1758091656
2025-09-17 06:00:00
米国のデータセンター建設支出が6月時点で年換算400億ドル(5兆8800億円、1ドル147円換算)に達し、過去最高を記録したと、バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチが今月発表した新しいレポートで述べた。
同レポートは米商務省国勢調査局のデータを引用し、この支出水準は前年から28%増と指摘した。
ビッグテックが主導する大規模投資
支出増は、アマゾン、マイクロソフト、グーグル、メタがけん引しており、今後数年で1兆ドルを超える可能性がある大規模な計画が進んでいる。バンク・オブ・アメリカは、これらの企業は2025年〜2028年にかけてAIインフラに年間3850億ドルを支出すると推定している。
AI競争はテック大手による大規模な支出増を引き起こしており、減速する兆しは見られない。先月の四半期決算説明会で、アマゾン、マイクロソフト、グーグル、メタはいずれも、今年の設備投資は当初の予想を上回ると投資家に説明した。
これまで消極的だったアップル、オラクルも
これまでデータセンター支出が大幅に少なかったアップルでさえ、先月、今年最初の3四半期で95億ドルを支出し、前年同期比で50%増となったと述べている。
オラクルは、先日の第1四半期決算説明会で、年間350億ドルの設備投資計画を発表し、投資家を驚かせた。これは前年比65%増となる。アップル同様、オラクルもこれまではライバルに比べて設備投資額が少なかった。
オラクル株価も上昇
オラクルの支出拡大の要因のひとつは、前四半期で締結された3170億ドルのAI契約だ。サフラ・キャッツ(Safra Catz)CEOが決算説明会で投資家に伝えたこの契約は、同社株を大幅に上昇させた。9月10日には一時、共同創業者で会長兼CTOのラリー・エリソン(Larry Ellison)氏が世界一の富豪となった。
TD Cowanのアナリストは9月10日のレポートに、3170億ドルの契約の大部分は、オープンAIとの契約によるものだと記した。
オープンAIの「スターゲート構想」
7月、オープンAIはデータセンター構想「Stargate(スターゲート)」のために、4.5ギガワット(フーバーダム2基以上に相当する巨大な電力容量)の開発契約をオラクルと結んだと発表した。
スターゲートは今年1月、トランプ大統領が記者会見で発表したオラクル、オープンAI、ソフトバンクの合弁事業だ。記者会見に、エリソン氏、オープンAIのサム・アルトマンCEO、ソフトバンクの孫正義CEOとともに望んだトランプ大統領は、スターゲートは米国に5000億ドルの投資をもたらすと述べた。
1月の記者会見以来、スターゲートの進展についてのニュースはほとんど見られない。
オープンAIはスターゲートを「自社のデータセンター開発構想」と呼ぶようになり、ノルウェーおよびアラブ首長国連邦での展開も発表した。だが、その際はオラクルやソフトバンクへの言及はなかった。
7月、オラクルとオープンAIは、テキサス州アビリーンで開発中のデータセンターを「Stargate I」とすることを認めた。ソフトバンクはこの発表に含まれていなかった。
#米国のデータセンター建設支出過去最高の年換算6兆円弱にオラクル創業者を一時世界一の富豪に押し上げる要因に #Business #Insider #Japan