女子ゴルフ界で圧倒的な存在感を放つ山下美夢有選手が、カナダ・エドモントンにあるロイヤル・メイフェア・ゴルフ・クラブで開催されたCPKC女子オープンにおいて、驚異的なゴルフを展開しました。最終日に4アンダーの66をマークした25歳の山下選手は、18番ホールのパー4で約8フィートのバーディパットを沈め、通算23アンダー、257で週を締めくくって圧倒的な9打差の勝利を飾り、ツアー scoring record に並びました。
歴史的なスコアタイ記録と圧倒的な独走劇
山下選手が今大会で叩き出した通算23アンダー、合計257というスコアは、2018年にトルベリー・クリークでキム・セヨン選手が31アンダーでフィニッシュした際に記録した72ホールのツアー最少ストローク記録に並ぶものです。大会初日から首位を走り続けた山下選手は、最終日を6打差の単独首位で迎えると、6つのバーディと2つのボギーをまとめた締めくくりのラウンドでさらに後続を引き離しました。
大会の歴史においても、2019年に韓国のコ・ジンヨン選手が樹立した大会記録の262を大きく更新する快挙となりました。海外メディアのインタビューに対し、山下選手は自身の心理状態とプレーの基盤について次のように語っています。
山下美夢有選手はテレビ放送のインタビューにて、緊張しながらのラウンドだったが、ショットやゲーム、そして自身のスイングを信じていたと述べました。
初日に62、2日目に64という素晴らしいスコアをマークしてスタートしたことで、早い段階からフィールドとの間に十分なスペースを生み出すことに成功していました。2025年8月にAIG女子オープンで自身初メジャーかつ公式LPGAツアー初優勝を飾ってブレイクスルーを果たし、それ以前には日本女子ツアー(LPGA of Japan Tour)で13タイトルを積み重ねていた山下選手は、ここ13ヶ月でLPGA4勝目を挙げることとなりました。
日本勢の躍進と吉田優利の2位フィニッシュ
今大会のリーダーボード上位は日本勢の強さが際立つ結果となりました。山下選手に次ぐ14アンダーの2位に入ったのは日本の吉田優利選手です。最終日に69をマークした吉田選手は、1つのバーディと2つのボギーに加え、パー5の12番ホールで奪ったイーグルをハイライトとしました。

試合後、吉田選手は10月から11月にかけて中国、韓国、マレーシア、日本で開催される予定のスケジュールのアジア・スイングに向けて前向きな意欲を示しています。
吉田優利選手は現地インタビューにて、アジア・スイングに出場できることを願っており、そこでプレーできるのが嬉しいとともに、来週の試合にも非常にワクワクしていると語りました。
さらに、韓国のセイ・ヤング・キム選手が67を打って13アンダーの3位に入りました。
若手アマチュアと海外勢の健闘
カナダ国内で最も注目を集めたのは、開催国の期待を背負った17歳のアンナ・ファン選手です。最終日に65という素晴らしいスコアを叩き出し、通算12アンダーでジーナ・キム選手(71)や中国のRuoning Yin選手(68)と並び、4位タイに食い込みました。バンクーバー出身で、昨年9月以降レディスヨーロッパツアーで4勝を挙げ、今月初めにもPIFロンドン選手権を制しているファン選手は、LPGAイベントでの経験について次のように振り返っています。
アンナ・ファン選手は大会後のコメントにて、いかなるLPGAイベントであってもカットラインを通ることは常に特別なことであり、今週のカナダオープンでこれほど好プレーができたことは本当に素晴らしいと感じていると述べ、世界最高峰の選手たちを前に良いプレーができたことを非常に嬉しく思うとともに、今後もそれを継続したいと語りました。
また、同じくカナダ出身の16歳のアマチュア、アフロディーテ・デン選手も土曜日の63に続いて69をマークし、通算11アンダーでLaney Frye選手(68)、タイのアリヤ・ジュタヌガーン選手(68)と並び7位タイでフィニッシュするなど、次世代を担う若手選手の台頭が光る大会となりました。
山下美夢有が築く新たな黄金期
初日から首位を譲らず、最後は18番ホールのパー4での勝利のバーディパットで締めくくって歴史的な記録に並んで見せた山下選手。世界最高峰の舞台で圧倒的な強さを見せつけた山下選手は、2025年にツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーにも選出された実力を証明し、さらなる高みへ向けて歩みを進めていきます。
