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2026-03-24 08:30:00
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定点観測・預金金利
- 日銀は3月19日、政策金利を2025年12月以来の0.75%のまま維持することを決めた。
- その一方、銀行各行の普通預金金利は「0.3%」がスタンダードとなった。
- また、定期預金金利も一部が金利1%を突破。いずれも年初から大きな変化を見せている。
政策金利0.75%時代の預金金利のスタンダードが見えてきた。
日銀は3月19日の金融政策決定会合で、政策金利を2025年12月以来の0.75%のまま維持することを決めた。日銀による政策金利の据え置きは、1月に続いて2会合連続となる。
この会合を受けて日銀が発表した「当面の金融政策運営について」の文書には、日本国内の景気は緩やかに回復しているとしつつも、日本経済が各国の通商政策などの影響を受けることや、緊迫化する中東情勢の動向に注意が必要との言及があった。
日銀としてはこうしたリスクや不確実性のなか、今後の利上げ方針を示しながらも慎重な姿勢を見せた格好だ。
一方、銀行各行の預金金利を見てみると、政策金利0.75%への対応が進み、普通預金金利はメガバンクをはじめ「0.3%」がスタンダードとなった。また、定期預金金利も一部が金利1%を突破。いずれも年初から大きな変化を見せている。
「普通預金」金利ランキングTOP3
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2026/3月時点 |
銀行 |
普通預金金利 |
順位変動 |
|---|---|---|---|
|
1名 |
あおぞら銀行 |
0.750% |
→ |
|
2名 |
みんなの銀行 |
0.500% |
→ |
|
3人 |
auじぶん銀行 |
0.310% |
→ |
多くの銀行が、2月2日付近に普通預金金利の引き上げを行なった。メガバンクなどは従来の0.2%から0.3%へと引き上げており、引き上げ幅も大きなものだった。
とはいえ、今回の普通預金金利ランキングの上位にランクインしている顔ぶれは、これまでも独自の高水準な預金金利を提示してきた都市銀行の面々だ。
「定期預金」金利(5年)ランキングTOP3
続いて定期預金の金利を見ていこう。5年ものでは、あおぞら銀行とSBI新生銀行はすっかり上位の常連となった感があるが、今回はauじぶん銀行が前回調査時の0.5%から大きくジャンプアップし、1位タイの1.3%まで急伸した。
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2026/3月時点 |
銀行 |
定期預金金利(5年) |
順位変動 |
|---|---|---|---|
|
1名 |
あおぞら銀行 auじぶん銀行 |
1.300% |
→ ↗ |
|
2名 |
SBI新生銀行 |
1.200% |
→ |
|
3人 |
ソニー銀行 |
0.850% |
↗ |
2位のSBI新生銀行は前回と変わらず1.2%、そこに追随する3位のソニー銀行は前回から0.1ポイント上げの0.85%となり、じわじわと差を詰めにかかっている。
「定期預金」金利(10年)ランキングTOP3
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2026/3月時点 |
銀行 |
定期預金金利(10年) |
順位変動 |
|---|---|---|---|
|
1名 |
ソニー銀行 福岡銀行 |
1.000% |
→ ↗ |
|
2名 |
メガバンク3行、 大手地方銀行 (福岡銀行、京都銀行、 常陽銀行を除く)、 PayPay銀行、楽天銀行 |
0.900% |
→ |
|
3人 |
常陽銀行 |
0.500% |
↘ |
10年もの定期預金金利では、思わぬ伏兵がトップタイに躍り出た。地方銀行の福岡銀行だ。前回1位のソニー銀行に並ぶ1.0%としたことで、メガバンクならびに地方銀行の多くが横並びで形成する「0.9%集団」から頭ひとつ抜け出たのだ。
その差わずか0.1%。他行も一気に追随してくる可能性はあるが、今後の動向に注目したい。
3月23日時点における主要銀行の金利一覧
3月19日の日銀総裁会見から3連休をはさんで1営業日明けた現在。今回もメガバンク、大手地方銀行、ネットバンク、都市銀行における銀行預金金利の定点観測結果を一覧でご紹介しよう。
メガバンク3行
2月2日には3行が一斉に普通預金金利を0.3%にしたメガバンク。その後、定期預金金利も大幅に引き上げて現在の数字となった。
地方銀行などの多くもこの数字に追随する動きを見せているため、「普通預金金利0.3%」「定期預金金利0.375%~0.9%」が現時点でのスタンダードラインになっていると考えて差し支えない。
ゆうちょ銀行はメガバンクと同水準
ゆうちょ銀行は、定期預金金利が0.375%~0.7%となっているものの、ここでの0.7%は5年もの定期を指しているため実質的にはメガバンクとまったく同等の金利水準だと考えていいはずだ。
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通常貯金金利 |
定期貯金金利 |
5年定期 |
10年定期 |
|
|---|---|---|---|---|
|
0.300% |
0.375%〜0.700% |
0.700% |
– |
大手地銀でも全体的に金利上昇
「普通預金金利0.3%」「定期預金金利0.375%~0.9%」のスタンダードラインは、大手地銀でもほとんどの銀行が踏襲している。そのため普通預金、定期預金ともに全体的な金利上昇が感じられる結果となった。
定期預金の一部では横並びではない数字も散見されるが、これまでも地方銀行は必ずしも完全にメガバンクと同金利で揃えてきたわけではなく、今後もそれぞれ流動的な動きを見せる可能性は大いにあるだろう。
それぞれ差別化の思惑が見え隠れするネットバンク
個性的な金利や独自サービスを展開する傾向のあるネットバンク各行。金利ではメガバンクと同等の水準に合わせ独自サービスで差別化をはかったり、金利そのものを独自のルールで何段階かに変化させていたりと、それぞれ独自性のあるサービスに取り組んでいるのが特徴的だ。
そのため、単純な金利の数字だけでは判断できない部分もあるが、そうした独自サービスを差し引いても、全体的な金利水準はまちがいなく底上げされていることがうかがえる。
預金金利に強みのある都市銀行はどう迎え撃つのか?
前出のランキングからもわかる通り、預金金利では頭ひとつ抜けた感のある「SBI新生銀行」「あおぞら銀行」といった都市銀行たち。
しかしメガバンクや地方銀行も着実に金利を引き上げ、一部のネットバンクは時折これらの都市銀行を上回る金利でランキングに食い込んでくることもある。これ以降も現状のアドバンテージを維持することができるのか注目だ。
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その他の都市銀行 |
普通預金金利 |
定期預金金利 |
5年定期 |
10年定期 |
|---|---|---|---|---|
|
0.300% |
0.370%(1カ月)〜1.200% |
1.200% |
– |
|
|
0.750% |
0.700%〜1.300% |
1.300% |
– |
※SBI新生銀行の普通預金は「パワーフレックス円普通預金」を、定期預金は「パワーダイレクト円定期預金」をそれぞれ参照。あおぞら銀行は、普通預金・定期預金ともに店舗や窓口を持たない「BANK」の金利を参照している。
まとめ
2026年3月時点の銀行預金金利は、圧倒的な強みを見せてきたSBI新生銀行やあおぞら銀行に対し、メガバンクやネット銀行が猛追する構図となっている。「金利ある世界」が定着するなか、これまでの勢力図が塗り替えられるのか。
今後も引き続き、銀行預金の定点観測を継続していく。
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