健康

ノースウェル・ヘルス 大麻関連研究拡大

7月 13, 2026 / nipponese
ノースウェル・ヘルス:連邦規制下での臨床研究施設

ノースウェル・ヘルス:連邦規制下での臨床研究施設

ニューヨーク州グレンオークスのクイーンズ・ナッソー郡境に位置するノースウェル・ヘルスは、フェインスタイン医学研究所の一部として、「ヒューマン・ニューロサイコファーマコロジー・ラボ」を開設します。この施設は、大麻やサイケデリック薬、およびアルコールが人体に及ぼす潜在的なプラス面とマイナス面を研究する目的で設立されます。ホフストラ大学の教授であり臨床心理士のニール・ヴァダン氏は、連邦政府からの承認が得られれば、数か月以内に大麻を使用した臨床研究を開始する予定です。このラボは、大麻を現場で合法的に提供できる全米でも数少ない施設の一つとなる見込みです。施設内には、大麻の煙のための特殊換気システムや、サイケデリック研究用のリクライニングチェアを備えた部屋、一方通行のミラーを備えたバーなどが設置されています。専門家によれば、大麻やサイケデリック薬の使用に関する厳格な連邦規制が研究の障壁となってきましたが、このラボでは、アンケート調査などでは得られない詳細な情報を収集するため、被験者が薬物を摂取した後の行動を直接観察する予定です。

ノースウェル・ヘルス:連邦規制下での臨床研究施設
Photo: Stanford

脳の健康に関する新たな学術的知見

一方で、CUアンシュッツ医学キャンパスの研究者らによる新たな研究は、中高年における大麻使用と脳の健康との間に驚くべき関連性があることを示唆しています。英バイオバンク(UK Biobank)に登録された40歳から77歳の26,000人以上の参加者を対象とした大規模調査において、生涯を通じた大麻の使用は、記憶と学習に不可欠な海馬など、特定の脳領域の容積維持や、認知機能の向上と関連していることが明らかになりました。研究チームは、この結果が加齢に伴う神経保護効果の可能性を示唆していると指摘しています。特に、記憶や認知機能に関与するCB1受容体が高密度に存在する領域において、大麻使用者の脳容積が大きく維持されていることが確認されました。ただし、この関係は複雑であり、学習、記憶、処理速度、注意、実行機能のテストにおいて最も一貫した利益が確認されたのは「中程度」の使用グループでした。一方で、脳の辺縁系の一部である後帯状回においては、使用者の方が容積が小さいという結果も出ており、薬物の影響にはニュアンスがあることが示されています。

脳の健康に関する新たな学術的知見
Photo: Newsday

大麻とアルコール:公衆衛生上のリスクと科学的視点

これらの研究は、健康状態に関する複雑な変数を含んでおり、科学的な結論を導き出すには慎重な判断が必要です。大麻やその他の物質の使用を検討する際は、医学的アドバイスとしてではなく、必ず資格を持つ医療専門家に相談してください。

大麻とアルコール:公衆衛生上のリスクと科学的視点
Photo: Anchorage Daily News

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