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2025-11-06 01:30:00
- 企業におけるAI導入は、大手テック企業の好調な業績にもかかわらず、減速の兆しを見せている。
- RBCのアナリストは、AIサービスに料金を支払う企業が最近減少していると指摘する。
- 要因としては、期待された生産性向上が実現していないこと、パイロット導入の疲労感、変革をもたらすアプリケーションの不足などが挙げられる。
従業員を減らしながら企業の成長を加速させる強力な新技術。これはAI(人工知能)が約束することのひとつであり、経営陣にとって魅力的なものだ。何が問題になるだろうか。
ここ数年、企業は生成AIの波に続々と乗り、消費者の利用を超えた膨大なニーズを生み出してきた。しかし今、この企業トレンドに減速の兆しが見え始めている。
RBCキャピタルマーケッツ(RBC Capital Markets)のアナリストは最近の投資家向けレポートで、ビッグテック企業がAI主導の堅調な業績を報告し続ける中で、企業におけるAI導入が一時停止する可能性を示唆した。
リシ・ジャルリア(Rishi Jaluria)が率いるRBCアナリストチームは、マイクロソフト(Microsoft)やアマゾン(Amazon)、メタ(Meta)、オラクル(Oracle)、グーグル(Google)などが指摘するAI需要の驚異的な強さは、主にモデルのトレーニングや開発への支出とAIネイティブ企業によるものであり、従来型の企業全体での急増ではないと記した。
彼らはランプ(Ramp)の2025年秋版ビジネス支出レポートの新しいデータをでAIサービスに費用を払うアメリカ企業の割合が8月の44.5%から9月には43.8%へわずかに低下したことを指摘した。
彼らが示したデータによると、この変化は控えめに見えるかもしれないが、2023年に企業がAIの導入を加速し始めてから、初めての測定可能な後退を示している。

RBCアナリストは、この減速の潜在的な3つの理由を示した。
- 生産性のパラドックス:多くの企業は、AIが約束する生産性向上をまだ理解していない。ワークフロー全体にわたる改善がなければ、効率性の向上は依然として孤立したものか、わずかなものにとどまるだろう。
- パイロット事業の疲労やプライバシーの懸念:一部の企業は過大な期待とデータプライバシーへの懸念のため、AIのパイロット事業を一時停止している。
- キラーアプリは限定的:コーディング、カスタマーサービス、マーケティングなどへの導入事例は価値を証明しているが、ヘルスケアやサプライチェーンなどの他の分野では、まだ変革的な成果は出ていない。
RBCは慎重ながらも楽観的な見方を維持している。この技術が成熟し、これまで「構想段階」にあったユースケースが実用的な導入事例となるにつれ、アナリストらは企業向けAI需要が再び飛躍的に増加すると予測している。また、それにはさらなる大規模なAIインフラ投資が必要となる可能性がある。
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