- ユーロ圏の工場活動は12月にさらに縮小した
- 主要国の成長に伴いアジアの工場活動が回復
- 台湾と韓国のPMIは数カ月の低下の後、拡大を示す
[ベンガルル/シンガポール 1月2日 ロイター] – ユーロ圏の製造業活動は12月にさらに縮小したが、アジアの工場大国は輸出受注の回復と人工知能需要の高まりを背景に、より堅調な足取りで2025年を終えたことが民間調査で示された。
共通通貨圏の工場活動は先月、新規受注のさらなる減少で生産が10カ月ぶりに減少したため、さらに深刻な縮小に陥った。
S&Pグローバルがまとめた12月のHCOBユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.8と、11月の49.6から低下した。 9カ月ぶりの低水準となり、成長と縮小の分かれ目となる50の水準を2カ月連続で下回った。
調査では、20カ国からなるユーロ圏の活動が広範に低下していることが浮き彫りになった。
域内最大の経済国であるドイツは、PMI指数が10カ月ぶりの低水準となり、監視対象8カ国の中で最も弱いパフォーマンスを記録した。イタリアとスペインもまた縮小領域に後退した。
ハンブルク商業銀行の首席エコノミスト、サイラス・デ・ラ・ルビア氏は「ユーロ圏の工業製品の需要は再び鈍化している」と述べた。 「企業は来年に向けて勢いをつける能力も意欲もないようだが、むしろ慎重になっており、これは経済にとって毒だ。」
フランスは製造業PMIが42カ月ぶりの高水準に上昇し、まれに見る明るい材料となった。EU域外の英国では、レイチェル・リーブス財務大臣の予算である程度の救済策が講じられたことによる需要の回復に乗って、12月の活動が15カ月ぶりの速いペースで伸びた。
アジアは輝く
主要テクノロジー輸出国である韓国と台湾の工場活動は12月に数カ月続いた減少に歯止めがかかり、東南アジア諸国のほとんどは好調な成長を維持した。
これらは火曜日に発表された中国のPMIに続いて発表されたもので、これも休暇前の注文急増に助けられ、世界第2位の経済大国の工場活動が予想外に好転していることを示した。アジア最大の輸出国が米国の関税に適応しているかどうかを判断するのは時期尚早だが、世界的な需要の回復により一部の製造業者は新年に向けて楽観的な見方ができるようになった。
キャピタル・エコノミクスのアジアエコノミスト、シヴァン・タンドン氏は「ほとんどの国からの輸出はここ数カ月で急増しており、アジアの輸出志向の製造業の短期的な見通しは引き続き良好だと考えている」と述べた。
同氏は、ほとんどのアジア経済は米国の需要の中国離れとAI関連ハードウェアに対する世界的な強い需要から引き続き恩恵を受けるはずだと指摘した。
台湾のPMIは12月に50.9と、11月の48.8から上昇し、10カ月ぶりに成長と縮小の分かれ目となる50ポイントを突破した。
同様に、韓国のPMIは49.4から50.1に上昇し、新規受注が2024年11月以来の大幅な増加となったことを受け、9月以来初の景気拡大指標となった。
両国経済は世界最大の半導体メーカーの一つであり、人工知能市場の急成長から多大な恩恵を受けている。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ウサマ・バティ氏は「メーカーによると、新製品の発売と外需の改善が売上高の改善を牽引したほか、12月の見通しに対する信頼感も著しく改善し、2022年5月以来の高水準に達した」と述べた。
「その結果、企業は雇用水準と購買活動の両方を引き上げるよう奨励された。」
木曜日に発表された公式データによると、世界貿易の牽引役である韓国からの輸出が12月の予想を上回った。
アジアの他の地域では、インドネシアとベトナムでは拡大が若干緩やかになったものの、工場は主に生産活動の成長を維持した。
インドの工場部門の活動はここ2年で最低の伸びに減速したが、ペースは依然としてこの地域で最も強い。これとは別にシンガポールは金曜日、2025年の経済成長率が2024年の4.4%から4.8%に加速すると報告し、四半期の成長率は予想を上回った。
S&Pグローバルは月曜日に日本のPMIを発表する。
局による報告。インドラディップ・ゴーシュとサム・ホームズによる執筆。編集:シュリ・ナヴァラトナムとマーク・ハインリッヒ
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#欧州の工場活動はさらに縮小して2025年に終わるがアジアは需要改善で輝く