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2025-02-07 08:30:00
- 金利の低下と投資家の楽観的な見通しのおかげで、米国経済は堅調に推移している。
- しかし、株式市場が上向きであるにもかかわらず、利益を得る機会を逃す可能性もある。
- ファイナンシャルアドバイザーは資産を分散させ、現金を投資に回すことを勧めている。
金利が下がり、2025年に向けても投資家たちの意識が楽観的であり続けていることを受けて、米国経済は好調を維持している。
S&P 500は2年以上にわたり強気相場が続いていて、2024年にはほぼ30%の上昇を見せた。
しかし、市場が好調でも、それが必ずしも個人の利益につながるわけではない。以下の5つのサインがある人は、株式市場の好調にもかかわらず、儲けを取り逃がしている恐れがあると、ファイナンシャルアドバイザーたちが指摘している。
1.現金を保持している
市場が急成長しているにもかかわらず、大量の現金を保持することは、キャピタルゲインや複利を取り損ねている最大のサインだと言える。
従来の預金口座に、あるいは単純に自宅に現金を置いていると、そのお金はインフレの影響を受けて次第に購買力を失っていく。
「預金額は変わらなくても、インフレによって購買力が損なわれていく」とBusiness Insiderに語るのは、ベターメント(Betterment)で上級ファイナンシャルプランナーとして働くコービン・ブラックウェル氏だ。
銀行口座の金利もあまり役に立たない。「現金をもっていても、インフレ率を1%程度上回るのがやっとだろう」と、ファセット(Facet)の最高投資責任者であるトム・グラフ氏が指摘する。
グラフ氏は、生命防衛基金を現金で用意しておくことはとても重要だが、インフレに対抗するための長期貯蓄としては、資金が時間とともに価値を得る市場に投資すべきだという。
このことは、退職金貯蓄において特に重要になる。米国投資家の多くは、インフレ圧力と生活費の高騰により、余生のための貯蓄が早々に尽きてしまうのではないかと恐れているからだ。
2.同じ業界に属する株式を大量に保有している
投資ポートフォリオの大部分を同種企業の株式が占めていると、利益を得る機会が減り、リスクが増える恐れがある。適切な分散を怠ると、ポートフォリオのパフォーマンスが特定の市場分野に強く依存することになるので、変動の影響を受けやすくなる。
「保有する銘柄の数を増やすことは分散化ではない」とブラックウェル氏は言う。「ポートフォリオに新しい株式銘柄や債券を追加するたびに、より高いリターンを得るためにリスクを同レベルに保つか、同レベルのリターンを保ちながらリスクを減らすかのどちらかになる」
ブラックウェル氏は、ETFや端株などといった手軽かつ低コストの分散化手段が存在するため、投資家が適度な分散化を行うのに潤沢な資金は必要ないと説明する。
自分のリスク許容度や時間枠に合わせて、ポートフォリオを、株式、債券、あるいはほかの証券へ巧みに分散化することで、市場の機会を逃すことなくリターンを得ながら、潜在的な損失のリスクを下げることが可能だ。
さまざまな資産クラスに投資を振り分けることで、市場の特定分野が不調なときでも、好調な分野から利益が得られる。
「リスクの分散は市場の変動に対する保護となるだけではない。より重要なのは、分散により自分の望むリターンが確実に得られる点だ」とグラフ氏は言う。
3.リスクを恐れる
一般論として、若い投資家は先が長いのだから投資においてより大きなリスクを冒せる。年を重ね、残りの人生が短くなるにつれて、投資家のポートフォリオはほとんどの場合で、債券や国債のなどの低リスク投資を増やしていく。
保守的な投資戦略をあまりにも早く導入すると、長期成長の可能性を制限することになり、株式、不動産投資信託、インデックスファンドのような高利回り市場で利益を得る機会が減ってしまうだろう。
「投資に対して大きな利益を得るには、株式が最善の手段」とグラフ氏はBusiness Insiderに語った。「株式はこれまで、5年から10年の期間で7%から10%程度のリターンを生み出してきた。かなり不景気だった時期も含めてこの数字だ」
債券は株式よりも基本的にリスクが低いと考えられるが、その代わりに潜在的なリターンも低い。過去における債券の利回りは、5年から10年の期間で、だいたい1.5%から5%だった。
4.市場のタイミングを見極めようとする
市場に投資するタイミングを見極めようとするのは、時間のむだであるばかりでなく、長期的な資産成長にとって大きな障害にもなる。市場参入に「完璧な」時期が来るのを待つのも、短期利益を追いかけるのも、長期的な富の形成という意味ではポートフォリオの妨げになるのである。
「長期的な投資をするつもりなら、今の株価は高すぎると思えるときでも、すぐに市場に参加すべき」とブラックウェル氏は言う。「タイミングの憶測や予測がいつも正しいのなら、投資に関する正解はひとつしかなくなり、誰もが同じ方法で投資するはずなのだ」
5.雇用主によるマッチング拠出を最大限に活用していない
もし自分の401(k)において雇用主によるマッチング拠出を最大限に活用していないのなら、それは間違いなく損をしている状態だと言える。マッチング拠出は基本的にタダでもらえるお金だからだ。
401(k)やIRAなどといった退職金口座は強力な貯蓄手段であり、税制的にも極めて有利であると同時に、複利による成長を提供する。そうした口座に着実に拠出することは、長期的な資産形成にとって極めて重要だ。
しかし、バランスを失ってはならない。401(k)や同等のプランに拠出するために、日々の予算を圧迫したり借金の返済を後回しにしたりすべきではない。
「投資利益や複利などの助けがなければ、退職後には厳しい生活が強いられることになるだろう」とブラックウェル氏は語り、定期的な拠出の大切さを強調する。
また、快適な余生を過ごしたいなら、投資家は社会保障を頼りにするべきではないとも付け加えた。「62歳で退職するとして、100歳まで生きる可能性もあるのだから、その期間に見合った資産が必要になる」
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