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横浜市長選、原沢氏陣営のIR計画復活を巡り、藤木幸夫氏ら反山中陣営と対立

横浜市長選を巡り、山下埠頭の再開発とIR(統合型リゾート)計画の復活を軸に、現職の山中竹春氏を支持する「ハマのドン」藤木幸夫氏と、自民党を中心とした反山中陣営が激しく対立している。投開票は10月18日に迫った。 山下埠頭再開発とIR計画を巡る対立 港湾業界の有力者で「ハマのドン」として知られる藤木企業相談役の藤木幸夫氏は、山下埠頭の再開発計画がIR誘致を目的としていると主張している。藤木氏によると、昨年末に商工会幹部から届けられた計画概要には、ドーム型スタジアムの新設などが盛り込まれていた。藤木氏は、この計画が三菱地所をディベロッパーとし、横浜スタジアムの移転やカジノを含むIR整備を意図したものだと証言する。同氏によれば、この計画を議論する会合には三菱地所関係者や市職員、IR推進の意向を持つ人物らが関与しており、IR計画復活のための動きであるとの見方を示している。 山中竹春氏の後援会で起きた役員離反 山中竹春氏の再出馬を巡り、後援会内部では動揺が広がった。8月19日の役員会では、副会長を務めていた商工会副会頭の坂倉徹氏が、山中氏の再出馬に反対する意向を表明した。藤木幸夫氏の四男である藤木幸吉氏によると、坂倉氏は「菅(義偉)さんと渋谷(健市議)から、もう山中は応援できないから辞めさせて別の候補でいくと言われた」と語ったという。藤木幸吉氏は、山中氏本人が過去のパワハラ問題を反省し謝罪する姿勢を示しているとして続投を支持したが、8月28日の役員会までに、藤木氏親子と後援会長の戸塚武和氏を除く全ての役員が辞任する事態となった。 医師会幹部からの圧力と後援会長の退任 反山中陣営の攻勢は、後援会組織のトップにも及んだ。横浜医師会会長で山中氏の後援会長を務めていた戸塚武和氏は、8月31日に日本医師会幹部から直接電話を受けた。その内容は「山中竹春の再選に関与するのは困る」というもので、さらに「このまま後援会長を続けることに対して小泉進次郎大臣も激怒している」と伝えられたという。この圧力により、戸塚氏は中立的な立場を取るとして後援会長を辞任した。この一連の経緯は、政界や業界団体を巻き込んだ激しい選対戦の構図を浮き彫りにしている。 原沢敦美氏を巡るIR推進への懸念 自民党が中心となり、公明党、国民民主党、日本維新の会が推す候補として原沢敦美氏が選出された。原沢氏はカジノ誘致について「今IRをやるつもりは全くない」と明言している。しかし、原沢氏の後見人である前京都府知事の山田啓二氏がIR推進の考えを持っていることや、両者がかつて川崎汽船の社外取締役を8年間務めた関係にあることから、再開発計画の行方には疑念の声も上がっている。9月30日には原沢氏の会合に山田氏が激励に訪れており、IR計画の復活を警戒する陣営との対立は深まっている。 横浜市長選の行方は、10月18日の投票日に決定する。各陣営が複雑な思惑を交錯させる中、市民の生活や横浜の将来像を巡る議論が置き去りになっているとの指摘もある。港湾業界の支持を受ける山中陣営と、与党主導の反山中陣営が正面からぶつかる構図となり、今後の動向が注目される。

横浜市長選、原沢氏陣営のIR計画復活を巡り、藤木幸夫氏ら反山中陣営と対立

横浜市長選を巡り、山下埠頭の再開発とIR(統合型リゾート)計画の復活を軸に、現職の山中竹春氏を支持する「ハマのドン」藤木幸夫氏と、自民党を中心とした反山中陣営が激しく対立している。投開票は10月18日に迫った。

山下埠頭再開発とIR計画を巡る対立

港湾業界の有力者で「ハマのドン」として知られる藤木企業相談役の藤木幸夫氏は、山下埠頭の再開発計画がIR誘致を目的としていると主張している。藤木氏によると、昨年末に商工会幹部から届けられた計画概要には、ドーム型スタジアムの新設などが盛り込まれていた。藤木氏は、この計画が三菱地所をディベロッパーとし、横浜スタジアムの移転やカジノを含むIR整備を意図したものだと証言する。同氏によれば、この計画を議論する会合には三菱地所関係者や市職員、IR推進の意向を持つ人物らが関与しており、IR計画復活のための動きであるとの見方を示している。

山中竹春氏の後援会で起きた役員離反

山中竹春氏の再出馬を巡り、後援会内部では動揺が広がった。8月19日の役員会では、副会長を務めていた商工会副会頭の坂倉徹氏が、山中氏の再出馬に反対する意向を表明した。藤木幸夫氏の四男である藤木幸吉氏によると、坂倉氏は「菅(義偉)さんと渋谷(健市議)から、もう山中は応援できないから辞めさせて別の候補でいくと言われた」と語ったという。藤木幸吉氏は、山中氏本人が過去のパワハラ問題を反省し謝罪する姿勢を示しているとして続投を支持したが、8月28日の役員会までに、藤木氏親子と後援会長の戸塚武和氏を除く全ての役員が辞任する事態となった。

医師会幹部からの圧力と後援会長の退任

反山中陣営の攻勢は、後援会組織のトップにも及んだ。横浜医師会会長で山中氏の後援会長を務めていた戸塚武和氏は、8月31日に日本医師会幹部から直接電話を受けた。その内容は「山中竹春の再選に関与するのは困る」というもので、さらに「このまま後援会長を続けることに対して小泉進次郎大臣も激怒している」と伝えられたという。この圧力により、戸塚氏は中立的な立場を取るとして後援会長を辞任した。この一連の経緯は、政界や業界団体を巻き込んだ激しい選対戦の構図を浮き彫りにしている。

原沢敦美氏を巡るIR推進への懸念

自民党が中心となり、公明党、国民民主党、日本維新の会が推す候補として原沢敦美氏が選出された。原沢氏はカジノ誘致について「今IRをやるつもりは全くない」と明言している。しかし、原沢氏の後見人である前京都府知事の山田啓二氏がIR推進の考えを持っていることや、両者がかつて川崎汽船の社外取締役を8年間務めた関係にあることから、再開発計画の行方には疑念の声も上がっている。9月30日には原沢氏の会合に山田氏が激励に訪れており、IR計画の復活を警戒する陣営との対立は深まっている。

横浜市長選の行方は、10月18日の投票日に決定する。各陣営が複雑な思惑を交錯させる中、市民の生活や横浜の将来像を巡る議論が置き去りになっているとの指摘もある。港湾業界の支持を受ける山中陣営と、与党主導の反山中陣営が正面からぶつかる構図となり、今後の動向が注目される。

執筆者について: nipponese

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