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2024-02-16 02:00:00
スターバックスで働くバリスタ。
ジェフリー・グリーンバーグ/ユニバーサル・イメージズ・グループ、ゲッティイメージズより
- スターバックスは2024年1月30日、アメリカの店舗で顧客が1回の注文で使う金額が以前より増えていると発表した。
- 顧客はより価格の高い商品を選び、より多くのカスタマイズを加え、より多くの冷たいドリンクを購入しているという。
- このコーヒーの巨大企業は、以前「賢明な値上げ 」を行ったと述べている。
スターバックス(Starbucks)は、アメリカの店舗で顧客が1回の注文で消費する金額が以前より増えていると2024年1月30日の決算説明会で投資家たちに語った。
同社のレイチェル・ルゲリ(Rachel Ruggeri)最高財務責任者(CFO)によると、アメリカの既存店の売上高は、顧客が1回あたりの注文で消費する平均金額が2023年の第4四半期に前年同期比で4%増加したという。
ルゲリは、消費額が過去最高を記録したのは、顧客が選んだ特定の商品、メニュー価格の上昇、ドリンクに加えるカスタマイズ数が多かったためだと分析している。
スターバックスは2023年夏、どの商品が影響を受けたかを特定せず、 「賢明な値上げ」 を行ったと述べた。Business Insiderは追加のコメントを求めたが、同社からの回答は得られなかった。
カスタマイズが消費額を上げている
最高経営責任者(CEO)のラックスマン・ナラシマン(Laxman Narasimhan)によると、スターバックスでは冷たいドリンクの売り上げが好調だったという。一般的に客は冷たいドリンクに有料のカスタマイズを加えるので、同社にとってその利益が大きいのだが、中でも利益率の高いジンジャーブレッドシリーズが消費金額を押し上げたという。
カスタマイズは、スターバックスの1回あたりの消費金額を上げる主な原動力だ。カスタマイズを1つ加えると1ドル(約147円)程度だが、いくつかを合計するとドリンクの価格を簡単に倍にすることができる。
カスタマイズとは、ホイップクリームやチョコレートなどのソースなどをトッピングしたり、ミルクの種類を変えたり、シロップやエスプレッソを追加したりするものである。スターバックスは以前、販売するドリンクの半数以上が、カスタマイズされていると述べている。
スターバックスの最も人気のあるカスタマイズアイテムのひとつは、通常1.25ドル(約183円)の「コールドフォーム」だと同社の幹部が2023年夏に語っている。コールドフォームは一般的に温かいドリンクではなく、冷たいドリンクをカスタマイズするものだ。
スターバックスは現在、オリーブオイルを加えたドリンク「オリア―ト(Oleato)」シリーズをアメリカの全店舗で展開しており、その一環として、ほとんどの店舗で1ドル(約150円)または1.25ドル(約187円)の追加料金を支払えば、モカやフラペチーノなど他のドリンクにオリーブオイルをかけてもらうことができる。また、オリーブオイルを使用した「オリアート・ゴールデン・フォーム(Oleato Golden Foam)」を冷たいドリンクに追加するカスタマイズもできる。
消費金額を押し上げているもう一つの要因は、業界では「フードアタッチ」と呼ばれる、ドリンクと一緒にフードを注文する顧客の数だ。スターバックスは現在、これに注力しているところだという。
ルゲリは2023年夏、5人に2人の顧客がオーダーにフードを追加して注文していたと述べ、同社の幹部らは2023年11月の決算説明会でも、この分野は秋まで好調を維持したと述べた。
2023年10月31日までの1年間で、スターバックス直営店の連結売上高に占めるフードの割合は18%だった。
スターバックスは1日のさまざまな時間帯、特に午後にアピールできるように、より多くのフードメニューを導入しているとナラシマンは1月30日の決算説明会で述べている。
角切りにしたジャガイモ、チェダーチーズ、ほうれん草、チャイブを混ぜ、ケージフリーの卵を加えてきつね色になるまで焼いたという「ポテトチェダー&チャイブベイク(Potato, Cheddar & Chive Bakes)」や、「チキン、メープルバターと卵のサンドイッチ(Chicken, Maple Butter & Egg Sandwich)」など、2024年1月に発売した新メニューに対する客の反応は上々だという。これらの新たなメニューは「ランチとディナーの間に顧客を飽きさせない」 ように考えられていると彼は話している。
比較可能な既存店売上高に基づくと、1人当たりの平均消費額は全世界で2%増加した。しかしスターバックスの海外市場では、平均消費額は3%減少している。そのうち中国では9%減少しているが、同社はこれは商品売り上げの減少や広報宣伝費の増加によるものだと説明している。
スターバックスの2023年の第4四半期のアメリカの既存店の純売上高は、前年同期比8%増の94億ドル(約1兆3800億円)となり、過去最高を記録した。
またギフトカードの売上高も同社史上最高額となり、同四半期には36億ドル(約5289億円)だったという。スターバックスのオーダーは、約30%がアプリ経由という過去最多の記録的数字となり、アメリカ国内でのデリバリー事業は前年比で80%近く成長したとナラシマンは1月30日に述べている。
店舗での作業効率も向上し、労働時間当たりの商品の製造数は過去最高を記録したとルゲリは話している。
だがナラシマンは、中東での売上減少、ガザ紛争に対する同社の立場についての「誤解」、中国での「慎重な消費者」が同社の成長を抑えていると指摘している。
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