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2024-01-31 22:25:00
決算会見に出席した、マネックスグループの清明祐子社長(右)と松本大会長。
撮影:Business Insider Japan
「それよりも、イオン銀行さんからの流入が非常に大きくて。特に(新)NISA」
マネックスの2024年3月期第3四半期決算の会見のなかで、マネックスグループ清明祐子社長は、イオン銀行との提携による顧客流入の手応えをこう語る。
「それよりも」の「それ」とは、1週間前に開始したばかりの、NTTドコモとの提携による新NISA口座開設の外部流入についてだ。
1月25日から、ドコモのd払いアプリの「資産運用NISA」ボタンをタップすると、マネックスのシステムへと流入するようになった。開始間もないこともあり、現時点はイオン銀行からの流入インパクトが非常に大きい、と説明をした形だ。

「d払い」アプリのサービスに並ぶ「資産運用 NISA」のアイコン。
撮影:小林優多郎
マネックスGの第3四半期決算は、売上高にあたる営業収益が623億円(前年同期比15%増)、営業利益相当額が87億円(263%増)、純利益65億円(同238%増)と、大幅な増益で着地した。

出典:マネックスグループ 2024年3月期第3四半期決算資料より
通期決算に向けたマネックスGの業績でとりわけ注目されるのは、マネックス証券の他社提携の成否と、傘下の仮想通貨取引所「コインチェック」の状況だ。
会見で明らかになったポイントは以下のとおり。
1. マネックスのNISA口座は「255万口座中、48万口座」と初公表

特にイオン銀行の顧客は既存のマネックスの顧客と客層の違いが鮮明だ。イオン銀行の投信口座34万口座に占めるNISA割合は約半数。またイオン銀行から移管されてきた口座の残高は2200億円にのぼる(下線は編集部による加工)。
出典:マネックスグループ 2024年3月期第3四半期決算資料より
他社提携においては、3Q決算時点ではイオン銀行との提携による「投信保有口座の移管」のインパクトが大きい。
マネックスGの決算説明資料によると、マネックス証券のNISA口座は48万口座(1月4日時点)。そのうち、イオンから移管されてきたのは17万口座(2023年12月末時点)にのぼる。
数字から逆算すると、2023年末に30万口座あまりだったマネックス証券のNISA口座が、1月4日に3割急増したわけだから、経営陣の声が明るいのは当然だ。
その後もイオン銀行経由の流入は好調だとし、「イメージとして、マネックス証券の(新規口座開設の)実力値と、似たような数字がイオンさんから(新規に)入ってくる」(清明氏)とも言う。
また、ドコモ提携の本格化による期待値については、「ドコモさんはさらにそれ(イオン)を超えてくるんじゃないか」(清明氏)。
2. コインチェック関連は累計黒字化、徹底したコスト削減

出典:マネックスグループ 2024年3月期第3四半期決算資料より
出典:マネックスグループ 2024年3月期第3四半期決算資料より
一方の仮想通貨取引所コインチェックを中心とするクリプトアセットセグメントは、四半期のセグメント利益が4億円。第1四半期〜第3四半期までの9カ月累計でも黒字に転じた。
「仮想通貨の冬の時代」と言われる低調な市況のなかで取り組んだのは「固定費をしっかり抑えた」(マネックスおよびコインチェック会長の松本大氏)こと。
具体的には、1年前の2023年第3四半期に63億円あった販管費(広告宣伝費含む)を、47億円まで圧縮した。その一方で、コインチェックが保有するビットコインは数量・金額ベースともに増加している。
年明け早々の1月10日に米証券取引所(SEC)がビットコインETFを承認したことなどもあり、市況を楽観視する声は以前より増えている。
松本氏は、
「クリプトウィンター(仮想通貨の冬)と言われてましたけど、今はもう、明らかにクリプトスプリング(仮想通貨の春)みたいな感じになってきている」
「おそらくコインチェックは世界的に見ても、(この局面で)黒字化しているという、とてもレアなケース」
とし、今後、相場の上昇基調があればレバレッジを効かせて利益を伸ばせる「十分な可能性がある」(松本氏)と説明した。
#マネックス3Q決算NISA口座イオン銀行から流入非常に多い仮想通貨は冬から春に手応え語る #Business #Insider #Japan
