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2025-10-16 08:30:00
- ダン・スティーヴン・エリクソン氏は、おもに教師としてのキャリアを通じて65万ドルの退職資金を築いた。
- 不動産投資と雇用主マッチング拠出型の退職金制度を利用して貯蓄を増やした。
- 資産が増えたにもかかわらず、退職に不安を感じ、もっと早く投資を始めればよかったと思っている。
私は17歳で働き始め、レストラン、建設業、コンビニエンスストアなど、おもに出世の可能性のない仕事をしてきた。遅咲きの私は、1993年に30歳で大学に入学した。
コミュニケーション学の学士号と修士号を取得したのちカンザス州に移住し、地域の短期大学で常勤の講師になった。
その職場はKPERという州の退職金プログラムを提供していた。これにはマッチング拠出制度も含まれていた。それに加入して少額を拠出したことが、退職資金形成の旅の始まりとなった。
1年後、短大とカンザス州を去った
パートナーとのあいだの最初の子を亡くしたため、カンザス州にとどまるのがあまりにつらかったからだ。のちに、インディアナ州の大学で働くことになった。そこもマッチング拠出などの退職金制度を提供しており、私はそれに加入した。2002年から2004年までそこで働いた。
インディアナ州を離れ、ワシントン州の大学で職を得た。2005年には娘が生まれた。その大学では20年間働き、6月に退職したばかりだ。
2012年ごろ、ワシントン州で最初の物件を買い、不動産投資を始めた
その物件を2019年に売却し、およそ7万ドル(約1050万円)の利益を得た。かつての学生ローン、クレジットカードの借金、車のローンをすべて返済した。
2022年にはメイン州に引っ越し、リモートで教職を続けた。2021年にワシントン州で別の物件を購入し、2023年に売却したことで、かなりの利益を得た。
メイン州で3軒目の物件を買った。テネシー州に引っ越すことが決まるまで、2年をそこで過ごした。メイン州ではフルタイムの教職が見つからなかったので、より見込みのあるテネシー州に移り住んだのだ。
テネシー州では家賃暮らしだが、メイン州のコンドミニアムを家族に貸しているので、住宅ローンは滞りなく支払えている。
意図的に投資をしたことは一度もなく、すべて福利厚生の一環だった
5年ほど前、私は収入の7%を退職資金に拠出し始め、雇用主がそれにマッチする額を出してくれた。収入は充分だったので、毎月200ドル(約3万円)を追加で投資に回した。着実に続けたため、ポートフォリオは成長した。
59歳のとき、退職金口座が50万ドル(約7500万円)に達した。また、2022年に母が亡くなったときには、7万ドルの遺産を相続した。これと退職金以外の貯金を合わせた10万ドル(約1500万円)が退職後の資金に加わる。不動産の持ち分も約10万ドルにのぼる。したがって、退職資金は約65万ドル(約9750万円)になる。
退職までの道のりで、私は数多くの仕事を経験してきた。郵便局で働いたこともあるが、仕事量のわりに給料が安かったのでやめた。今はアウトドア用品店のカベラス(Cabela’s)でパートタイムの仕事をしながら、非常勤の講師としても働いている。
安心だと思えず、怖い
私は不安を感じている。元妻とは2006年に離婚した。独身になって、ひとりで老後資金を築いている。65万ドルは大金に聞こえるだろうが、決してそうではない。年間5万ドル(約750万円)で生活してきた私にとって、退職後の貯蓄は約12年しかもたないだろう。
健康上の問題がいくつかあるため、平均的な人よりも寿命が少し短くなるかもしれないが、71歳でまだ働いている自分は想像できない。お金が尽きてしまうのではないかと心配している。70代で社会保障制度に頼って、公営住宅に住むのはごめんだ。
今はテネシー州で別の仕事を見つけるために努力している。大好きになれる仕事が見つからない限り、あと4年ほど働き、65歳になったら退職するつもりだ。その段階になってから、社会保障を受けようと思う。
もしやり直せるなら、不動産をもっと早く買う
これまで、購入して売却した不動産からかなりの利益を得てきた。不動産のおかげで、50代半ばから後半ごろに経済状況が大きく改善した。
私はいら立ちを覚えている。なぜなら私は、お金になろうとなるまいと、執筆、音楽、作曲、写真撮影など、創造的なことをして人生を過ごしたいと願うクリエイティブな人間だからだ。
今は週に50時間から60時間、さまざまな仕事に縛られており、疲れ切っている。これまでのどの仕事も好きではなかった。目的のための手段でしかなかった。
もっと早く貯蓄を始めておけばよかったと思うし、それが若い人たちに贈る私からのアドバイスだ。
もちろん、将来性のない仕事は大変で、給料日から給料日まで何とかやりくりするのが精一杯だ。マッチング拠出制度のある職場で働くことになったら、少し余分に貯金をしたほうがいい。それが大きな差につながるのだから。
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