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2026-01-11 08:30:00
- 「愛とお金のために」はBusiness Insiderの人間関係とお金の悩みに答えるコラム。
- 今週は、退職後の貯蓄を心配するあまり、ネガティブ思考に陥っている夫に悩む読者からの相談に答える。
- コラムニストは、夫に対してやさしく、そして正直に経済状況を伝えることを提案した。
For Love & Moneyへ
祖母が亡くなれば、私は多額の遺産を相続することになっています。祖母はまだ健在ですので、遺産について話すのは気が引けるのですが、今86歳で、私たちをエステートプランナーと引き合わせて、彼女の信託がどう扱われることになるのかを説明してくれました。
夫と私はどちらも42歳で、収入の多いすばらしい仕事に就いています。夫婦の退職金パッケージと祖母の遺産を合わせれば、65歳で退職した場合、20年から30年の余生を過ごすのに充分な資金があります。
ですが、問題は今の生活のほうです。夫はお金に関してとても心配性で、一生退職できない、死ぬまで働き続けることになる、などと嘆くのです。私が楽しいことのためにお金を使おうと提案するたびに、夫は退職のために貯蓄すべきだと言って断ります。
もう充分すぎるほど余裕があるし、祖母の遺産もあてにできると反論すると、夫は、本当にそうなると信じるのは愚かだと言わんばかりの態度をとるのです。裁判沙汰になってお金が必要になるかもしれない、祖母が約束を破るかもしれない、などと言います。
私は冒険好きの人間で、人生を楽しみたいと思っています。夫のネガティブ思考にはうんざりで、一緒に人生を楽しめないことに疲れています。どうすれば、夫を説得できるでしょうか?
よろしくお願いします。
「ネガティブな態度にうんざり」より
うんざりさんへ
おふたりとも高収入で、退職後の貯蓄計画もきちんとできていて、多額の遺産も控えているのですね。経済的には、おふたりの将来は万全だと、私も思います。資金不足が問題ではないのですから、それ以上お金を貯めたところで、問題は解決しないでしょう。ご主人のネガティブ思考や「一緒に人生を楽しめない」状況を解決するには、考え方を変える必要があります。これは簡単なことではありません。
楽しいことが好きな人と几帳面な人のカップルは、衝突を起こしやすいようです。あと1時間でお客さんが来るというとき、片方は家はもうきれいに片づいているとみなして、友人とスポーツ観戦するのを心待ちにしている一方で、もう片方は床の汚れで気が動転している。片方は車に飛び乗ってすぐにでも冒険に出たいのに、もう片方は世界の終わりが来ても大丈夫なくらいの荷物をそろえないと家を出られない。あるいは――これは身に覚えがあるでしょう――片方は旅行がしたい、せこせこせずに暮らしたい、今を楽しみたいと思っているのに、もう片方は退職のために貯蓄し、将来に備えることにこだわる、などです。どちらが正しいかはそのときの状況によって変わりますが、なにより大切なのはバランスをとることです。
両者が本当に正反対ならいいのですが、そうではないからこそ、バランスを見つけるのが難しくなります。実際には、どこがちょうどいいバランスかは、そのときの状況によって移り変わります。配偶者が経費報告書を提出し損ねて数千ドルを失うことがあるかもしれません。パートナーが銀行の口座残高のことばかり気にするせいで、せっかくの休暇が台なしになることもあるでしょう。パートナーがそのようなミスをするとき、私たちはその欠点を自分で補おうとしがちです。しかし、必要以上に補おうとすれば、パートナーのほうもその態度を欠点とみなして、逆方向に補おうとし始めます。その結果、バランスがどんどん崩れていくのです。
この悪循環を断ち切る唯一の方法は、どちらかがやめること。あなたとご主人の場合は、楽しい冒険を望んでいるのはあなただけです。そこにご主人を無理やり引き込むのを自分の仕事だと考えるのはやめたほうがいいでしょう。また、「将来のことは心配しなくていい」とあなたが言うたびに、ご主人は、将来に備えようとしない妻の分も自分が心配しなければならない、と考えることを知っておきましょう。
ですから、経済的に責任ある行動をしながらも楽しい時間を過ごすことは可能だと、ご主人に示すほうがいいでしょう。一度、ファイナンシャルアドバイザーと話して、具体的な数字を見ながら、退職に向けて明確な目標を設定することをおすすめします。そして、その目標を達成可能な指針とみなすのです。一緒に具体的な数字を設定したあともご主人が楽しい時間への誘いを断り続けるなら、ひとりで冒険に出ればいいじゃないですか。あなたが相続に頼るだけでなく、退職後のための戦略に積極的に参加するのを見れば、ご主人のストレスも減るかもしれません。
時間とともに、ご主人もあなたが正しいことに気づき、空が突然落ちてくることもなければ、あなたの金銭感覚が間違っているわけでもないと納得するかもしれません。それまでの期間も、あなたは自分が望む、自分にふさわしい人生を送り続けられます。
そうはいっても、愛する人と人生をともにしているとき、客観的にはすばらしい状況に恵まれているにもかかわらず、相手が不満を抱え続けているのを見ると、自分の喜びまで失われてしまうものです。そのため、ご主人の将来に対する不安がより深い個人的な問題に根ざしていないか、確認したほうがいいでしょう。もしそうなら、あなたにご主人の考え方を変えさせることはできません。それはご主人自身がしなければならないことです。
しかし、やさしく、そして正直に接することでサポートはできます。ずっと「足りない、まだまだ足りない」と感じながら生きることは、あなただけでなく、ご主人にとってもとても疲れることだと思われます。だからこそ、やさしく接しましょう。同時に、正直である必要もあります。ご主人に助けが必要であること、絶えず破滅を恐れながら生きる必要はないことを伝えられるのは、おそらく配偶者であるあなただけだからです。セラピストを見つけるのもいいでしょう。セラピストとともに、将来への恐れやお金との関係に、根本的に取り組むのです。
やさしく、そして正直にサポートすることで、あなたは自分のことを、どんな場合も頼りになる存在だと示すことができます。いつかふたりで、つかのまの冒険と長期的な安心のバランスがとれた人生を送りながら、平和と喜びを見つけられるかもしれません。
がんばってください。
愛とお金のためにより
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