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2025-06-07 23:30:00
- スポーツ科学者のロルカン・デイリーは、50歳以上の一流ローイング選手を研究している。その中には92歳の選手もいる。
- 彼の研究では、人生の後半になってローイングを始めた選手でも、同世代の中でトップレベルの成績を達成できることが分かった。
- 彼の年齢に関係なく健康を維持するためのアドバイスは、運動を日常の習慣に取り入れることだという。
50歳以上のアスリートを研究しているスポーツ科学者が、「何歳からでも体を鍛えるためのヒント」を教えてくれた。
アイルランドのシャノン工科大学でスポーツ科学を教えるロルカン・デイリー(Lorcan Daly)は、年を重ねることがインドア・ローイングを行う高齢者の運動能力、筋力、持久力にどのような影響を与えるかを研究している。彼の研究によると、ローイングを始めた時期に関係なく、十分な筋肉量と持久力をつけることができれば、同年代の中でチャンピオンになれる可能性があるという。
例えば、デイリーの祖父であるリチャード・モーガン(Richard Morgan)は73歳でローイングを始め、92歳までにローイングの世界選手権で4回優勝している。
「理想的な状況であれば、年齢を重ねてもパフォーマンスは少しずつしか落ちないはずだ。しかし、かなり高齢になってからでも、パフォーマンスを大きく伸ばすことは十分に可能だ」とデイリーは語った。
デイリーは、高齢になってからローイングを始めた人々を研究する中で、何歳からでも体を鍛えるための4つのヒントを紹介した。
デイリーは、高齢になってからローイングを始めた人たちを研究する中で、年齢を問わず体を鍛えるための4つのヒントを紹介してくれた。

筋力と持久力を両方鍛える
「トレーニングには持久力を高める要素と筋力を鍛える要素の両方を取り入れることが大切だ」と彼は言う。
「それこそが、引き締まった健康な体を手に入れるための最強のメソッドだ」
このことは多くの研究でも裏付けられている。例えば、2022年にアメリカ国立がん研究所(National Cancer Institute)の研究者たちが66歳から76歳までのおよそ10万人の運動習慣を調査したところ、週に1〜2回、150〜300分の有酸素運動と筋力トレーニングを行った人は、どちらも行わなかった人に比べて、あらゆる原因で死亡するリスクが41%も低いことが分かった。
もし普段あまり動かない人であれば、「1日目は散歩をし、翌日は椅子に座ったり立ったりする動きをできるだけ多く繰り返すことを交互に続けるといい」とデイリーは勧めている。そこから徐々に歩く時間を長くしてスピードを速めていき、さらに自宅でできる簡単な自重トレーニングに進んでいくといいと彼は話す。
どんなに小さな運動でもいい
軽い運動でも日常に取り入れれば、生活の質に「大きな影響を与える」とデイリーは言う。
「人はプロのアスリートを見て、『自分はそんなレベルには程遠いからやっても意味がない』と思いがちだ。しかし、ほんの少し頑張るだけでも健康には大きなプラスになる」
2023年に50歳以上のおよそ1万2000人を対象に調査が行われ、「イギリススポーツ医学ジャーナル(British Journal of Sports Medicine)」で発表された研究では、毎日わずか10分の中程度から強度の運動(早歩きやサイクリング、家事など)を行うだけで、その他の時間にほとんど座って過ごしていても、あらゆる原因で死亡するリスクが28%から55%も減ることが分かっている。
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