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那須町長選の当選無効を巡る訴訟で東京高裁が県選管の裁決を取り消し、平山幸宏氏の当選を認める判決

10月8日、東京高裁で行われた訴訟の判決で、3月の栃木県那須町長選をめぐる県選挙管理委員会の「当選無効」の裁決が取り消され、現職の平山幸宏氏の当選が改めて認められた。 東京高裁が下した裁決取り消しの判断 東京高裁(江原健志裁判長)は10月8日、3月の栃木県那須町長選で当選無効とされた現職の平山幸宏氏が裁決の取り消しを求めた訴訟で、県選管の裁決を取り消し、平山氏の当選を認める判決を言い渡した。町長選では3人が争い、平山氏と新顔の小山田典之氏が事実上の一騎打ちを繰り広げた。当初の開票では平山氏が5099票を獲得し、小山田氏を1票上回って当選していた。 町選管と県選管による相次ぐ票の再点検 町選管は4月に全投票用紙を再点検し、小山田氏の得票のうち2票が無効になるとされ、票差は3票に広がった。しかし、県選挙管理委員会の裁決では、小山田氏が5106票、平山氏が5104票、無効票は127票となり、当落が逆転する事態となった。県選管は2人の氏名が交ざった「平山のりゆき」「小山田ゆきひろ」といった15票について、名字よりも下の名前の方が誤記しやすいとして「名字が書かれた候補者の得票」として数えていた。 争点となった15票と裁判所の判断 高裁は、県選管が有効とした15票について「どちらの候補者の氏名を書いたのか判断できない」と述べ、すべてを無効とした。一方で、「小山田ゆきひき」の1票は小山田氏の氏名と一致した字が多いとして、県選管と同様に小山田氏の得票だと判断した。さらに、県選管が無効とした「平山ひろゆき」「ひらやま文宏」の計2票は、平山氏の得票へと数え直した。 確定した得票数と選挙結果の行方 司法の判断による再計算の結果、平山氏の総得票数は5100票となり、小山田氏は5097票、無効票は140票となった。この結果、平山氏の当選を無効とした県選管の裁決は覆り、平山氏の当選が正式に認められることになった。現職の平山氏は、今年2月の衆院選で那須町を含む栃木3区から立候補した簗和生農水相を支持する首長の一人だった。 那須町における今後の電子投票導入 今後の選挙制度をめぐっては、那須町が9月に電子投票の導入を決定している。これにより、2027年2月に予定されている次回の町議選から電子投票が実施される見通しである。電子投票ではタブレット端末などに表示された候補者名から有権者が1人を選ぶ方式となり、今回の裁判のような手作業による開票や票の点検をめぐる混乱の防止につながるかどうかが注目される。

那須町長選の当選無効を巡る訴訟で東京高裁が県選管の裁決を取り消し、平山幸宏氏の当選を認める判決

10月8日、東京高裁で行われた訴訟の判決で、3月の栃木県那須町長選をめぐる県選挙管理委員会の「当選無効」の裁決が取り消され、現職の平山幸宏氏の当選が改めて認められた。

東京高裁が下した裁決取り消しの判断

東京高裁(江原健志裁判長)は10月8日、3月の栃木県那須町長選で当選無効とされた現職の平山幸宏氏が裁決の取り消しを求めた訴訟で、県選管の裁決を取り消し、平山氏の当選を認める判決を言い渡した。町長選では3人が争い、平山氏と新顔の小山田典之氏が事実上の一騎打ちを繰り広げた。当初の開票では平山氏が5099票を獲得し、小山田氏を1票上回って当選していた。

町選管と県選管による相次ぐ票の再点検

町選管は4月に全投票用紙を再点検し、小山田氏の得票のうち2票が無効になるとされ、票差は3票に広がった。しかし、県選挙管理委員会の裁決では、小山田氏が5106票、平山氏が5104票、無効票は127票となり、当落が逆転する事態となった。県選管は2人の氏名が交ざった「平山のりゆき」「小山田ゆきひろ」といった15票について、名字よりも下の名前の方が誤記しやすいとして「名字が書かれた候補者の得票」として数えていた。

争点となった15票と裁判所の判断

高裁は、県選管が有効とした15票について「どちらの候補者の氏名を書いたのか判断できない」と述べ、すべてを無効とした。一方で、「小山田ゆきひき」の1票は小山田氏の氏名と一致した字が多いとして、県選管と同様に小山田氏の得票だと判断した。さらに、県選管が無効とした「平山ひろゆき」「ひらやま文宏」の計2票は、平山氏の得票へと数え直した。

確定した得票数と選挙結果の行方

司法の判断による再計算の結果、平山氏の総得票数は5100票となり、小山田氏は5097票、無効票は140票となった。この結果、平山氏の当選を無効とした県選管の裁決は覆り、平山氏の当選が正式に認められることになった。現職の平山氏は、今年2月の衆院選で那須町を含む栃木3区から立候補した簗和生農水相を支持する首長の一人だった。

那須町における今後の電子投票導入

今後の選挙制度をめぐっては、那須町が9月に電子投票の導入を決定している。これにより、2027年2月に予定されている次回の町議選から電子投票が実施される見通しである。電子投票ではタブレット端末などに表示された候補者名から有権者が1人を選ぶ方式となり、今回の裁判のような手作業による開票や票の点検をめぐる混乱の防止につながるかどうかが注目される。

執筆者について: nipponese

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