1743920140
2025-04-06 06:00:00
- デューク大学のジェームズ・ホワイト助教授は、カロリー制限が寿命を延ばすのに役立つかどうかを研究している。
- 彼は自分の生活でも、安全で持続可能な方法でカロリー制限を実践している。
- ホワイトがカロリー制限をどのように行っているのか、また長く健康的に生活するためのその他の習慣についても教えてくれた。
安全な方法でカロリー摂取を制限することがどのように長寿と関係するかを研究している科学者が、長寿のために取り組んでいる自分の食生活、運動方法、ストレス解消法を教えてくれた。
「カロリー摂取量を制限すると、体に低レベルのストレスがかかり、それがDNAから老化の元になるものを取り除く特定の仕組みが働く」と、デューク大学(Duke University)医学部のジェームズ・ホワイト(James White)助教授はBusiness Insiderに語った。このことによって、細胞が加齢とともに衰えるのを防ぎ、効率的に働き続けるようになるという。
ある研究で、ホワイトと彼のチームは、他のマウスより30~40%少ないカロリーを摂取したマウスが40%長生きしたことを発見したという。これは人間で言うとさらに30年長生きすることに相当する。しかし人間はマウスと同じではないため、こうした研究は我々に直接当てはまる結果を示すものではなく、今後の研究の参考になる証拠に過ぎない。
ホワイトが関わった別の2年間の研究では肥満ではない220人の健康な参加者が、普段より1日あたり100から200カロリー少ない食事を摂取した。その結果、彼らの心血管代謝の健康が改善され、生物学的な加齢の進行速度も遅くなったという。この変化は白血球の割合や遺伝子の変化など、血液中のマーカーを使って測定された。
しかしながら、カロリー制限が長生きにつながることを証明する十分な証拠はまだない。
結論が出るまでの間、ホワイトは自分が食べるカロリーにこだわる代わりに、研究結果を生活に応用し、カロリーが低い傾向にある栄養価の高い食品を摂取している。また、彼は運動習慣を維持することにも努めている。「目的を持って食べている」と感じると、健康的な食事を選びやすくなるからだ。
ホワイトは長生きするための自らの他のライフスタイルについてもシェアしてくれた。
「健康的な」体重を維持するカロリー
ホワイトは、特に高齢者について筋肉量を維持することを優先すべきだと考えており、長寿につながる可能性がある利益を得るためにカロリーを大幅に減らす必要はないと考えている。彼自身は食べ過ぎを避けることで、最適な体組成を維持する「健康的な」体重を保つようにしているという。
「自分の体の安全なカロリー摂取量の基準を見つけなければならない。それは体重が増えない範囲での摂取量だ。その上で時々、数百カロリー減らすのは問題ない」と彼は言う。彼が引用した、医学誌「Lancet Diabetes & Endocrinology(ランセット 糖尿病と内分泌学)」に2019年に掲載された研究によると、21歳から50歳の健康的で肥満ではない参加者が平均して2年間にわたって11.9%のカロリー制限を行った結果、心血管代謝疾患を発症するリスクが低くなり、血圧やインスリン感受性が改善されたことがわかったという。
「しかし、何年もずっとカロリー制限を続ける必要はない。たとえば、週に数日だけ、ほんの少しのカロリー制限をしても、我々の研究では健康効果が見られる」
18歳未満の人や妊娠中、授乳中の人、または摂食障害歴がある人にはカロリー制限の食事は安全ではないと理解することが重要だと、登録栄養士のキャサリン・ゴメス(Katherine Gomez)は以前Business Insiderに話している。

有酸素運動と筋力トレーニング
ホワイトはまた少し運動量を増やすだけでも、「健康や長寿に大きな利益がある」と話している。
ホワイトは週に5~6回運動を行い、心肺機能向上のための有酸素運動と、筋肉を維持し、筋力や持久力を保つためのレジスタンス運動を両方行っている。彼はウェートトレーニングを行い、45分から1時間のウォーキング、ジョギング、サイクリングを行っているという。
「週に3回の運動が非常に効果的だと言っている文献がたくさんある」と彼は話す。2023年に「British Journal of Sports Medicine」に発表された、既往症のない3000万人以上の人々を対象にしたメタ分析では、1日わずか11分の運動でも、がんや心臓病などの慢性疾患による死亡リスクが減少することが示されている。
脂肪の少ないタンパク質と野菜を多めに
ホワイトは普段は、何を食べるかよりも、摂取するカロリーに重点を置いており、スマートフォンのカロリー計算アプリを使って管理しているという。彼は脂肪の少ないタンパク源、野菜、そして健康的な脂肪分を摂ることを優先している。
彼は特に加工された炭水化物を制限するようにしている。なぜなら、それらは過剰に食べてしまいやすいものだからだ。
#カロリーと寿命の関係を研究する科学者が実践する食事運動ストレス解消法 #Business #Insider #Japan