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2025-09-28 02:30:00
- ハンナ・ディクソン氏はバーチャルアシスタントおよびフリーランサーコーチとして働き、6桁の収入を得ている。
- 11年にわたりフリーランサーとして働いてきた彼女は、経済的な安定のためには副業が不可欠だと考えている。
- アメリカ合衆国では労働者の40%近くがフリーランサーとして活動しているという事実が、この変化を象徴している。
LinkedInの共同創業者であるリード・ホフマンはかつて、労働者がひとつの場所で9時から5時まで働くという伝統的な労働形態は2034年までに消滅し、複数の業界でさまざまな役割を担う人々で置き換えられると予言した。
このホフマンのコメントは最近になってX(旧Twitter)で再注目されるようになり、ハンナ・ディクソン氏をはじめとした多くのアメリカ人労働者の賛同を集めている。ディクソン氏はバーチャルアシスタント(VA)およびフリーランサーコーチとして6桁(数十万ドル:数千万円)の収入を得ていて、過去11年、自分のノートパソコンを武器に、フルタイムのフリーランサーとして活動してきた。
36歳のビジネスコーチとして、彼女は2014年から仕事のやり方の「避けようのない変化」に備えてきたと語る。基本的に、ディクソン氏は副業やポートフォリオ・キャリアを築くことで、誰もがスキルや人脈あるいは収入源を手に入れ、不確かな未来に備えることが可能だと確信している。
1. フリーランス活動と副業は必須になりつつある
過去10年、ディクソン氏はおよそ3万5000人に、フルタイムか副業かにかかわりなく、フリーランスビジネスで成功する方法を伝授してきた。
「私は人々を、フリーランス活動や副業はもはやオプションではなく、経済的な安定や自立に不可欠なものになりつつあるという現在の変化に備えさせている」とディクソン氏は語る。「労働者は誰もが、少なくとも副業を探して、来たる大きな変化に備えておくべきだ」
アップワーク(Upwork)の最新データによると、アメリカ合衆国の労働力全体のほぼ40%に相当する6400万人近くのアメリカ人がフリーランサーとして働いている。このような統計は、複数の収入源を確保することの重要性が一般に認知されつつある事実を改めて示している。
2. ギグワーカーは単独のプラットフォームに頼るべきではない
フリーランサーを志す人の多くが、アップワークやファイバー(Fiverr)のようなギグプラットフォームを利用するが、ディクソン氏はそれらに過度に依存しないことが大切だと述べる。
「伝統的な9時から5時の仕事に頼るべきではないのと同じで、副業やフリーランス活動でも、ひとつではなく、多様なプラットフォームを用いるよう、私は勧めている」
代わりに、彼女は仕事を分散させることを提案する。言い換えれば、収入源を複数に増やし、個人ブランドを築き、戦略的な関係をクライアントや協力者と直接結ぶということだ。このアプローチを通じて、ひとつのプラットフォームに依存することで生じるリスクや制限から自分を守ることができる。
ディクソン氏自身、フリーランサーとしての自らのキャリアでも、この戦略を実践してきた。複数のクライアントと長期的な契約を結び、収入の多様化と安定化を促した。また、コンサルティングも行ない、関連ソフトウェアと主要なアフィリエイト契約を結び、キャリアを通じて集めてきた専門知識を生かしてインフォメーション製品もつくり、さらには報酬をもらって講演も行なっている。
3. テクノロジー業界で働く人にはデジタル副業が最適
これまで、彼女のVAのクライアントの多くが、特にテクノロジー業界で、気まぐれな解雇の犠牲者になってきた。だが、ディクソン氏は、テクノロジー業界の労働者は、自らの特技を生かしてデジタル副業を行なえば、成功する確率が高いと指摘する。ウェブサイトの開発、アプリ開発、テクニカルサポート、プロダクト開発、ブログやYouTubeチャンネルの開設などだ。
フリーランサーとしてお金を稼ぐこともできる。ジップリクルーター(ZipRecruiter)のレポートによると、アメリカ合衆国のフリーランサーは平均しておよそ10万ドル(約1500万円、1ドル=150円換算:以下同)の年収を得ている。27万5000ドル(約4125万円)もの収入がある人もいる。副業をしている、あるいはするつもりの人々には朗報だろう。
4. フリーランサーには追い風のときもあれば、向かい風のときもある
ディクソン氏は、フリーランス活動の利点ばかり挙げるのは簡単だが、「決していつも順風満帆なわけではない」と指摘する。医療保険や有給休暇のような福利厚生の欠如、ひとりで働くことからくる孤独感などが、欠点リストの上位にくるだろう。
「一番の問題は、財務、税処理、医療、クライアントの獲得などといった活動を、以前の9時5時のころとはまったく異なる方法で、しかも自分の責任で処理しなければならないことが由来となる面倒だ」とディクソン氏は指摘する。
しかしながら、それらにも解決方法があると彼女は言う。たとえば彼女の場合、フリーランサーや起業家に適切な医療保険への加入を斡旋する専門家と提携している。また自分の生活は閉鎖的すぎると感じるフリーランサーには、ほかの人々との交流を広げるために、他業種とのイベントや体験会に参加することを勧めている。
5. フリーランサーとして収入を増やすには学習する必要がある
この労働環境における大規模な変化により、短期的にはさまざまな困難が生じるだろう。それらのいくつかは、すでに現れ始めている。ディクソン氏は、面接を受けるだけでも、映画『ハンガー・ゲーム(The Hunger Games)』のような感じがすると指摘する。
加えて、AIやオートメーションの台頭により、特にサービス業において、多くの伝統的な仕事がこれからの数年でなくなる可能性がある。
この意味でも、学べば学ぶほど収入も増えると信じて、リスキリングやアップスキリングを続け、業界の動向を知ることが大切だと、ディクソン氏は提案する。
6. 副業がなければ苦労が増えるかもしれない
結局のところ、ディクソン氏は誰もが副業をもつべきだと考えている。労働者の大半がフリーランサーになる時代が来れば、ポートフォリオ・キャリアを模索せず、自分のスキルを新しい分野で使うことを学ばなかった人にとっては壊滅的な結果が訪れる恐れがある。
「自分のためにちょっとした副業さえ始めてこなかった人は、これからの時代は苦労することになるだろう」と彼女は言った。
※本記事は、2024年10月16日に初出した記事の再掲です。
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