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2024-06-06 00:00:00
ヌサンタラで進む建設作業。
フィルダウス・ワジディ/アナドル/ゲッティイメージズ
- ジャカルタが海面上昇の危機にさらされる中、インドネシアは新たな首都をゼロから作ろうとしている。
- ただ、6月3日には高官2人が辞任していて、350億ドル(約5兆4400億円)をかけたヌサンタラ・プロジェクトに疑問が生まれた。
- インドネシア政府はこの巨大プロジェクトを推進すべく、インフルエンサーやイギリスの元首相トニー・ブレア氏を活用している。
インドネシアの新たな首都をゼロから建設する計画は、プロジェクトを監督する2人の高官の予期せぬ辞任によって打撃を受けた。
6月3日、ヌサンタラ首都庁のバンバン・スサントノ(Bambang Susantono)長官とドニー・ラハジョー(Dhony Rahajoe)副長官が辞任したとロイターなど複数のメディアが報じた。
プラティクノ国務長官は、ジョコ・ウィドド大統領がスサントノ長官の辞表を受け取ったと語ったとアジアニュースネットワークは伝えている。
後任が正式に決まるまでは、2人の大臣が代理を務める見込みだ。
ジョコ・ウィドド大統領は、ヌサンタラの建設は「共有されたビジョンに従って」進められるとインスタグラムでコメントしたと、サウス・チャイナ・モーニング・ポストは報じた。
ただ、監督省庁のトップの辞任は、カリマンタン島の東海岸に建設中の新たな都市にとって”つまずき”になるかもしれない。
インドネシアの首都で同国最大の都市でもあるジャカルタは、海面上昇による洪水のリスクに直面しているため、ジョコ・ウィドド政権はその代わりとなる新たな首都の建設を決めた。
ヌサンタラの建設にかかる費用は350億ドルと見込まれていて、完成は2045年を予定している。ただ、10月の次の大統領就任式までに約6000人の政府職員が移住する見込みだ。
インドネシア政府はイギリスのトニー・ブレア元首相や、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領ら著名人を起用し、プロジェクトを推進している。
インフルエンサーも活用していて、ジョコ・ウィドド大統領は2023年、森林破壊への懸念に対処すべく数十人のSNSの有名人を現地に案内した。
ヌサンタラの建設をめぐっては、資金調達についても懸念が高まっている。インドネシア政府が約束しているのは建設にかかる費用の約20%を負担することのみで、残りの資金の確保に苦労している。2022年3月には、ソフトバンクがこのプロジェクトへの出資を見送った。
Business Insiderは辞任したスサントノ氏とラハジョー氏にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
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