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HFPAがPenske Media Corporationを独占禁止法違反で提訴

ハリウッド外国人記者協会(HFPA)は、2023年のゴールデン・グローブ賞買収を巡り、ペンケ・メディア・コーポレーション(PMC)やジェイ・ペンケ氏らを相手取り、連邦地方裁判所に独占禁止法違反の訴訟を提起した。HFPA側は、PMCが「詐欺的な手法」で賞を支配下に置き、業界内での独占的な地位を築いたとして、少なくとも1億5000万ドルの損害賠償を求めている。 買収に至る「画策」とボイコット 訴状によると、HFPAはかつて80年以上にわたりゴールデン・グローブ賞を運営してきたが、2021年2月に報じられた多様性欠如に関する問題がきっかけとなり、業界内でのボイコットに直面した。HFPA側は、PMCが傘下の業界誌(『バラエティ』や『ハリウッド・リポーター』など)を利用してこのボイコットを扇動し、HFPAを弱体化させて買収を有利に進めたと主張している。 「独占」と「Pay-to-Play」への懸念 訴訟では、PMCが業界誌だけでなく、ゴールデン・グローブ賞を含む複数の主要な授賞式、さらには受賞予測サイト「Gold Derby Media」や統計データ会社「Luminate」を支配下に置いていることが問題視されている。 HFPA側は、PMCがこの巨大なメディア帝国を利用して、賞の候補者に対する「For Your Consideration(検討を求む)」広告市場を独占していると批判する。訴状は、PMCが自身のメディアで広告を購入することを事実上の「Pay-to-Play(対価を支払って参加する)」要件として課し、競争を阻害していると主張している。 HFPAの現状とPMC側の反論 HFPAは、買収後に解散する予定であったが、売却に伴う背任行為や利益相反の調査を行うため、昨年、解散プロセスを一時停止することを決定した。今回の訴訟について、原告側の弁護士ダニエル・A・サウンダース氏は、「被告らの責任を法廷で証明し、損害賠償を勝ち取る」と声明を発表した。 Photo: Hollywoodreporter 一方、PMCおよびゴールデン・グローブ賞の広報担当者は、これらの主張を全面的に否定した。同社は声明の中で、「かつてHFPAとして知られていた組織からの、業界が予想する通りの不条理で非合理的な主張が続いている」と非難。買収は3年以上前に必要な承認をすべて得て完了しており、「逆転の余地があるという主張は、改めて明確に誤りである」と一蹴した。また、今回の訴訟は、慈善団体であるゴールデン・グローブ財団からチケットを確保しようとする一部の元メンバーによる「不適切な資源の流用」であると強く反発している。 今後の展開 本件は、かつて権勢を誇ったHFPAが、買収先のPMCに対して法廷で直接対決する異例の事態となっている。訴状によると、かつてのHFPAメンバーは、買収時に生涯投票権とチケットの保持を約束されていたが、後にPMC側が「ペンケ・トラストの直接雇用者」にのみ投票権を限定するなど、約束を反故にしたと主張している。 Photo: Thewrap PMC側は、HFPAが過去に倫理的欠如や人種差別、タレントに対する不適切行為などで広く批判されてきた組織であることを改めて指摘し、今回の提訴を「不正な主張を押し通そうとする弁護士を雇い続ける、新たな低俗な行為」と厳しく批判している。 https://variety.com/2026/awards/news/hollywood-foreign-press-association-penske-lawsuit-1236822864/ https://www.thewrap.com/industry-news/awards/hfpa-penske-golden-globes-lawsuit-explained/ https://www.hollywoodreporter.com/business/business-news/penske-media-sued-hollywood-foreign-press-golden-globes-1236658413/ https://mynewsla.com/hollywood/2026/07/28/hollywood-foreign-press-association-sues-penske-over-control-of-golden-globes-3/

A view of the Golden Globe statue on stage before HFPA President Helen Hoehne announces the nominations for the 79th Annual

ハリウッド外国人記者協会(HFPA)は、2023年のゴールデン・グローブ賞買収を巡り、ペンケ・メディア・コーポレーション(PMC)やジェイ・ペンケ氏らを相手取り、連邦地方裁判所に独占禁止法違反の訴訟を提起した。HFPA側は、PMCが「詐欺的な手法」で賞を支配下に置き、業界内での独占的な地位を築いたとして、少なくとも1億5000万ドルの損害賠償を求めている。

買収に至る「画策」とボイコット

訴状によると、HFPAはかつて80年以上にわたりゴールデン・グローブ賞を運営してきたが、2021年2月に報じられた多様性欠如に関する問題がきっかけとなり、業界内でのボイコットに直面した。HFPA側は、PMCが傘下の業界誌(『バラエティ』や『ハリウッド・リポーター』など)を利用してこのボイコットを扇動し、HFPAを弱体化させて買収を有利に進めたと主張している。

「独占」と「Pay-to-Play」への懸念

訴訟では、PMCが業界誌だけでなく、ゴールデン・グローブ賞を含む複数の主要な授賞式、さらには受賞予測サイト「Gold Derby Media」や統計データ会社「Luminate」を支配下に置いていることが問題視されている。

HFPA側は、PMCがこの巨大なメディア帝国を利用して、賞の候補者に対する「For Your Consideration(検討を求む)」広告市場を独占していると批判する。訴状は、PMCが自身のメディアで広告を購入することを事実上の「Pay-to-Play(対価を支払って参加する)」要件として課し、競争を阻害していると主張している。

HFPAの現状とPMC側の反論

HFPAは、買収後に解散する予定であったが、売却に伴う背任行為や利益相反の調査を行うため、昨年、解散プロセスを一時停止することを決定した。今回の訴訟について、原告側の弁護士ダニエル・A・サウンダース氏は、「被告らの責任を法廷で証明し、損害賠償を勝ち取る」と声明を発表した。

A view of the Golden Globe Trophy on display
Photo: Hollywoodreporter

一方、PMCおよびゴールデン・グローブ賞の広報担当者は、これらの主張を全面的に否定した。同社は声明の中で、「かつてHFPAとして知られていた組織からの、業界が予想する通りの不条理で非合理的な主張が続いている」と非難。買収は3年以上前に必要な承認をすべて得て完了しており、「逆転の余地があるという主張は、改めて明確に誤りである」と一蹴した。また、今回の訴訟は、慈善団体であるゴールデン・グローブ財団からチケットを確保しようとする一部の元メンバーによる「不適切な資源の流用」であると強く反発している。

今後の展開

本件は、かつて権勢を誇ったHFPAが、買収先のPMCに対して法廷で直接対決する異例の事態となっている。訴状によると、かつてのHFPAメンバーは、買収時に生涯投票権とチケットの保持を約束されていたが、後にPMC側が「ペンケ・トラストの直接雇用者」にのみ投票権を限定するなど、約束を反故にしたと主張している。

Photo: Thewrap

PMC側は、HFPAが過去に倫理的欠如や人種差別、タレントに対する不適切行為などで広く批判されてきた組織であることを改めて指摘し、今回の提訴を「不正な主張を押し通そうとする弁護士を雇い続ける、新たな低俗な行為」と厳しく批判している。

https://variety.com/2026/awards/news/hollywood-foreign-press-association-penske-lawsuit-1236822864/ https://www.thewrap.com/industry-news/awards/hfpa-penske-golden-globes-lawsuit-explained/ https://www.hollywoodreporter.com/business/business-news/penske-media-sued-hollywood-foreign-press-golden-globes-1236658413/ https://mynewsla.com/hollywood/2026/07/28/hollywood-foreign-press-association-sues-penske-over-control-of-golden-globes-3/

執筆者について: nipponese

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