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ネタニヤフ首相がトランプ大統領と会談へ、イラン戦略を巡る方針の乖離が課題に

7月 27, 2026 / nipponese

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、火曜日にホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と会談する予定である。両首脳は、2月下旬に開始されたイランとの戦争において、イランの核開発計画の阻止や権威主義的な聖職者統治の転覆という共通目標を達成できなかったなかで、戦略的な方向性の乖離という課題に直面している。

イラン戦略を巡る視点の相違

ネタニヤフ首相は、今回の訪問を前に出した声明で、トランプ大統領との会談においてイラン問題が「最優先」の議題になると述べた。ネタニヤフ首相は、イランとの戦争を「存在脅威」に対処するために不可欠なものと位置づけており、全面的な戦争への回帰を求める見通しだ。一方で、トランプ大統領は関心をホルムズ海峡へと移しており、両者の視点は分かれている。

緊迫する米イスラエル関係と背景

今回の会談は、ネタニヤフ首相が数ヶ月にわたりホワイトハウスへの招待を求めていたなかで実現した。Politicoによると、会談の調整は直近の数日間で完了した。ネタニヤフ首相はイランとの戦争開始以来、ホワイトハウスを訪問していなかった。

ネタニヤフ首相、グラハム氏の葬儀出席後にワシントンでトランプ元大統領と会談へ

同盟関係は維持しているものの、トランプ政権のいくつかの決定がイスラエル側を不安にさせている。具体的には以下の点が挙げられる:

  • トルコへのF-35戦闘機の売却への合意
  • 特定の監視メカニズムを欠いたサウジアラビアとの民用核エネルギー協定の締結

特にサウジアラビアとの核合意については、中東唯一の核保有国であるイスラエルが長年反対してきた方針と衝突している。ホワイト Houseによれば、この合意はサウジアラビアがアブラハム合意に署名することを条件に、米国企業がリヤドの民用核計画を支援することを認めるものである。

両首脳が抱える国内政治の圧力

両首脳はともに、数ヶ月後に控える選挙という政治的課題を抱えている。トランプ大統領は11月の中間選挙を控えており、イスラエルに引きずり込まれたと見なされる不人気な戦争への対応に苦慮している。実際、トランプ氏による13夜連続のイラン爆撃は、インフラ施設を破壊し数十人を殺害したが、同時に4人の米兵の死を招いた。これに対し、元共和党議員のマージョリー・テイラー・グリーン氏は、この戦争を「無意味な戦争」と批判している。

一方のネタニヤフ首相は、国内の世論調査で支持率を落としており、首相として最適だと考えるイスラエル人は33%に留まっている。分析によれば、ネタニヤフ首相はトランプ大統領との緊密な協力関係を改めて示すことで、国内向けの支持回復を狙っているとされる。

その他の日程と外交状況

ネタニヤフ首相は今回の訪米期間中、かつての親友でありイスラエルの強力な支持者であった故リンゼイ・グラハム上院議員の葬儀に参列する。また、ニューヨーク市のゾラン・マムダニ市長が逮捕を求めているにもかかわらず、国連を訪問することを認めている。なお、2024年に国際刑事裁判所(ICC)がネタニヤフ首相に対し、ガザでの戦争における戦争犯罪などの容疑で逮捕状を出しているが、米国はローマ規定の締約国ではないため、この逮捕状を認めていない。

Photo: Bluevirginia

火曜日のホワイトハウスでは、トランプ大統領がネタニヤフ首相とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を個別に迎える予定である。