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世界20カ国を半年かけて旅行した女性二人組、「お金のやりくり」の全容を明かす | Business Insider Japan

5月にアイスランドへ旅立つ際のジョーダン・カーライル氏とクリステン・パケット氏。 クリステン・パケットとジョーダン・カーライルの厚意により提供 ジョーダン・カーライル氏とクリステン・パケット氏は、最近6カ月連続の旅を終えた。 この親友ペアは、旅費として数万ドル(数百万円)を貯めて仕事を辞めた。 ふたりに旅費に関する情報や予算を立てる際に役立つアドバイスを教えてもらった。 2018年にローマでの海外留学中に出会ったジョーダン・カーライル氏(26)とクリステン・パケット氏(27)は、いつかまたヨーロッパを一緒に旅したいと願うようになった。 そして2023年、ふたりはヨーロッパどころか、全世界の20カ国を6カ月かけて旅した。荷物はそれぞれバックパックとスーツケースだけ。ただし、両者とも旅立ちに先立ってアメリカ国内でのフルタイムの仕事を退職しなければならなかった。 何らかの旅行をするために仕事を辞めた人はほかにもいる。旅行をしながら同時にお金を稼ぐ人もいる。カーライル氏とパケット氏は、自分たちの貯金では3カ月分の旅費にも満たないと恐れていた。しかし、毎週新たに予算目標を立て、旅行中にもある程度の額を稼ぐことで、旅行期間を倍の6カ月に延ばすことができた。 「コンフォートゾーンの外に出て、シンプルな生活を心がけ、すべての体験から新たな視点を得ることに前向きであれば、少ないお金で多くを成し遂げられることを、我々は学んだ」とパケット氏は言う。「最後に気づいたのだが、我々が本当に重視していたのは安全と清潔さだ。このふたつがあれば、それだけで最高だった」 ふたりはタイのチェンマイ、ヨルダンのペトラ、オーストリアのザルツブルク、南アフリカのケープタウン、オーストラリアのバイロンベイなど、数多くの場所を訪問した。 アイスランドのグリュフラブイ滝を訪れたふたり。 クリステン・パケットとジョーダン・カーライルの厚意により提供 カーライル氏とパケット氏は旅行の様子を映したビデオをTikTokアカウント(@Wheretonextyall)などを通じて公開している。ただし、旅行を使ってインフルエンサーになるつもりはなかったと、パケット氏は言う。友人や家族に旅の様子を知らせるために映像を残したそうだ。 以下、ふたりが6カ月も旅行ができた秘訣と、旅をするために仕事を辞めようあるいは中断しようとしている人々に対するアドバイスを紹介する。 予算内で旅をする方法 タイのチェンマイにあるゾウの聖地を訪れたパケット氏とカーライル氏。 クリステン・パケットとジョーダン・カーライルの厚意により提供 パケット氏によると、ふたりはそれぞれ2万5000ドル(約370万円)の資金しかなかったので、旅行中の支出は毎週1000ドル(約14万9000円)以内に抑える必要があった。パケット氏が言うには、「1000ドル以下で暮らすのは簡単」であることに気づいたそうだ。 しかし、週によっては多くなることも少なくなることもあった。その理由をパケット氏は、「東南アジアのような安価な国で滞在する期間を長くしたから」だと説明する。 たとえば、9月6日から9月7日まで利用したバンコクのホステルの宿泊費は28ドル(約4100円)だった。一方、9月27日から10月2日まで滞在したバイロンベイの宿泊費は合計で690ドル(約10万3000円)、1泊にすると138ドル(約2万600円)だった。 また、現地で出会った新しい友人のもとに無料で泊めてもらったことも節約に役立ったとパケット氏は言う。カーライル氏とパケット氏がホステルを好むのは、そこが旅行中に人と出会うのに最適な場所だからだ。 「とにかく部屋が大きくて、寝るにも仕事をするにも、巨大なバスルームやベッドルームが必要だと考えるのが普通のアメリカから外に出ると、自分の見方が完全に変わることに気づく」とパケットは言う。「我々は一日ずっと外の世界を冒険して、そして宿に戻ってベッドに入るだけ。そうしているうちに、宿にお金をたくさん使う必要はないと思うようになった」 ホビット村映画セットを訪れたジョーダン・カーライル氏(左)とクリステン・パケット氏。 ジョーダン・カーライルとクリステン・パケットの厚意により提供 旅行中はさまざまなアクティビティにもお金がかかった。たとえば、ニュージーランドにあるホビット村の映画セットには178ニュージーランドドル、米ドルでおよそ100ドル(1万4900円)が必要だった。またニュージーランドでは数百ドル(数万円)を支払って、死ぬまでに絶対にやりたいことのひとつだった「ネヴィス・スイング」も体験した。ネヴィス・バレーの上空を舞う巨大なブランコのことだ。 もちろん、旅行中は食費も大きな出費になる。ふたりは、可能な限り食料品店で買い物をして、宿で自炊した。外食するときは、ひとりあたりの出費を抑えるように心がけた。 「贅沢をしなかった。でも、我々にとっては、旅行できることが贅沢だった」とパケット氏は言う。「一生に一度の旅だった」 この6カ月の出費では、交通費も大きな比重を占めた。一例を挙げると、ギリシャのアテネからヨルダンのアンマンまで、航空券2枚で713ユーロの出費だった。換算するとおよそ780ドル(約11万6000円)だ。 ソーシャルメディアにコンテンツを上げることで旅行中にもある程度のお金を稼ぐことができた。そこには、ヨットウィークに関するビデオが大きく拡散したことがきっかけで得たパートナーシップによる収入も含まれている。 カーライル氏は、予算を守れたという事実にショックを受けたそうだ。「と言うのも、いったん旅に出てしまえば、あれもやりたい、あのすてきなレストランにも行ってみたいとなって、あっという間に予算をオーバーしてしまうだろうと考えていたからだ」 しかし、そうはならなかった。カーライル氏はこう付け加えた。「一歩下がってみると、長い日数を旅したいのなら、何らかの点で取捨選択しなければならないと気づいたのだ」 旅をするなら、前もって計画を練り、予想外の出費に備えて予算を立てること ジョーダン・カーライル氏とクリステン・パケット氏、ヨルダンのペトラにて。 ジョーダン・カーライルとクリステン・パケットの厚意により提供 カーライル氏は現実的な予算だけでなく、必要になるかもしれない余分な出費も計算に入れて貯金しておくべきだと言う。そこには緊急の医療費も含まれる。 実際、パケット氏はタイで病院に行く必要があった。カーライル氏は「結果的には、アメリカ国内で病院に行った場合に比べれば、かなり予算にやさしい出費で済んだ」そうだ。救急治療を受けたパケット氏は、旅行保険に加入していてよかったと語る。 しかし、旅費とはどんどん積み重なっていくものだ。「もっと予算にやさしい旅行がしたいなら、オフシーズンの国へ行くことを検討したほうがいい」とカーライル氏は助言する。旅行シーズンではない国へ行くことには利点も欠点もあるが、そうすることで「人が少なくて、価格も下がっていて、それでも素晴らしい経験が得られるだろう」と付け加えた。 またカーライル氏は、たとえばAirbnbなど、長期レンタルを検討することも勧める。…

世界20カ国を半年かけて旅行した女性二人組、「お金のやりくり」の全容を明かす | Business Insider Japan

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2024-02-11 08:30:00

5月にアイスランドへ旅立つ際のジョーダン・カーライル氏とクリステン・パケット氏。

クリステン・パケットとジョーダン・カーライルの厚意により提供

  • ジョーダン・カーライル氏とクリステン・パケット氏は、最近6カ月連続の旅を終えた。
  • この親友ペアは、旅費として数万ドル(数百万円)を貯めて仕事を辞めた。
  • ふたりに旅費に関する情報や予算を立てる際に役立つアドバイスを教えてもらった。

2018年にローマでの海外留学中に出会ったジョーダン・カーライル氏(26)とクリステン・パケット氏(27)は、いつかまたヨーロッパを一緒に旅したいと願うようになった。

そして2023年、ふたりはヨーロッパどころか、全世界の20カ国を6カ月かけて旅した。荷物はそれぞれバックパックとスーツケースだけ。ただし、両者とも旅立ちに先立ってアメリカ国内でのフルタイムの仕事を退職しなければならなかった。

何らかの旅行をするために仕事を辞めた人はほかにもいる。旅行をしながら同時にお金を稼ぐ人もいる。カーライル氏とパケット氏は、自分たちの貯金では3カ月分の旅費にも満たないと恐れていた。しかし、毎週新たに予算目標を立て、旅行中にもある程度の額を稼ぐことで、旅行期間を倍の6カ月に延ばすことができた。

「コンフォートゾーンの外に出て、シンプルな生活を心がけ、すべての体験から新たな視点を得ることに前向きであれば、少ないお金で多くを成し遂げられることを、我々は学んだ」とパケット氏は言う。「最後に気づいたのだが、我々が本当に重視していたのは安全と清潔さだ。このふたつがあれば、それだけで最高だった」

ふたりはタイのチェンマイ、ヨルダンのペトラ、オーストリアのザルツブルク、南アフリカのケープタウン、オーストラリアのバイロンベイなど、数多くの場所を訪問した。

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アイスランドのグリュフラブイ滝を訪れたふたり。

クリステン・パケットとジョーダン・カーライルの厚意により提供

カーライル氏とパケット氏は旅行の様子を映したビデオをTikTokアカウント(@Wheretonextyall)などを通じて公開している。ただし、旅行を使ってインフルエンサーになるつもりはなかったと、パケット氏は言う。友人や家族に旅の様子を知らせるために映像を残したそうだ。

以下、ふたりが6カ月も旅行ができた秘訣と、旅をするために仕事を辞めようあるいは中断しようとしている人々に対するアドバイスを紹介する。

予算内で旅をする方法

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タイのチェンマイにあるゾウの聖地を訪れたパケット氏とカーライル氏。

クリステン・パケットとジョーダン・カーライルの厚意により提供

パケット氏によると、ふたりはそれぞれ2万5000ドル(約370万円)の資金しかなかったので、旅行中の支出は毎週1000ドル(約14万9000円)以内に抑える必要があった。パケット氏が言うには、「1000ドル以下で暮らすのは簡単」であることに気づいたそうだ。

しかし、週によっては多くなることも少なくなることもあった。その理由をパケット氏は、「東南アジアのような安価な国で滞在する期間を長くしたから」だと説明する。

たとえば、9月6日から9月7日まで利用したバンコクのホステルの宿泊費は28ドル(約4100円)だった。一方、9月27日から10月2日まで滞在したバイロンベイの宿泊費は合計で690ドル(約10万3000円)、1泊にすると138ドル(約2万600円)だった。

また、現地で出会った新しい友人のもとに無料で泊めてもらったことも節約に役立ったとパケット氏は言う。カーライル氏とパケット氏がホステルを好むのは、そこが旅行中に人と出会うのに最適な場所だからだ。

「とにかく部屋が大きくて、寝るにも仕事をするにも、巨大なバスルームやベッドルームが必要だと考えるのが普通のアメリカから外に出ると、自分の見方が完全に変わることに気づく」とパケットは言う。「我々は一日ずっと外の世界を冒険して、そして宿に戻ってベッドに入るだけ。そうしているうちに、宿にお金をたくさん使う必要はないと思うようになった」

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ホビット村映画セットを訪れたジョーダン・カーライル氏(左)とクリステン・パケット氏。

ジョーダン・カーライルとクリステン・パケットの厚意により提供

旅行中はさまざまなアクティビティにもお金がかかった。たとえば、ニュージーランドにあるホビット村の映画セットには178ニュージーランドドル、米ドルでおよそ100ドル(1万4900円)が必要だった。またニュージーランドでは数百ドル(数万円)を支払って、死ぬまでに絶対にやりたいことのひとつだった「ネヴィス・スイング」も体験した。ネヴィス・バレーの上空を舞う巨大なブランコのことだ。

もちろん、旅行中は食費も大きな出費になる。ふたりは、可能な限り食料品店で買い物をして、宿で自炊した。外食するときは、ひとりあたりの出費を抑えるように心がけた。

「贅沢をしなかった。でも、我々にとっては、旅行できることが贅沢だった」とパケット氏は言う。「一生に一度の旅だった」

この6カ月の出費では、交通費も大きな比重を占めた。一例を挙げると、ギリシャのアテネからヨルダンのアンマンまで、航空券2枚で713ユーロの出費だった。換算するとおよそ780ドル(約11万6000円)だ。

ソーシャルメディアにコンテンツを上げることで旅行中にもある程度のお金を稼ぐことができた。そこには、ヨットウィークに関するビデオが大きく拡散したことがきっかけで得たパートナーシップによる収入も含まれている。

カーライル氏は、予算を守れたという事実にショックを受けたそうだ。「と言うのも、いったん旅に出てしまえば、あれもやりたい、あのすてきなレストランにも行ってみたいとなって、あっという間に予算をオーバーしてしまうだろうと考えていたからだ」

しかし、そうはならなかった。カーライル氏はこう付け加えた。「一歩下がってみると、長い日数を旅したいのなら、何らかの点で取捨選択しなければならないと気づいたのだ」

旅をするなら、前もって計画を練り、予想外の出費に備えて予算を立てること

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ジョーダン・カーライル氏とクリステン・パケット氏、ヨルダンのペトラにて。

ジョーダン・カーライルとクリステン・パケットの厚意により提供

カーライル氏は現実的な予算だけでなく、必要になるかもしれない余分な出費も計算に入れて貯金しておくべきだと言う。そこには緊急の医療費も含まれる。

実際、パケット氏はタイで病院に行く必要があった。カーライル氏は「結果的には、アメリカ国内で病院に行った場合に比べれば、かなり予算にやさしい出費で済んだ」そうだ。救急治療を受けたパケット氏は、旅行保険に加入していてよかったと語る。

しかし、旅費とはどんどん積み重なっていくものだ。「もっと予算にやさしい旅行がしたいなら、オフシーズンの国へ行くことを検討したほうがいい」とカーライル氏は助言する。旅行シーズンではない国へ行くことには利点も欠点もあるが、そうすることで「人が少なくて、価格も下がっていて、それでも素晴らしい経験が得られるだろう」と付け加えた。

またカーライル氏は、たとえばAirbnbなど、長期レンタルを検討することも勧める。

「多くの場合、長期滞在をすると割引が得られる。だから、デジタルノマドや、平日は働いて週末だけ観光がしたい人などにとって最適で、長く滞在すれば安上がりになるだろう」とカーライル氏は言う。

旅を通じて人生の意味を考えるようになった

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クリステン・パケット氏(左)とジョーダン・カーライル氏。アイルランドのモハー断崖にて。

ジョーダン・カーライルとクリステン・パケットの厚意により提供

パケット氏によると、親友とともに何カ月もずっとさまざまな場所を訪れているうちに、ふたりは成功に対する見方も変わったそうだ。

「長い時間情熱を追い続けるチャンスを得るには、短期的には経済的に一歩下がってもいいのだということを学んだ」とパケット氏は言う。

そのパケット氏によると一番の困難は「世界からまったく新しい視点を受け入れるために心を開くこと」だったそうだ。

パケット氏とカーライル氏は次の旅行を計画中で、TikTokアカウントの「Where to Next Y’all」も継続したいと考えている。現在のところ、カーライル氏は家族の事業を手伝いながら、リモートで働ける仕事を探している。パケット氏は以前副業として立ち上げた自分の会社を運営し、企業イベントのマネジメントに携わっている。

ふたりとも、次の「シーズン」を心待ちにしている。

「前回の6カ月でシーズン1が終わった。今はシーズン2がどんなものになるか、計画を立てているところだ」とカーライル氏は言う。


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執筆者について: nipponese

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