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2026-04-02 01:40:00
4月1日、さまざまな会社が入社式を開催し、2026年度の新入社員がこれから始まる新しい生活や仕事に期待を膨らませた。
入社式は会場に新入社員を一堂に集める独特なイベントだ。特に日本の大企業においては、黒いスーツと白いシャツを着た大勢の新入社員の前で、会社の代表者が訓示をするといった風景がよく見られる。
その様子は外資企業も同じなのか? 今回初めて入社式を報道陣に公開したEC大手・アマゾン日本法人のイベントを取材した。
訓示なくアマゾン新入社員がVPに質問

アマゾンの入社式は「Day One Ceremony」という名前だ。アマゾンにある「Day One(毎日がはじまりの日)」という社員の共通理念のようなものと、出社1日目(Day 1)をかけたイベント名だ。
名前からして各国で行われていそうだが、入社式の開催はグローバルでは例がなく、アマゾンのジャパンオペレーション人事統括本部長である宇佐見英司氏によると「日本の習慣にあわせて独自に行われているもの」だという。
会場は都内のアマゾン・ジャパンのオフィス拠点。会場は2カ所に分かれていたが、2026年度の新入社員300名強が一同に集まった。

参加した新入社員はいずれもやや緊張した面持ちだった。
ただ、「普段業務をしている通りの服装」という規定のためか、スーツ着用の人は少ない。カーディガンなどのリラックスできる格好の他、革ジャンなどの個性的な風貌の人もいた。
アマゾンは配送拠点を除くオフィスでの服装規定について「個人のプロフェッショナルとしての意識と適切な判断力を重視しつつ、カジュアルで柔軟な服装規定を設けている」(宇佐見氏)としており、普段同社を取材する機会のある筆者としても集まった人数は格段に多かったものの、見慣れた光景という印象だった。

集まった社員の前では社長訓示ではなく、AWS、プライム、オペレーション(物流・配送)といった各事業部の代表者や先輩社員のトークセッションが展開された。トークの内容は新入社員から事前に募った質問に登壇者が答える形式。いずれも新入社員が抱くこれから始まるキャリアについての質問が多かった。
特に印象深かったのは「今後を見据えているキーテーマや取り組みは?」という質問に対する、アマゾンウェブサービスジャパンの白幡晶彦社長の回答だ。
白幡氏はAIでさまざまなものが変わる世の中を「こんなにチャンスな時代はない」と述べた。
「今までの先人たち、先輩たちが何年もかけて築き上げてきた技術や知識、知見、経験が、AIによって一気にキャッチアップされている。そういうテクノロジーを手に入れてしまっている。だからこそ、みなさんにはむしろ変わらないものに注目してほしい」(白幡氏)
ここでいうAIで変わらないものとは「信頼と信用」だと白幡氏は説明した。ECを手がけるアマゾンでも、企業を相手にクラウドプラットフォームを展開するAWSでも対峙するのは人間の「顧客」であり、共に取り組むのは先輩や同僚といった人間の「チーム」だからだ。
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