キム・ヒョング、ワシントン事務局長
ドナルド・トランプ米大統領の一方的な行動は止められない。国内政治から貿易、外交・安全保障政策まで、まるでブレーキがないかのように突っ走る。多くの国民の目は自然と民主党に向かう。 「野党はどこにあるの?一体何をしているの?」という疑問とともに。
存在感の薄い民主党が固唾を飲んで見守る戦場がある。来月4日にニューヨーク市長選挙が行われる。これは単なる大都市の行政指導者を選ぶ選挙ではなく、「トランプ時代のアメリカ」がどこへ向かうかを測る指標であり、若者と高齢者、進歩派と保守派、移民推進派と反移民派の間の重層的な戦いである。
選挙構造は、「民主社会主義者」を自称する民主党候補のゾラン・マムダニ氏と、穏健保守を主張する無所属候補のアンドリュー・クオモ前ニューヨーク州知事の二者対立に要約される。マムダニ氏はほぼ無名のインド移民で、民主党予備選でクオモ前知事を破り物議を醸した。高い生活費と不安定な雇用形態に苦しむニューヨーカーをターゲットに、現実的な住宅費やバスの無料化、保育料の無料拡大など大胆な福祉公約を打ち出し、若者や移民、進歩主義者の支持を集めている。
![無所属のクオモ氏(左)と民主党のマムダニ候補は16日、ニューヨーク市長選の討論会に参加した。 [AP=연합뉴스]](https://i0.wp.com/pds.joongang.co.kr/news/component/htmlphoto_mmdata/202510/31/76cb7094-b92c-4999-b1ed-ee2b9604eb21.jpg?resize=560%2C373&ssl=1)
無所属のクオモ氏(左)と民主党のマムダニ候補は16日、ニューヨーク市長選の討論会に参加した。 [AP=연합뉴스]
一方、民主党の大物だったが党の予備選でマムダニ氏に敗れ、その後予備選を見送って無所属で出馬したクオモ前知事は、マムダニ氏の公約を「財政破綻につながる夢」と批判し、安定を求める穏健派有権者の胸をえぐる。共和党候補カーティス・スリワー氏の支持率はわずか10~15%だが、選挙情勢を揺るがす可能性のある変数とみなされている。
つい1カ月前にはマムダニ氏が20%ポイント以上リードしていたが、最近ではクオモ氏との支持率の差が10%ポイント未満に縮まり、「競争」の局面となっている。だからこそ民主党も注目している。
民主党はニューヨーク市長選挙を活路を見出すための試練として利用しているようだ。マムダニ氏が勝利すれば、民主党内の進歩派の声が爆発的に高まり、党路線がさらに左傾化するのではないかとの観測もある。逆に、もし負ければ、党内の穏健派は「進行性疲労」を主張して大規模な右クリックを試みるだろう。ニューヨーク州選挙の結果は民主党の今後の戦略の羅針盤となる。
トランプ大統領がマムダニ氏を「共産主義者」と呼び、彼の当選を阻止しようと攻勢に出たのはこのためだ。来月4日夜に判明するニューヨーク市長選の結果は、トランプ時代の米国の進路を問う人々に答えを与えることになる。
キム・ヒョング、ワシントン事務局長
#글로벌 #아이 #トランプ時代のアメリカの道ニューヨークの答え