ミシガン州の上院議員選挙に立候補している民主党候補のアブドゥル・エルサエド氏は、先週末にミシガン州民主党ユダヤ人コーカスに出席し、過去の発言について謝罪しました。
シナゴーグ襲撃に関する発言への謝罪
エルサエド氏は、デトロイト近郊のシナゴーグで発生した襲撃事件後の自身の発言について謝罪しました。連邦捜査当局によると、この事件はヒズボラに感化された男が、できるだけ多くのユダヤ人を殺害しようとして礼拝所に突っ込んだものです。当時、エルサエド氏はこの襲撃に対し、「傷ついた人が、人を傷つける(Hurt people, hurt people)」と述べました。
この発言は、民主党内のメンバーからも批判されました。ミシガン州のダナ・ネッセル州務長官は、民主党内の反ユダヤ主義への懸念から、先週末の党大会への出席を見合わせたと報じられています。エルサエド氏はFox News Digitalに対し、自身の発言が「正当化する意図はなかったが、そのように誤解された可能性がある」と述べ、「私の発言で傷ついたと感じた方々に、本当に申し訳なく思う。そのような意図はなかった」と謝罪しました。
選挙戦の状況と党内調整
エルサエド氏は、ガザにおけるイスラエル軍の行動を「ジェノサイド」と表現し、イスラエルの批判的な立場を取っています。また、イスラエルの生存権があるかという問いへの直接的な回答を繰り返し避けています。一方で、ミシガン州のユダヤ人有権者に対し、外交政策ですべてに同意できなくても、パレスチナの自決権のために戦い続けるとし、「真剣な対話を行っている」と伝えています。また、同氏はユダヤ人担当のリエゾンを雇用する手続きを進めていることが確認されています。

一方で、エルサエド氏を支持する左派ストリーマーのハサン・パイカー氏が、イスラエルやユダヤ系アメリカ人に関する物議を醸す発言をしたことについて、エルサエド氏は「私とキャンペーン報道官以外に、この陣営を代表して話す者はいない」と述べました。CBS News Detroitのインタビューに対し、今後パイカー氏とキャンペーン活動を行う意向はないとしています。
エルサエド氏は、民主党予備選でヘイリー・スティーブンス下院議員に僅差で勝利し、現在は共和党候補のマイク・ロジャーズ前下院議員と対峙しています。エルサエド氏は、2026年の中間選挙に向けて「党として団結し、共に築き上げる時だ」と述べています。