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アマゾン社員が漏らした「ゾンビ」データセンターの存在。電力不足が深刻化、完成しても稼働せず | Business Insider Japan

エネルギー需要の増加 最大規模のデータセンターを保有し、いまなおその拡大を加速させようというアマゾンのような巨大企業が前節で触れたような困難に直面するのは当然のことかもしれない。 サプライチェーンおよぶ物流に特化したコンサルティング会社、MWPVLインターナショナルのマーク・ウルフラート創業者兼社長は、Business Insiderの取材に対し、アマゾンが今後240カ所以上のデータセンターを展開する可能性があると指摘する。 同氏はその根拠として、アマゾンが合計7500平方フィート(試算値)、エンパイアステートビルに換算しておよそ27棟分にも及ぶ広大な(データセンター専用)ビルスペースの確保を進めている実態を挙げる。 アマゾンにコメントを求めたところ、顧客企業のエネルギー需要は「増加を続けて」おり、それに対応するため「データセンターを効率的に建設および運用する」方法を継続的に模索していると、広報担当からメール経由で返答が届いた。 「データセンター建設が極めて複雑な事業であることを最もよく熟知しているのは当社です。そうした困難を受け入れ、解決に取り組むことで、長い時間をかけて非常に高度なノウハウを獲得してきたのです。 顧客企業が必要とするクラウド(コンピューティングおよびデータストレージ)キャパシティを提供するデータセンターを、今後も継続的に迅速なペースで整備できると当社は確信しています」 電力供給に関する疑念 最も不足しているリソースはおそらく電力だろう。 ボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group)の予測によれば、生成AI関連の需要増により、米国内のデータセンターにおける電力消費量は2030年までに3倍増する。 また、バーンスタイン・リサーチ(Bernstein Research)によると、このまま特段の対応策を取らなければ、米国内のAIデータセンターにおける電力需要は2年以内に供給を上回る可能性があるという。 アマゾン社内でも電力不足は大きな懸案事項であり、内情に詳しい関係者によれば、近年は経営会議でも定番の議題になっているという。 5月の社内文書によれば、同社はすでにオレゴン、オハイオ、バージニア北部の3リージョンで電力供給上の問題に直面している。例えば、ポートランドに拠点を置くアマゾン提携先の公益事業者パシフィコープ(PacifiCorp)の予測では、2030年まで電力不足と発電量の制約が続くとされる。 アマゾンは複数の市場においてエネルギー供給が予測不能な状況に陥っており、データセンター建設が進んでいく早期段階において電力を維持するための「つなぎ」的供給確保の手段を失う可能性がある。 具体的には、上記の社内文書にこんな記述がある。 「商用電源に吹きつける逆風に伴い、送電における制約、契約済みもしくは利用可能な電源に関する想定外の変化、期待される増分の電力量と実際に供給される電力量のギャップ、公共事業者による電源開発プロジェクトの遅延によるつなぎ電力の潜在的な喪失などが引き起こすリスクが引き続き想定されます」 「ゾンビ」データセンターの存在 一部の市場には、いわゆる「ゾンビ」データセンターが存在する。 これは正式な用語ではなく、Business Insiderの取材に応じたアマゾンの複数の従業員たちが使った表現だ。社内的には「運用停止中」と表現されることもあるようだ。 アマゾンの広報担当によれば、フル稼働時に必要な電力が確保できない場合でもデータセンターの竣工自体を優先するケースが「ごく少数ながら」存在し、そうした状況は全て通常業務の流れの中に位置づけて管理しているという。 同社のクラウド部門、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のマット・ガーマン最高経営責任者(CEO)は近頃、AIデータセンターの拡張計画をめぐり、GPU(画像処理装置)や電力の十分な確保が課題であることに公の場で言及している。 同氏は8月に公開されたあるポッドキャスト番組のインタビューで、顧客企業の「気が遠くなるほど」の需要に対応するため「大きな投資」が必要で、「おそらく今後しばらくの間はタイトな状況が続く」と語った。 「光に集まる蚊のように」 アマゾンはより多くのエネルギーを確保しようと奔走している。 前出の社内文書によれば、同社は公益事業者との協力のもと、追加で確保可能な送電容量を見積もる調査を進めており、結果次第では割当(供給)電力量を拡大できる可能性がある。 また同じ社内文書には、休廃止電源の再稼働ないし再利用の検討についても記載がある。これはおそらく、老朽化して経済性もしくは持続性の観点から使われなくなった発電所を再開発する取り組みを指すものと思われる。 Business Insiderの取材に応じた関係者によると、アマゾンはサードパーティーがサーバーやネットワーク機器の設置スペースをレンタル提供する形のコロケーションデータセンターと提携するチャンスをより積極的に探しているという。 コロケーションなら、スペースをリース利用するだけで必要な電力を確保する厄介な業務をデータセンターの運営企業に転嫁できるからだ。 アマゾンはさらに、北バージニアやアリゾナといったすでに実績十分のデータセンター市場だけでなく、インディアナのような比較的新しいエリアへの進出も始めている。 データセンターの立地が稠密(ちゅうみつ)するエリアでは、電力その他のリソースが不足状態に陥っており、その分だけ新たなエリアは(リソースが充実していて)魅力が高く映る。 加えて、アマゾンは代替エネルギー源の発掘にも積極的な姿勢を強めている。 同社は2024年3月、ペンシルベニア州北東部に位置するサスケハナ原発の近隣に位置(して電源と直結)するデータセンターを6億5000万ドルで購入し、容量増強の上で同原発と960MW(メガワット)規模の電力購入契約を結ぶ計画を発表。…

アマゾン社員が漏らした「ゾンビ」データセンターの存在。電力不足が深刻化、完成しても稼働せず | Business Insider Japan

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2024-10-27 22:20:00

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執筆者について: nipponese

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