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2025-11-29 08:30:00
- ポルトガルのアレンテージョ地方の空き地に、ある夫婦がタイニーハウス(狭小住宅)を建てた。
- ペペ・ロメロ氏とエウヘニア・ディアス氏は、6カ月をかけ、家をすべて手作業で建設したという。
- 現在彼らは、自分の小屋を建てる方法を教えるガイドブックを 399 ユーロ(約7万1000円)で販売している。
ペペ・ロメロ氏とエウへニア・ディアス氏(ともに取材時は35歳)は、劇的なライフスタイルの変化の経験者である。

夫婦は大学卒業後の2012年にスペインからロサンゼルスに移住したと、ロメロ氏はBusiness Insiderに語った。ディアス氏は医学の経歴を持っていたが、2014年に転身してハンドバッグブランドを立ち上げた。ブランドが成長するにつれ、ロメロ氏は建築事務所の仕事を辞め、経営を手伝うようになった。
5年後の2019年、夫婦はライフスタイルを変えたいと考え、事業を閉鎖することを決めた。
「キャンピングカーを作り、数カ月間ヨーロッパを旅していた時に、自分たちの家を建てるというアイデアが頭に浮かんだ」とロメロ氏は語った

ロメロ氏は、家を建てる決断の一因として、キャンピングカーを改造した経験があると語った。
「中古の空の貨物バンを購入した際、キャンピングカーに改造するための見積もりはどれも非常に高額で、支払えるものではなかった。仕方なく自分たちで改造することになり、その経験から、努力して勉強すれば何でもできると気づいた」と、ロメロ氏は語る。
バンの改造を終え、彼らは自らの手で作業することの楽しさに気づいた。そして、その精神を「小さな小屋の建設」という新たなプロジェクトに活かすことにした

「家を建てるにあたり、誰かに依頼することは望まなかった。自分たちで行う喜びをすでに味わっていたからだ」と、ロメロ氏は述べた。
こうして夫婦は、ポルトガル・アレンテージョ地方の田舎に小さな小屋を建てることにした。小屋は人口約30人の小さな町にひっそりと佇んでおり、住民のほとんどは生涯をこの場所で過ごしてきた高齢者であると、彼は付け加えた。小屋は、隣人の土地に続く未舗装の私道の脇に建っている。
「私は建築設計に長年携わり、エウヘニアの職業はデザイナーだが、二人ともバンを改造するまで、実際に何かを作ったことはなかった」と、彼は語った。
夫婦は当初、自分たちでリノベーションできる老朽化した家を探していた

「既存の建物を改修する方が簡単で実現しやすいように思えたが、私たちが見つけた老朽化した家は、どれも求めていたものではなかった」と、ロメロ氏は語った。
彼らが見つけた建物の多くは違法で、手入れも不十分だったという。
「数カ月後、空き地を探して、自分たちの望むものを一から設計し、建てるのはどうかと、エウヘニアに提案した」と、ロメロ氏は語った。「数週間で土地を見つけ、契約書に署名し、キャンピングカーでそこに引っ越し、暮らし始めた」
ロメロ氏とディアス氏が購入した土地は約1.2エーカー(約4800平方メートル)だが、小屋が占める面積はごく一部だ

「私たちは自給自足をすることで生活費を下げたいと考えていた。そのためには自分たちで食べ物を育てる必要があったので、土地の広さはかなり重要だった」と、ロメロ氏は述べた。
また、広さがあることで隣人との距離が近くなりすぎず、彼らが望んでいたプライバシーが確保できたとも語った。
「この土地で暮らし始めて数年経ち、自分たちの食べ物を育てるのにそれほど広いスペースは必要ないと気づいた」と、彼は付け加えた。
土地の購入価格は明かされなかった。
外部からの手助けをほとんど受けず、夫婦は自力で設計図を描き、小屋全体を建設した

ロメロ氏は、最初の数日が最も大変だったと語った。
「この小屋の建設を始めたとき、『自分たちの手に負えないことをしてしまったのではないか』と自問したのを覚えている」と彼は述べた。
幸いにも、彼らはその土地の前の所有者と友人になり、彼らは親切に支援してくれた。
「最初の数日間、彼らがそばにいてくれたことは本当に助かった。あの数日間が最も複雑な時期だっただけに、本当に大きな後押しになった」と、ロメロ氏は語った。
夫婦は2020年12月に小さな小屋の建設を開始し、初めはバンで生活していた

天候自体が課題だった。
「その12月は、この地域の住民が記憶する限り最も雨が多かった。寒く、湿気が多く、ぬかるんでいた」とロメロ氏は述べた。
夫婦は、バンの屋根に設置された350ワットのソーラーパネルしか持っておらず、電力はほとんどなかった。
「冬の間は日照時間が短くなるため、ソーラーパネルだけでは1日の電力を賄うのに十分ではなかった。太陽が出てくるたびに、電動工具のバッテリーを充電する必要があった」と、彼は付け加えた。
ロメロ氏とディアス氏は、完成前の2021年1月に、小屋に住み始めた

バンは旅行には便利だったが、寒い時期に暮らすのには快適とは言えなかったと、ロメロ氏は言う。
「玄関ドアはまだ半分しか取り付けられておらず、窓もなかったと思うが、開口部をプラスチックとテープで塞いで、とにかくそこで暮らし始めた」と、彼は述べた。
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