左肋骨のひびという負傷を抱えながら、米澤蓮が「ベイカレントクラシック Presented by レクサス」初日に3アンダー「68」をマークし、17位で好スタートを切った。痛みを言い訳にせず、海外挑戦を見据えて戦うその覚悟が、横浜CCでのプレーに表れている。
左肋骨のひびを抱えて挑む初日
横浜CC(神奈川県)で開催されている「ベイカレントクラシック Presented by レクサス」の初日、米澤蓮が3アンダー「68」を記録し、首位と5打差の17位につけた。news.golfdigest.co.jpによると、米澤は3週前の「ANAオープン」で左脇腹に痛みを感じ、その後の「リシャール・ミル チャリティトーナメント」でもプレーを続行した結果、状態が悪化したという。9月28日に病院で診断を受けたところ、左肋骨にひびが入っていることが判明した。これにより出場を予定していた「ドラッグストア・コスモスカップ」の欠場を余儀なくされた経緯がある。
痛みを言い訳にしないプロの矜持
1週間の休養では完治に至らず、今大会の初日も終盤には患部に痛みが生じた。しかし、米澤は「出ると決めたら覚悟を持ってやるしかない。そこの言い訳をするつもりもないですし、そんなつもりでは来ていないので」と語り、強い精神力を見せた。第1組でスタートした米澤は、4番と6番のパー5で確実にバーディを奪うなど、序盤から攻めのゴルフを展開した。後半15番でもバーディを重ねるなど、負傷を感じさせない安定したプレーでスコアを伸ばした。
横浜CCでの優勝経験とプレッシャー
米澤にとって横浜CCは、2024年の「横浜ミナト チャンピオンシップ」で優勝を果たした縁のあるコースだ。日本開催のPGAツアーには、前身の「ZOZOチャンピオンシップ」を含め3年連続の出場となる。米澤は今回の出場について、以下のように心境を明かした。
「日本の我々のホームっていうところと、(慣れている)芝だったり、ましてやここで勝っているというのもある。ここで結果を出したい。逆に言えば、ここである程度のプレーができなければ、僕らがアメリカに乗り込んで(成績を出す)のはもっと厳しい。ある意味でそういう緊張感みたいなものはありますし、それが良い方に行っていると思う」
欧州ツアー予選会を見据えた戦い
米澤は、日本ツアーポイントランキング上位者の資格で、11月6日からスペインのインフィニタム・ゴルフで開催される欧州ツアー(DPワールドツアー)の最終予選会にエントリーしている。海外への挑戦を本格的に見据える今、国内での一戦一戦は重要なステップとなる。18番で唯一のボギーを叩いた際には、自身の苦手なロケーションと急斜面に苦しんだが、3mのパットを沈めて締めくくった。負傷という困難を抱えながらも、世界への切符を掴むために、米澤は残り3日間の戦いに挑む。