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日銀、12月会合で利上げ検討へ=上田総裁

2025年12月1日(毎日新聞) 2025年12月1日、名古屋で地元経済界のリーダーらとの会合で挨拶する上田和夫日銀総裁(共同通信) 名古屋(共同) - 日銀の上田和夫総裁は月曜日、日銀は今月末の次回政策決定会合で政策金利引き上げの是非を検討すると述べ、「遅すぎても早すぎても」金融緩和の度合いを調整する必要性に触れた。 上田氏は名古屋での地元経済界のリーダーらとの会合で、来年初めの労使賃金交渉で良好な結果が得られるとの期待を引き合いに出し、米国の関税とその経済への影響を巡る不確実性を引き合いに出し、再利上げの条件が整いつつあることを示唆した。 上田氏は、堅調な賃金の伸びがインフレ率2%での安定という日銀の目標を達成するための重要な要素であると見ており、日銀は12月18─19日の政策決定会合に先立ち、賃上げに関する「企業のスタンスに関する情報を積極的に収集している」と述べた。 上田氏は、日銀は「政策金利引き上げの是非を検討し、適切に判断する」と述べ、インフレの基本シナリオが実現する可能性は「徐々に高まっている」と付け加えた。 ディーラーらによると、同氏の発言を受けて、市場参加者が同氏の発言を次回会合での利上げの可能性を示唆すると受け止めたため、円は対ドルで1ドル=156円台前半から155円台半ばまで上昇した。日本の長期国債利回りも上昇した。 金融市場はおそらく現在の0.5%から0.75%への利上げを予想しており、最近では日銀理事数名がさらなる利上げが検討の対象であることを示唆している。 今度の政策会合は、円安の影響もあり、日本でインフレ圧力が続く中で開催される。円安は資源に乏しい日本にとって輸入コストを上昇させる。 総裁は、為替の変動が物価に影響を与える可能性はこれまで以上に高まっていると述べ、こうした「物価動向」がインフレ期待の変化を通じて「基調的なインフレ」に影響を与える可能性にも注意が必要だと付け加えた。 市場参加者の中には、金融緩和を掲げる高市早苗首相の政権下で日銀の利上げは困難になったとの見方もある。 ただ、上田氏は、緩和的な金融環境の下での基準金利の引き上げは、安定的な経済成長と物価情勢の実現に向けた「アクセルを緩める」ことであり、「ブレーキをかけることではない」と述べた。 また、物価安定の目標を円滑に達成し、日本経済を長期的な成長軌道に導くためには借入コストの引き上げが必要であり、それが「最終的には政府と銀行がこれまで取り組んできた努力の成功につながる」と述べた。 中銀は10月の政策会合で政策金利を6年連続で0.5%程度に据え置いたが、高田肇氏と田村直樹氏のタカ派委員2人は過去2回の政策会合で0.75%程度への利上げを提案した。 #日銀12月会合で利上げ検討へ上田総裁

日銀、12月会合で利上げ検討へ=上田総裁

2025年12月1日(毎日新聞)

2025年12月1日、名古屋で地元経済界のリーダーらとの会合で挨拶する上田和夫日銀総裁(共同通信)

名古屋(共同) – 日銀の上田和夫総裁は月曜日、日銀は今月末の次回政策決定会合で政策金利引き上げの是非を検討すると述べ、「遅すぎても早すぎても」金融緩和の度合いを調整する必要性に触れた。

上田氏は名古屋での地元経済界のリーダーらとの会合で、来年初めの労使賃金交渉で良好な結果が得られるとの期待を引き合いに出し、米国の関税とその経済への影響を巡る不確実性を引き合いに出し、再利上げの条件が整いつつあることを示唆した。

上田氏は、堅調な賃金の伸びがインフレ率2%での安定という日銀の目標を達成するための重要な要素であると見ており、日銀は12月18─19日の政策決定会合に先立ち、賃上げに関する「企業のスタンスに関する情報を積極的に収集している」と述べた。

上田氏は、日銀は「政策金利引き上げの是非を検討し、適切に判断する」と述べ、インフレの基本シナリオが実現する可能性は「徐々に高まっている」と付け加えた。

ディーラーらによると、同氏の発言を受けて、市場参加者が同氏の発言を次回会合での利上げの可能性を示唆すると受け止めたため、円は対ドルで1ドル=156円台前半から155円台半ばまで上昇した。日本の長期国債利回りも上昇した。

金融市場はおそらく現在の0.5%から0.75%への利上げを予想しており、最近では日銀理事数名がさらなる利上げが検討の対象であることを示唆している。

今度の政策会合は、円安の影響もあり、日本でインフレ圧力が続く中で開催される。円安は資源に乏しい日本にとって輸入コストを上昇させる。

総裁は、為替の変動が物価に影響を与える可能性はこれまで以上に高まっていると述べ、こうした「物価動向」がインフレ期待の変化を通じて「基調的なインフレ」に影響を与える可能性にも注意が必要だと付け加えた。

市場参加者の中には、金融緩和を掲げる高市早苗首相の政権下で日銀の利上げは困難になったとの見方もある。

ただ、上田氏は、緩和的な金融環境の下での基準金利の引き上げは、安定的な経済成長と物価情勢の実現に向けた「アクセルを緩める」ことであり、「ブレーキをかけることではない」と述べた。

また、物価安定の目標を円滑に達成し、日本経済を長期的な成長軌道に導くためには借入コストの引き上げが必要であり、それが「最終的には政府と銀行がこれまで取り組んできた努力の成功につながる」と述べた。

中銀は10月の政策会合で政策金利を6年連続で0.5%程度に据え置いたが、高田肇氏と田村直樹氏のタカ派委員2人は過去2回の政策会合で0.75%程度への利上げを提案した。

#日銀12月会合で利上げ検討へ上田総裁

執筆者について: nipponese

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