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2025-06-13 01:30:00
- 業績評価においてAIツールの活用が進んでおり、従業員が自らの業績を評価する手助けとなっている。
- これらのツールは、従来の人事評価に存在する偏見や主観性の問題を是正する助けとなるだろう。
- ただし、AIが個人的な情報を収集・分析する可能性があるため、人による監督は依然として不可欠だと研究者たちは指摘している。
通常、業務評価は多くの人にとって楽しみにするようなものではない。
我々が自分自身を評価することは難しく、1年分の仕事を振り返り、重要な成果を見つけ出す作業は途方もない労力のように感じられることがある。
女性は特に、自分自身を積極的にアピールしたり、自身の成果を強調したりすることが難しいと感じがちであるが、まさにこの点でAIが役立つ可能性がある。
AI(人工知能)はすでに人気を集めている。マイクロソフト(Microsoft)の2024年の「ワーク・トレンド・インデックス(Work Trend Index)」によると、建築家、エンジニア、科学者、弁護士などのグローバルに活躍する知識労働者の75%が、何らかの形でAIを使用しているという。
オラクル(Oracle)が2023年に、従業員の業績や成果を評価するプロセスにAIを活用し、従業員にその評価を尋ねたところ、89%の人がこの新しいこのシステムを自分たちが使うことに対して前向きに考えていたという。
「このことは、AIに対する需要がどれほど高いか、また人々がどれほどこのテクノロジーを信用しているかを示している」と、南フロリダ大学(University of South Florida)のムマ・カレッジ・オブ・ビジネス(Muma College of Business)で情報システムとマネジメントを教え、ヒューマンとAIのインタラクションや職場の福祉に関する研究に取り組む助教授、トリパーナ・デ・ヴリーデ(Triparna de Vreede)はBusiness Insiderに語った。
従来のやり方には欠点がある
デ・ヴリーデによると、業績評価は「通常、主観的な作業」であり、マネージャーと部下の間で「権力の駆け引き」が多く見られるものだという。
自分は仕事をうまくこなしていると考えていても、自分の業務が会社の戦略的な方向性や、どのように会社の利益に貢献しているかについては必ずしも認識しているわけではない。
デ・ヴリーデは、最近の出来事に偏って評価してしまい、それ以前の小さな成果や重要な仕事が業績評価において「どうしても見落とされてしまう」ことがあると述べている。
「もしあなたが素晴らしい成果を上げていても、今月に一度失敗した場合、その失敗がすべてを覆い隠してしまう」と、彼女は言う。
「こういったことは従来の業績評価の欠点だ」
AIを活用した業績評価は、自分の成果を的確に言語化し、企業の経営戦略や理念に沿った内容で表現してくれる。
AIが上司に対してより良く、偏りのないフィードバックを提供する手助けをし、それが「すべての従業員に対して公平な対応を生み出す」とデ・ヴリーデは言う。その結果、「あなたはあのマネージャーのお気に入りだから昇給したんだ」と他の従業員が感じることはなくなるだろう。
客観的な聞き手には心を開きやすい
デ・ヴリーデによると、AIを活用した業績評価を使うと人はより多く話す傾向があるという。それはAIが自分の成果を上司よりも公平に評価すると信用しているからだというのだ。
それは必ずしもマネージャーと従業員の関係が悪いからではない。最良のマネージャーであってもAIのように部下のメールや文書、プロジェクト管理ツールを分析することはできないからだ。
人間の語り手はしばしば信用できないことがある。ヴァージニア大学(University of Virginia)のビジネスとAI倫理の教授、ドロシー・ライドナー(Dorothy Leidner)は、ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)とのケーススタディに取り組んでいる際にこのことを発見したという。
その会社は、従業員がどのようなデジタルスキルを持っているかを把握したいと考えていたが、それ難しいことだと分かったという。
「人々は自分のスキルを正確に見積もるのが得意ではなく、過信している人もいれば、逆に自信がない人もいることが分かった」とライドナーはBusiness Insiderに話している。
「そこで彼らは多くの時間をかけて外部の業者と協力し、AIツールを作り上げた。このAIは従業員の業務履歴や人事データを使って、従業員が持つデジタルスキルを推測できるようにした」
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