「新通常秩序に対応した日本の戦略」レポート
IRA法廃止時のハイブリッド需要が増えるよう
日大衆輸出中間財比重下げサプライチェーン多様化
「来年の円高で我が企業に備えて必要」
▲韓国貿易協会の「新通常秩序に対応した日本の戦略」報告書内の最近の国際情勢に対する日本企業の影響。 (資料提供=韓国貿易協会)
ドナルド・トランプ米大統領当選者の2期行政府の発足と中国リスクなど対外通商環境が悪化している中、韓国と産業構造が類似した日本の対応戦略に注目しなければならないという提言が出た。現在、日本は輸出構造において多様化を図るだけでなく、半導体補助金などを通じた自国産業競争力の強化にも集中している。
19日、韓国貿易協会が発表した「新通常秩序に対応した日本の戦略」報告書によると、昨年の日本の対米貿易黒字は621億ドル(ハンファ約90兆2313億ウォン)で、日本はトランプ執権以後、韓国と共にメキシコ、ベトナムなど集中的な牽制が予想される国に挙げられる。
日本は関税賦課が現実化する場合、対米輸出で35%以上を占める自動車産業の打撃が最も大きいと見込まれる。先にトランプ当選者は大統領選挙当時中国産に60%を、残りの国から輸入される商品には10~20%の普遍関税を賦課すると明らかにした。報告書によると、日本の自動車産業の米国現地生産の割合は昨年基準で12.5%で、韓国(17.1%)と比較してみると関税引き上げの影響が大きいと見られる。
ただし、レポートは インフレ削減法(IRA)廃止・縮小に関しては、日本の自動車産業に肯定的な影響を与える可能性があると見通した。日本が強みを持つハイブリッド車(HEV)需要の増加が期待でき、長期的に電気自動車の技術力向上のための時間を確保する機会になるからだ。
チョ・ユン韓国貿易協会首席研究院は「トランプ執権後、韓国の米国内の自動車生産の割合が日本より高く比較的有利であるが、日本はハイブリッドに強みがあり、電気自動車の競争力も改善中であり、(韓国企業が)IRA廃止に対するコントラストが必要だ」と話した。
中国發リスクへの輸出構造の変化・生産基地移転
▲韓国貿易協会の「新通常秩序に対応した日本の戦略」報告書内の日本企業の自国保護策。 (資料提供=韓国貿易協会)
現在、日本は中国によるリスク管理のために輸出構造の変化と生産基地の前に集中している。特に日本は中国の中間材自給率が急速に上昇すると中間材比重を下げ、半導体製造用機器、ウエハ製造用機器など資本材と消費財の輸出比重を増やしている。また、日本は安定した製造業サプライチェーン構築のため、中国からタイ、ベトナム、インドネシアなどアセアン諸国にも進出している。
日本は自国産業競争力の強化にも力を入れている。現在、日本は半導体補助金の拡大及びリショアリング支援を通じて生産設備が海外に全て移転される「産業共同化」を防止し、産業技術の流出にも最大10億円(ハンファ約93億6600万ウォン)の罰金を賦課するなど厳しく対応する方式をとっている。また、円安が続くにつれて 基準金利を引き上げ、原材料輸入の取り組みに苦労する中小企業を対象とした輸出支援も強化している。
報告書は来年、日本の金利引き上げと韓国の金利引き下げがかみ合い、ウォンに比べて円が強勢を見せると予想され、韓国企業の注意が必要だと提言した。特に円高は対日輸入単価の引き上げを誘発するだけに輸入依存度が高い素材・部品・装備企業に及ぼす否定的な影響が大きいかもしれないという指摘だ。
また、日本が今後も中国進出を減らすと見込まれるため、ASEANとインド市場で日韓間の競争が激化することに対する備えも必要だと見た。チョ首席研究院は「中国リスクを下げる過程で、アセアンとインドでの韓日競争を念頭に置いて政策支援を強化する必要がある」と強調した。
#武凡トランプ中国リスク対比する日本の戦略注目すべき