日本の裁判所が、1966年に起きた複数の殺人事件に死刑囚が関与していないとの判決を下し、世界で最も長く死刑囚として服役していた人物が無罪となった。
88歳の袴田巌さんは、獄中で48年間を過ごし、そのうち45年以上は死刑囚として過ごし、他のどの受刑者よりも長かった。
この元ボクサーは、元上司とその妻、そして2人の子供を殺害し、自宅に放火した罪で1968年に死刑判決を受けた。
画像:判決後に祝う袴田巌さんの支援者たち。写真:共同通信/ロイター
日本の公共放送NHKによると、静岡の裁判所は木曜日、国井浩司裁判長が被告は無罪であり、被告に不利な証拠は捏造されたと述べた後、被告に無罪判決を下した。
袴田容疑者は当初、殺人事件への関与を否定していたが、後に警察による暴力的な尋問の後、自白せざるを得なかったと述べた。
捜査官らが容疑者のものだと主張する血痕の付いた衣服が、逮捕から1年以上経って味噌のタンクに隠されていたのが発見され、疑問が浮上した。
2023年、東京高等裁判所は、味噌に1年以上浸した衣類は黒くなりすぎて血痕が見えなくなるという証拠を採用し、その証拠が捜査員によって捏造された可能性があると認めた。
さらに、血液サンプルは袴田被告のDNAと一致しなかったほか、検察側が証拠として提出したズボンは袴田被告には小さすぎた。
彼の予定されていた死刑執行は長期にわたる控訴と再審手続きにより延期され、最初の再審請求が却下されるまでに彼はすでに27年間も獄中にあったことになる。
昨年、裁判所は判決を変更し、2008年に91歳の妹、袴田秀子さんが起こした2度目の控訴を支持する判決を下した。
この判決を受けて、10月に始まった最新の再審が始まった。
袴田氏は、捜査官らが被告に不利な証拠を捏造したことを示唆する新たな証拠が出たため、裁判所が再審を命じた2014年に釈放されたため、10年間刑務所には収監されていないが、当時は無罪判決は下されていなかった。
袴田さんは釈放後、健康状態が悪く、年齢も高かったため逃亡の危険性が低かったため、自宅で刑に服した。
木曜日の判決前の5月に静岡地裁で行われた最終審理で、検察側は再び死刑を要求し、人権団体からは検察側が裁判を長引かせようとしているとの批判が起きた。
彼は1945年以降、日本での再審で無罪判決を受けた5人目の死刑囚である。
#袴田巌世界最長の死刑囚が日本で無罪判決 #世界ニュース