな対イスラエル政策が急速に具体化しています。外務大臣のエド・ミリバンドが数週間のうちにイスラエル入植地を標的とした包括的措置を発表する予定であり、その中には占領地西岸地区の違法入植地からの産品輸入禁止などが含まれています。

イスラエル外務大臣のギデオン・サールはこれに先立ち、もしイギリスがイスラエルに対して行動を起こすならば、イスラエルもイギリスに対して対抗措置を取る用意があると警告を発していました。イスラエルのメディアに対して、同外相は「われわれには手段がある」と述べています。