1756971838
2025-09-04 01:30:00
- 若手社員をAIに置き換えてはいけないと、アマゾンのクラウド責任者は話している。
- マット・ガーマンによると、彼らはAIツールを最も使い慣れている。
- アマゾン・ウェブ・サービスのCEOである彼は、AIのために若手社員を削減することは将来の人材プールに破滅をもたらしかねないと話した。
アマゾンのクラウド関連のトップを務めるマット・ガーマン(Matt Garman)は、企業の幹部へ、労働者をAI(人工知能)に置き換えようと焦ることについて警鐘を鳴らしている。
「若手社員を切るな」
このアマゾン・ウェブ・サービス(Amazon Web Services)のCEOは、エントリーレベルの社員をAIツールに置き換えることは「これまで聞いた中で最も愚かなことの一つだ」と、先ごろ放送されたポッドキャスト「Matthew Berman」で語った。
「彼らはおそらく、従業員の中で最も安価な人材だ。そして、AIツールに最も精通している人材でもある。10年後の未来に何かを築き上げたり学んだりした人が誰もいなくなったら、どうなるだろうか」
ガーマンは、企業が新卒者の雇用を続けて、彼らにソフトウェアの構築や問題分析、最適なやり方の採用方法などを教えるべきだと話した。
さらに、AIが牽引する経済で最も価値のあるスキルは、特定の大学の学位に紐づくものではないという。
「もし、すべての時間をひとつの学習だけに費やし、『これが今後30年間に私が専門家になる分野だ』というなら、今から30年後にそれは価値がなくなると断言できる」と、彼は語った。
代わりに、学生は倫理的思考力や創造性、技術の進化に伴い適応する能力について集中するべきだという。
彼はこれ以上のコメントを拒否した。
AIは若手社員のためにある
テック業界の幹部は、AIがエントリーレベルの社員に取って代わる可能性について声を上げてきた。
OpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)CEOは6月、AIはすでに若手社員と同じように動き始めていると語った。
「現在の仕事について、多数のエージェントに仕事を割り振り、品質を見て、彼らがどのくらいその仕事に適しているかを確認し、フィードバックを行うと話しているのを耳にするが、それは比較的経験の浅い社員と仕事するようなものだ」と、アルトマンはスノーフレークサミット2025(Snowflake Summit 2025)で、AIエージェントについて語った。
グーグル(Google)のチーフサイエンティストであるジェフ・ディーン(Jeff Dean)は2025年初め、AIがすぐに若手ソフトウェアエンジニアのスキルを再現できるようになり、それは2026年になるかもしれないと語った。
こうした圧力はデータにも表れている。ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)によると、テック業界の20代から30代の失業率は2024年初めから3ポイント近く上昇し、これは全体の失業率の4倍以上になる。
「まだアメリカの労働市場全体ではわずかな割合だが、最終的に生成AIはアメリカの全労働者の6~7%に取って代わると見ている」と、ゴールドマン・サックスのチーフエコノミスト、ヤン・ハッチウス(Jan Hatzius)は8月に述べた。
若手社員が犠牲になるという考えに同意しない者もいる。
GitHubのトーマス・ドムケ(Thomas Dohmke)CEOは7月、若手のエンジニアは新鮮な視点をもたらし、AIのアーリーアダプターであることが多いと述べた。
「現在、高校や大学に行っている学生や、彼らよりももっと若い子どもたちは、AIをもっと早く使えるようになる」と、ドムケはポッドキャスト「The Pragmatic Engineer」で7月に語っている。
彼らはオープンな心で受けとめているから、受け入れる。彼らは『これまではこうしてきた』とは考えない。
#若手社員をAIに置き換えることはこれまで聞いた中で最も愚かなことの一つアマゾンのクラウド責任者が警鐘 #Business #Insider #Japan