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2024-05-04 23:30:00
一部の観光客 —— 特に宿泊を伴う観光客 —— は自分たちが”登録済み”であることをどのように証明すればいいか混乱していたとガーディアンは伝えている。宿泊客は”入場料”を払う必要はないものの、”入場料”を免除してもらうには”登録”が必要なことに気付いていなかったという。
Business Insiderはベネチアの観光部門の責任者にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
なお、この”入場料”制度はお金を集めることが目的ではなく、集まったお金は制度の運営費にあてられるという。
指定されたピーク日にベネチアを日帰りで訪れる観光客は、オンラインまたは売り場でチケットを購入しなければ市内には入れない。登録がないと、専門の検査官に止められ、50~300ユーロの罰金を科される危険性がある。市によると、初日の4月25日には11万3000人が登録し、このうち1万5700人が”入場料”を払った日帰りの観光客だった。
地元住民は”入場料”を支払う必要はないものの、オンライン登録をする必要がある。ここが争点になっている。
自分たちの街はテーマパークではないと抗議の声を上げる住民も。
ルカ・ブルーノ/AP通信
“入場料”に反対する人の中には、ベネチアは「美術館や博物館、テーマパークになった」と話した人もいるとロイター通信は報じている。「ベニスランドへようこそ」と書かれたプラカードなどを掲げるデモ参加者もいた。

ベネチアの通りを埋め尽くすデモ参加者。
マヌエル・シルベストリ/ロイター
オランダの首都アムステルダムの市議会は2023年7月、観光客の数を制限し、環境汚染に歯止めをかけるため、クルーズ船の入港を禁止する法案を可決した。市は他にも、パーティーやドラッグのためにアムステルダムを訪れる 「厄介な 」若いイギリス人男性観光客を減らすためのキャンペーンを開始した。
もっと小さな町ですら、観光客の数を抑える新たな対策を見つけなければならなくなった。日本でも、富士山の写真を撮ろうと押し寄せる観光客を減らそうと、山梨県富士河口湖町が高さ2.5メートルの黒い幕などを設置することにした。詰めかけた観光客がゴミを放置したり、道路交通法を無視するため、これは最終手段だと富士河口湖町の職員は話している。
ディズニー映画『アナと雪の女王』のモデルになったと噂されるオーストリアの村でも、自撮り写真を撮りに来る観光客を制限するため、同様のフェンスを設置することになった。木製フェンスの設置は、人口約800人のハルシュタットで試行された観光客抑制策の1つだ。BBCによると、繁忙期には1日1万人もの観光客がこの村を訪れるという。
観光地の中には、1日の観光客の数に上限を設けているところもある。2023年9月、ギリシャはアテネのアクロポリスの入場者数に1日あたり2万人という上限を設けた。アメリカの国立公園でも、1日の入場者数に上限を設けているところが複数ある。
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