米大統領選挙が始まった5日、有権者は最大の激戦地の一つであるペンシルベニア州バトラータウンシップの投票所に向かっている。 AP通信
「政府が子供を産むかどうかを決定する権限を持つことに意味があるのでしょうか?」 (ジョアン・ハシシさん、20代女性)
「ジョー・バイデン政権とカマラ・ハリス政権は、何百万人もの不法犯罪者の国境越えを許可した。」 (ヘンリー・シンさん、20代男性)
米大統領選の本投票が始まった5日午前5時半(現地時間)から、ニューヨーク市近郊のニュージャージー州バーゲン郡の投票所クレスキル高齢者センターには長蛇の列ができた。多くの人が早朝に投票を終え、ニューヨークなどで仕事に出かけた。朝の忙しい時間だったので取材が難しかったと言って「ごめんなさい」も言わずに帰ってしまった人も何人かいた。
中東戦争、物価、中絶の権利などの問題
現地で会った有権者の中で、ドナルド・トランプ前大統領の支持者らは主に不法移民問題、経済活性化、物価安定などを支持理由として挙げた。ニュージャージー州在住のイタイ・グリーンバーグさんは、「マンハッタンに行かなければならなかったので、投票するために早めに家を出た。私はもともと民主党を支持していましたが、イスラエル戦争に対するバイデン政権の生ぬるい態度に失望し、トランプ氏に投票することにしました。」 。バージニア州オークトン高校に設置された投票所で会ったシンさん(23)は「ハリス氏は過激すぎる。キリスト教徒として彼の考えは私の価値観に反する」と語った。
一方、カマラ・ハリス副大統領への積極的な支持を表明した人たちは、女性の権利、中間層経済、民主主義の保護などを理由に挙げた。ニュージャージー州在住の20代女性ハシシさんは、「ハリス副大統領に投票したのは、彼女が中絶の権利に反対するという強い信念を与えてくれたからです」と語った。トランプ前大統領の厳しい言葉にうんざりしたと答えた有権者も複数いた。バージニア州在住のダニエル・ロスウェルさん(23)は「トランプ氏は不安定な人物だ」と述べ、「ハリス氏は国民のために働くだろうが、トランプ氏は自分のゲームに夢中になる人物だ」と批判した。
第一次トランプ政権に対する評価もまちまちだった。ロスウェル氏は「トランプ前大統領の任期中に世界の不安定性が高まった。その時代に戻るべきではないと思う」と述べた。逆に、トランプ氏を支持するというバージニア州の中年男性は「トランプ政権時代はインフレ率もここまで高くなく、世界はもっと平和だった」「バイデン政権になってすべてがさらに悪化した」と強調した。
州兵が警戒態勢に入る
この日、ニューハンプシャー州を皮切りに投票が本格的に始まり、全米が嵐前夜のような張り詰めた緊張感に包まれた。 4年前にはトランプ前大統領の支持者らが選挙結果に抗議して国会議事堂に乱入する事件が起きており、暴力行為が再発する可能性への危機感が高まっている。この日のAP通信によると、24州以上が要請があればワシントンDCに州兵を派遣する意向を表明した。国内暴力への懸念から一部の州が州兵のワシントンDCへの派遣を拒否した4年前とは雰囲気が異なる。選挙後は来年1月6日の上院・下院合同委員会による選挙結果の承認や1月20日の大統領就任式など主要イベントがワシントンDCで開催される。ワシントンDCはまだ正式に州兵の派遣を要請していないが、暴力行為が再発する可能性に備えて準備を進めていると言われている。
投票・開票施設の警備も大幅に強化された。 2020年大統領選挙後、トランプ前大統領の支持者らによる抗議活動が起きたネバダ州ラスベガスの投票所に金属製のフェンスが設置された。アリゾナ州では治安当局がドローンや狙撃兵を配備し、あらゆる緊急事態に備えている。
4年前にトランプ前大統領の支持者らによる暴力行為に見舞われたミシガン州は、開票センターへのアクセスを管理するために金属探知機を導入した。店舗によっては、建物の下層階の窓や外壁をベニヤ板で覆うなど、独自に暴力行為に備えた対策を講じているところもある。一方、テネシー州ナッシュビルでは、白人至上主義団体と関係のある男が送電網へのテロを企てた疑いで逮捕された。
選挙結果を前に国際社会も注目を集めた。北大西洋条約機構(NATO)のマーク・ルッテ事務総長は前日の記者会見で「誰が選挙に勝っても、我々はハリス氏と協力し、同盟の結束を維持するためにトランプ氏と協力する」と述べた。 」
ワシントン=イ・サンウン/ニューヨーク=パク・シニョン特派員 [email protected]
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