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2025-01-16 02:00:00
従業員数を減らすため、小さな違反で「ステルス解雇」する企業がある。
陰陽/ゲッティイメージズ
- 人員削減を公表せず、密かに従業員数を減らす「ステルス解雇」を行っている企業がある。
- 世間の反発を避けるため、軽微な違反で従業員を解雇するのだ。
- この戦略は、企業カルチャーを傷つけ、士気の低下と法的な問題につながる可能性がある。
従業員数を減らす新しい戦略を取る企業がある。それが、「ステルス解雇」だ。
メタ(Meta)は2023年10月、25ドルの食費補助クレジットを使って洗濯用洗剤やニキビパッドなどの別のものを購入したとして、20人前後の従業員を解雇した。EYは、不正行為や一度に複数のトレーニングコースを受けたとして、多くの従業員を解雇した。
EYの解雇について最初に報じたフィナンシャル・タイムズ(Financial Times)は、これらは軽微な違反による解雇の事例であり、ステルス解雇とみなしている。
エグゼクティブのコーチングプラットフォームであるVistageのチーフ・リサーチ・オフィサーを務めるジョー・ガルビン(Joe Galvin)は、このような隠された人員削減を、個人の尊重の原則に背く「舞台裏の秘密の行動」であると、Business Insiderに語った。
「企業側は、企業規模を少しだけ小さくするとは言わずに縮小しようとしているのかもしれない」と彼は語った。
「つまり、このプロセスは信頼を壊すだけだ」
短期的にはメリットがあるが、長期的には問題となる
ステルス解雇は「静かな解雇」の時代から続いている。企業は、厳格なオフィス復帰義務(RTO)を導入するなど、従業員の役割を段々と不快にし、魅力を失わせていた。
これは、合意された退職パッケージによる「静かなレイオフ」とともに、何十人もの従業員を公に解雇することを避ける戦略だ。
人事コンサルタント企業のPeopleOpsの創業者で、テクノロジーやAI、ヘルスケア、小売業界などの人事分野で20年の経験を持つシンシア・パターソン(Cynthia Patterson)は、このようなやり方で従業員数を減らすことは、短期的には役立つかもしれないが、長期的には職場に重大な問題を引き起こしかねないとBusiness Insiderに語った。
「短期的な効果は、企業文化への悪影響によって相殺されるだろう」とパターソンは言う。
「従業員は、自身の価値や安定性について懐疑的になり、職場に不安や不信をもたらすことになる」
信頼や安定の欠如は、士気の低下や生産性の低下、ストレスで疲弊した職場につながる可能性がある。
「この動きは、意図的かそうでないにせよ、行動制御のツールとして恐怖や不確実性が使われる、有害あるいは卑劣な職場文化を反映している」とパターソンは述べた。
権力の移行
人には洞察力があり、同僚が小さなことで締め出されるのを目にした従業員は、警戒して不満を抱くだけだ。
パターソンは、任意で従業員を締め出す企業は、これを親切心だと誤って考えていると述べた。
「従業員のパフォーマンス管理は、事業運営の一環だ。そして、雇用主にとって不快や不便であることを理由にそれを省略することはできない」
ステルス解雇は、その企業にパフォーマンスに関して対話をする能力や誠意がないことを露呈するだけであり、誠実さがないことを従業員に知らせることになる。
ガルビンは、このような形で自らの評判を故意に傷つけている企業は、2025年に「リベンジ退職」の時代が到来した場合、人材流出に悩むことになるかもしれないと語った。
「非常に好調な年に向かっている兆しがある。我々のコミュニティは活気づいて、雇用は再び増え、投資は増え、利益や収益が上がる期待も高まっている」と彼は言う。
「権力が移行している」
選択肢を検討する
次の仕事を探すとき、世間は思っているより小さいことに気がつくと、リーダーシップトレーニングのプラットフォームを提供するSkillsoftでチーフ・ピープル・オフィサーを務めるシアラ・ハリントン(Ciara Harrington)はBusiness Insiderに語った。
「良い関係を維持することは誰にとっても利益となる。不仲のままで退職したい人などいないと思う」
時には、企業は従業員を解雇しなければならないが、誰にとってもベストなのは、リスペクトと誠実さを持って行うことだ。その方法なら、そのニュースが従業員が望むことではなくても、企業に対して一定のリスペクトを維持できる。
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