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2026-03-03 21:40:00
AI(人工知能)の脅威は、新入社員たちに最も重くのしかかっている。コンサルティング業界を目指す者にとって、スライド資料の作成やデータ分析など、若手社員が担ってきた分野では、AIエージェントが強力な競争相手のように見えるだろう。
しかしEY(アーンスト・アンド・ヤング)のコンサルティング部門トップ2人は、AI時代においても若手社員はプロフェッショナルサービス企業にとって貴重な人的資産だと語る。
経験不足こそがEYの最年少プロフェッショナルの価値だと、EYのグローバルコンサルティングAIリーダー、ダン・ディアシオ(Dan Diasio)氏はBusiness Insiderに語った。
彼らは「仕事の進め方」に関する固定観念を持たずに入社する。いわば真っ白な紙のような状態だ。そのため、現状に挑戦し、根本からプロセスを再考できるという。
EYの若手コンサルタントへの彼の助言は、この特性を活用せよというものだ。つまり、大胆に振る舞い、仕事の進め方に疑問を投げかけ、テクノロジーの活用に積極的に取り組むことだ。
「むしろ新卒者こそ、組織を変える大きな機会を手にしています」と、EYのグローバルコンサルティング責任者、エロール・ガードナー(Errol Gardner)氏はBusiness Insiderに語った。若手コンサルタントはAI時代に必要なデジタルネイティブなスキルと創造性を兼ね備えていると彼は述べた。

コンサルティング会社は業界全体でワークフローに生成AIを組み込む競争を繰り広げている。同時にクライアントにはこのテクノロジーの導入の助言を行っている。この変化は採用戦略の見直しを促し、エンジニアリング人材へ新たな焦点が当てる動きに繋がっている。
また、長年、ジュニアスタッフに調査や資料作成を依存してきた従来のコンサルティング・ピラミッドモデルにも疑問が投げかけられている。AIエージェントがこうした「組み立て」作業の多くを数秒で完了できるなら、エントリーレベル職はどうなるのだろうか。
ビッグ4の一角であるPwC(プライスウォーターハウスクーパース)は、Business Insiderが2025年8月に入手した内部資料によると、アメリカでの新卒採用目標を削減した。その理由の一つは「AIの影響」だ。
ガードナー氏は、EYでは新卒採用には「実質的な変化はありません」と述べた。同社はコンサルティング事業の成長を支えるため、引き続き採用を継続しているという。
EYの最新の年次報告書によれば、同社はAIファーストのプラットフォームと製品開発に年間10億ドル(約1550億円、1ドル=155円換算)以上を投資しており、2025会計年度のAI関連収益は30%増加した。
知識労働者は不当な批判を受けている
EYのコンサルティング事業全体でAIを担当するディアシオ氏は、現在のAIに関する論議の中で、若年層に限らず知識労働者全般が不当な評価を受けていると述べた。
彼らがAIに取って代わられるという見方があるが、文脈や知識、専門性を欠いたAIは「統計的な均質性」への道を辿らせ、彼の表現を借りれば「磨きのかかった粗悪品」を生み出すだけだとディアシオ氏は指摘した。彼は、コンサルタントの役割は進化の初期段階にあると述べている。
我々の社員は、より創造的な存在に移行するでしょう。新たなビジネスモデルの創造者、クライアントのための新たな機会の創造者、そしておそらくは新製品の創造者となるのです。
「限界を押し上げるのは、人間とその創造性なのです」と彼は付け加えた。

コンサルタントが使うツールは急速に進化しているが、ガードナー氏によれば、彼らの仕事の中核となる目的は変わらない。クライアントに価値を提供し、クライアントのチームを育成し、協働して変革を実行し、学びと成長を追求することだ。
これは2030年になっても、いや、2040年になっても変わらないと彼は強調した。
変革の実行や技術の導入には、人間が人間から購入している限り、困難が伴い続けます。
変化するのは仕事の進め方だ。コンサルタントは、ガーナーが「組み立て作業」と呼ぶプレゼン資料の作成、提案書の起草、情報の統合といった業務に費やす時間を減らし、インサイトの解釈と成果の形成により多くの時間を費やすようになるだろう。
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