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2025-11-21 03:45:00
電子書籍専用端末として、日本でも広く普及しているアマゾンのKindleシリーズ。従来は白黒表示のみだったが、7月発売の「Kindle カラーソフト」ではシリーズ初となるカラー対応の電子ペーパーが採用された。
スマートフォンにもKindleアプリがあるため、電子書籍の閲覧に専用機が必須というわけではない。それでも、目に優しいディスプレイや長時間持つバッテリーなど、スマートフォンとは異なる「読書に集中できる環境」を提供する点が、Kindleシリーズのような電子書籍専用機が支持されてきた理由だ。
Kindle Colorsoftはその強みを受け継ぎつつ、カラー対応によってコンテンツの魅力をさらに引き出せる端末だ。今回は実機を使用し、その実力を確かめた。
なお、Amazonでは「ブラックフライデー先行セール」を11月23日まで開催している。「ブラックフライデー」のセールは11月24日から12月1日まで。期間中は、合計1万円(税込)以上の買い物でポイント還元率がアップする(要エントリー)。
Kindle カラーソフト
- メーカー:アマゾン
- 記事執筆時点でのAmazonでの販売価格:2万9980円(税込)
- 発売時期:2025年7月
片手持ちでも長時間読書を楽しめるようなサイズ感

Kindle Colorsoftは7インチのカラーディスプレイを搭載。大型スマートフォンのようなサイズ感で、タブレットとして見ればかなりコンパクトだ。
本体サイズは176.7×127.6×7.8mm。ベゼル(画面縁の幅)は太めだが、そのぶん指が画面にかからず、読書中はむしろ扱いやすい。
背面はサラッとした質感で、やや指紋がつきやすい点は気になったが、ゆるやかなカーブのおかげで持ちやすい。215g(公称値)という数字以上に軽く感じられ、片手持ちでも長時間の読書に耐えられる。

電源ボタンは本体下部に配置。スマートフォンに慣れているとやや戸惑うかもしれないが、端末の側面を持って読書をするスタイルなら、誤って電源ボタンに触れてしまう心配は少ない。
充電端子はUSB Type-Cで、約2.5時間でフル充電できる。
カラー表示ならではのハイライト機能も便利

漫画を中心にカラーコンテンツが増えている今、カラー表示へ対応した意味は大きい。白黒表示時に起こりがちだった「コンテンツの表紙が似て見える問題」もカラー化によって解消され、膨大なコンテンツからお目当てのものを見つけやすくなった。
解像度はカラーが150ppi、白黒が300ppiで、スマートフォンと比べると淡い色調になるのが特徴だ。
カラー表示を活用したハイライト機能(文中に蛍光ペン風の色線をつける機能)は、最大4色で書き分けられる。小説では単語を長押しすると辞書が立ち上がるなど、読書を支える機能も便利だった。

画面はマットな質感で、スマートフォンやタブレットと比べて反射が少なく、目への負担が抑えられている。なお、明るさの自動調節機能は、上位モデルのシグニチャーエディションのみの対応となる。
色彩表現は標準とビビッドから選択できる。ビビッドに設定すると、わずかに色味がはっきりするようにも見えるが、違いはそれほど大きくなかった。
また、色温度の調整も可能だ。利用シーンに合わせて、ホワイト調から暖かみのあるアンバーまで調整できる。

操作感については、タップのレスポンスやページめくりなどの動作は、最新のスマホ・タブレットに比べるとワンテンポ遅れる印象がある。
ハイスペックなデバイスに慣れていると、もどかしさを感じる場面もあるかもしれないが、読書専用機として考えれば必要十分だと感じられた。
一度充電したら次の充電を忘れそうなバッテリーもち

Kindle Colorsoftを使っていて最も魅力的に感じたのがバッテリー性能だ。最大8週間持続するとされており、スマートフォンのように充電を気にする必要がほとんどない。
これだけのバッテリー持続時間なら、事前にコンテンツをWi-Fiダウンロードしておくことで、長時間のフライトでも充電を気にせず読書に没頭できる。なお、ワイヤレス充電には上位モデルのシグニチャーエディションのみが対応する。
ストレージは16GB。コンテンツにもよるが、数千冊の保存ができるとされている。本体はIPX8相当の防水性能を備え、浴室など水回りでも使えるのは魅力だ。
「スマホで十分」という人もいるかもしれないが、カラー化によって表現力が増したKindle Colorsoftは、1台あると読書体験が豊かになるデバイスだ。通知に邪魔されず、バッテリー残量も気にせず読書に集中できる環境は、電子書籍専用機ならではの強みと言えるだろう。
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