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トランプ大統領、中間選挙で「自分が候補者であるかのように」投票するよう支持者に呼びかけ

ドナルド・トランプ大統領は、11月3日の米中間選挙に向け、テキサス州ダラスで共和党の特別大会を開催し、自らを「候補者であるかのように想定して」投票するよう支持者に呼びかけています。支持率が歴史的な低水準にある中、選挙を自身の記録への信任投票に塗り替えようとする戦略です。 トランプ大統領はFox Newsのトレイ・ガウディ(Trey…

President Donald Trump boards Air Force One at Morristown Airport, Monday, Sept. 7, 2026, in Morristown, N.J. (AP

ドナルド・トランプ大統領は、11月3日の米中間選挙に向け、テキサス州ダラスで共和党の特別大会を開催し、自らを「候補者であるかのように想定して」投票するよう支持者に呼びかけています。支持率が歴史的な低水準にある中、選挙を自身の記録への信任投票に塗り替えようとする戦略です。

「私が候補者であるかのように」という選挙戦略

トランプ大統領はFox Newsのトレイ・ガウディ(Trey Gowdy)氏とのインタビューで、2026年の中間選挙において、有権者に自分が候補者であるかのように「想像して(pretend)」ほしいと述べました。トランプ氏は、「トランプが候補者になれば勝利し、候補者でなければ人々は投票に行かないという理論がある」と主張し、「私は人々に対し、私が候補者であるかのように想像して投票に行くよう求めている」と語りました。

また、民主党が中間選挙で勝利すれば、国は「悲惨な状態(sad shape)」になり、「多くのことを経験することになる」と警告しました。The Atlanticの報道によると、トランプ大統領のチームは今月初めに、中間選挙に向けた4億ドルの「戦費(war chest)」をどのように活用するかについて協議しました。3人の関係者が同紙に語ったところによれば、トランプ氏は自身の2期目の実績に焦点を当てたキャンペーン広告の購入を希望しています。ただし、RealClearPoliticsによると、同氏の支持率は平均でわずか39%にとどまっています。

「もしトランプが軌道上にいれば、すべてがブラックホールに飲み込まれてしまう。それは避けられないことだ」 Rick Tyler, 共和党戦略家

ダラス大会の演出と党内の温度差

ダラスで開催される特別大会は、トランプ氏が「我々の途方もない勝利と成功(our Tremendous Victories and Success)」を祝うために提案したものです。トランプ氏はTruth Socialで、このイベントを「すべての中で最高のラリー(The Greatest RALLY of them all!)」と称し、1日目に演説を行い、2日目は音楽と共に早めに閉会することを伝えました。

Trump: "Pretend, please, that I'm on the ballot"

大会のスケジュールでは、トランプ氏は両日とも登壇する予定です。水曜日の基調演説に続き、木曜日はJD・ヴァンス副大統領の演説後に閉会挨拶を行います。マイク・ジョンソン下院議長はこの集まりをトランプ氏のアイデアであるとし、「非常に教訓的で、非常にエキサイティングな」ものになると述べ、「私たちのスターたちをステージにパレードさせる」と語りました。

トランプ大統領、中間選挙で「自分が候補者であるかのように」投票するよう支持者に呼びかけ
Photo: cleveland.com

共和党全国委員会(RNC)が発表した登壇者リストには、JD・ヴァンス副大統領やドナルド・トランプ・ジュニア氏、保健福祉省(HHS)長官など、トランプ氏の家族や現閣僚が名を連ねています。また、共和党はオンラインで、トランプ氏を「マルボロマン」に見立てた16ドルのビールコースターを販売しており、そこには白いステットソンを被り馬に乗った80歳のトランプ氏と、タバコブランドのロゴに代わって「Dallas」の文字が描かれています。

しかし、党内には不安の声もあります。イランとの戦争や消費財価格の高騰により、共和党支持者の間でもトランプ氏の支持率は低下しています。多くの共和党議員や候補者が、選挙直前に政権の成功を祝う大会を開き、自らを政権に密接に結びつけることを避けたいと考えていると報じられています。Axiosが引用した「共和党のトップキャンペーン関係者」は、「我々に選択肢はない。好きか嫌いかに関わらず、彼と同じ船に乗っている」と述べています。

経済不安とイラン戦争という逆風

民主党は、全米の共和党候補をトランプ氏と結びつけることで、今回の選挙をトランプ氏への信任投票にしようとしています。特に、イラン戦争に伴うガソリン価格の上昇などの経済的逆風が、スイングステートにおける共和党候補にとって不利に働く可能性があります。

トランプ大統領、中間選挙で「自分が候補者であるかのように」投票するよう支持者に呼びかけ
Photo: Motherjones

共和党が直面する影響力の試金石

トランプ氏の影響力は、地方の選挙でも試されています。8月22日の報道によると、トランプ氏はサウスカロライナ州マートルビーチでのラリーで、自身が指名したダーリン・グラハム(Darline Graham)上院議員候補を支持し、有権者に「私が候補者であるかのように想像して(pretend)」投票するよう呼びかけました。

Let's Go: Donald Trump is now literally begging Republican voters to “pretend I’m on the ballot”

62歳のグラハム氏は、亡きリンゼイ・グラハム上院議員の妹であり、兄の任期の残りを埋める形で任命されましたが、選挙経験はありません。彼女は先月の特別予備選挙で直接勝利できず、現在はラルフ・ノーマン(Ralph Norman)下院議員との決選投票に臨んでいます。グラハム氏は先日の討論会で台湾に関する質問に答えられず、「国家安全保障についてはそれほど詳しくない」と述べ、失策とされました。これに対しトランプ氏は、「彼女は非常に賢く、正直に答えていた」と擁護しています。

11月の本選挙に向けて、共和党が上院と下院の過半数を維持できるかは、経済不安という構造的な問題に対し、トランプ氏の「自分を候補者だと思って投票せよ」という呼びかけが、どれだけの実効性を持つかにかかっています。

執筆者について: nipponese

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