2026年プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)が10日に開幕した。セ・リーグは巨人対DeNA、パ・リーグは西武対日本ハムのファーストステージ(2戦先勝方式)がスタートし、勝ち抜いたチームが14日からのファイナルステージへ進出する。
セ・リーグは巨人・井上温大とDeNA・東克樹が先発で激突
セ・リーグのファーストステージは、2位の巨人と3位のDeNAが対戦する。日テレNEWS NNNによると、今シーズンの両チームの対戦成績は巨人が13勝12敗とわずかに勝ち越した。初戦の先発マウンドを任されたのは、プロ7年目の巨人・井上温大投手だ。井上は今季、チーム最多となる23試合に先発し、キャリアハイの10勝を挙げるなど防御率2.02の好成績を残している。対するDeNAは、エースの東克樹投手を起用した。プロ9年目の東は今季25試合に先発し、12勝6敗、防御率2.40を記録。相川監督は「うちのエースで、今年1年間チームを支えて投げてきてくれた投手」と、シーズンを通じてチームを牽引した左腕への信頼を口にした。
パ・リーグは西武・平良海馬と日本ハム・有原航平が対戦
パ・リーグのファーストステージでは、2位の西武と3位の日本ハムが顔を合わせる。今季の対戦成績は12勝12敗1分と、両者互角の戦いを見せてきた。7年ぶりに本拠地でCSを開催する西武は、今季から先発に転向した平良海馬投手を初戦の先発に指名した。平良は今季22度の先発を含む23試合に登板し、最優秀防御率のタイトルを獲得。12勝5敗、防御率1.36という圧倒的な数字でチームを支えた。これに対し日本ハムは、今季7勝9敗、防御率4.44の有原航平投手を送り出す。
日本ハム・新庄監督が語った有原航平の起用理由
日本ハムの新庄監督は、有原投手の起用について意図を明かした。新庄監督は今季の有原について「今季絶不調だった」と率直に振り返りつつも、以下の理由から初戦の先発に抜擢したとしている。
- ファームでの再調整を経て本来の投球が戻ってきた点
- ベルーナドームとの相性が良い点
- ポストシーズンという大舞台に慣れている点
シーズン成績だけでは測れない、経験値や球場特性といった要素が今回の起用判断に大きく影響した形だ。

ファイナルステージ進出をかけた短期決戦の行方
ファーストステージを突破したチームは、14日から始まるファイナルステージへと駒を進める。セ・リーグは覇者の阪神、パ・リーグは覇者のソフトバンクがそれぞれ待ち受ける。なお、パ・リーグのソフトバンクには、今季から採用された新ルールにより2勝分のアドバンテージが付与される。このため、ファイナルステージでは先に5勝したチームが日本シリーズへの出場権を獲得する。負けられない短期決戦を制し、日本一を争う舞台へ勝ち進むのはどの球団か。各チームの采配とエースたちの投げ合いが、シリーズの行方を大きく左右することになる。