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2025-01-21 00:00:00
メタのリアリティ・ラボ(Reality Labs)は、ヘッドセット「Orion」(2024年9月発表)のようなテクノロジーを作っている部門で、5年で600億ドル以上の損失を被った。
写真アライアンス/ゲッティイメージズ
- VRまたはARヘッドセットを購入したことがあるだろうか?
- もしあるなら、あなたは希少な消費者の一員だ。この市場は急成長するだろうと繰り返し予測されているにもかかわらず。
- メタだけでも、このテクノジーで5年で600億ドル失っている。ザッカーバーグは引き続き、金をかけると述べている。
マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)は、数百億ドルを費やし、それを追求している。 アップル(Apple)、マイクロソフト(Microsoft)、グーグル(Google)、ソニー(Sony)といったテック大手数社も数十億ドル以上を注ぎ込んでいる。何年にもわたって。
だが、これまでのところ、成功している企業はない。
もしかするといつの日か、コンピューターを頭部に付けていることが当たり前になるかもしれない。物珍しいうちに数回試して、そして忘れてしまうのではなく。しかし、まだそこまでには至っていない。
アップルのVision Proのような、超ハイエンドなデバイスでも、スナップ(Snap)のSpectacleの初期版のような、低価格のものでも関係ない。あるいは、ユーザーの周りをまったく新しい世界にしてしまう仮想現実(VR)デバイスでも、デジタル画像とともにその外の世界も見せてくれる拡張現実(AR)ヘッドセットでもいい。これらすべてのデバイスがまだ、売れているとは言えない。消費者需要は芽を出していないのだ。
だが、テック界の挑戦はまだ終わっていない。あるいは、テック界隈の人々にこの市場がいつか巨大化すると予測するのを思いとどまらせてもいない。
下のグラフを見ると分かる。アナリストで投資家のマシュー・ボール(Matthew Ball)がテレビゲーム業界の問題について発表した新たなレポートからの抜粋で、インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)によるヘッドセットの売り上げ予想と、実際の売り上げのギャップを追跡したものだ。

ARおよびVRデバイスの業界売り上げは、低迷が続いているにもかかわらず、予想の方は急成長が続いている。
マシュー・ボール/エピリオン
IDCはずっとVRおよびARヘッドセットに対し強気である一方、消費者の関心は大きく後れを取っていることが分かる。製品が何であれ、いくらであれ、こうしたデバイスの販売は年間1000万台かそれ以下に留まっているようだ。
だからと言って、ザッカーバーグ —— 過去5年、彼はこのテクノロジーで600億ドル(約9兆3100億円)以上を失っていると書類は示している —— がIDCの見積もりを理由にマーケットを追っているということではない。それが示すのは単に、業界は10年近くこうした物に熱狂してきた一方で、消費者の心を動かすことはできていないということだ。
IDCのモバイル・デバイス担当リサーチャー、ジテッシュ・ウブラニ(Jitesh Ubrani)に、同社の予想 —— あくまでも予想 —— と現実の間のこのギャップについて、話を聞いた。
ウブラニによると、同社はこの市場について、徐々に楽観的でなくなってきているという。それが、グラフ右側に反映されていることが分かる。
「こうした予想に対し、皆やや現実的になった」とウブラニは述べ、このテクノロジーの市場は過去数年「特に不安定」と指摘、マイクロソフトやグーグルといった大手のヘッドセットへの興味が落ち着いているためとした。
メタ(Meta)の広報はコメントを拒否した。
公式コメントの中でザッカーバーグは、VRとARのテクノロジーを追い続けていくこと、そして今後さらなる損失もあり得ることを、投資家らに伝えた。
ザッカーバーグにとって、その利害は極めて明確なもののようだ。人々に、新しいコンピューター・プラットフォームを使ってもらいたい。スマホの代わりに、あるいはスマホとともに。そして、グーグルやアップルを介することなく、そこでつながることができるようになりたい。両社はモバイル・プラットフォームでそれをしているからだ。もしすべてが実現するとすれば —— つまりザッカーバーグが実質的に次なるiPhoneを作り出すのであれば —— 研究開発に数百億ドルを費やすのも、悪いことではないと言えるだろう。
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