Googleは、長期化していたPixelスマートフォンのアイドル時におけるバッテリー消耗問題について、公式のIssue Trackerで修正が完了したと発表した。この問題は、端末が使用されていない状態でもプロセッサーが稼働し続け、Deep Doze機能への移行が妨げられることで発生していた。
GoogleがPixelのバッテリー消耗問題に対する修正を発表
今回の修正は、9to5Googleが報じたように、7月のソフトウェアリリース(ビルド番号:CP2A.260705.006)に含まれており、対象機種にはPixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、Pixel 10aが含まれている。一方、Pixel 8aおよびPixel 9aについては、9月に提供予定の四半期プラットフォームリリース(QPR)で修正が適用される見込みであると、エンガジェットが伝えている。

問題の背景と影響を受けたデバイス
この不具合は、2026年3月のPixel Dropアップデート後に表面化した。最初の報告はPixel 9 Pro XLのユーザーから寄せられたもので、端末のGNSSサブシステムが低電力状態への移行に繰り返し失敗し、TensorプロセッサーがDeep Dozeに到達できない状態を引き起こしていたと、Android 権限が報じている。影響を受けたユーザーの中には、機内モードを有効にしてすべての無線機能をオフにしている状態でも、バッテリーが通常よりもはるかに速く消耗すると訴える声があった。

当初の報告は特定のモデルから始まったものの、Issue Trackerには数百件のコメントが寄せられ、問題はPixel 7シリーズやPixel 8シリーズなどの古い世代のデバイスにも広がっていることが確認されている。しかし、今回のGoogleの発表では、これらの古い機種に対する修正について言及されていない点が注目を集めている。
ユーザーの間で続く懸念と不満の声
Googleが問題を「修正済み(Fixed)」としてチケットをクローズした一方で、多くのユーザーや専門メディアの間では疑問の声が上がっている。7月のPixelアップデートの公式変更履歴には、アイドル時のバッテリー消耗に関する修正についての記載がないため、実際に何が変更されたのかを確認することが困難な状況であると、技術顧問は指摘している。
さらに、アップデートが適用された後も、Redditやサポートスレッドにおいては「バッテリーの消耗がこれまでと同様に激しい」とする報告が多数寄せられており、ユーザーからは不満の声が上がっていると、アンドロイド警察は報じている。対象外とされた旧世代のPixelユーザーも含め、今後のアップデート動向に注目が集まっている。