7日の広島戦で阪神・梅野隆太郎捕手が延長十一回にサヨナラ内野安打を放ち、2-1で勝利した。この勝利により阪神は今季セ・リーグ全球団への勝ち越しを決め、2023年以来となる「完全優勝」を達成した。西勇輝投手の引退試合を劇的な結末で飾った。
西勇輝の引退試合で梅野隆太郎がプロ初サヨナラ打
阪神は7日、甲子園球場で行われた広島戦を2-1で制し、今季8度目のサヨナラ勝ちを収めた。この一戦は、長年バッテリーを組んだ西勇輝投手の引退試合であり、スタメンマスクを任された梅野隆太郎捕手が運命的な活躍を見せた。延長十一回、1死二、三塁の好機で打席に立った梅野は、相手右腕・ターノックの6球目のカーブに食らいついた。遊撃手・二俣へのゴロはイレギュラーして高く跳ね、二俣が捕球できず試合は決着した。デイリースポーツの報道によると、梅野にとってプロ13年目での初サヨナラ打となった。
植田海が演出した劇的なサヨナラの舞台
勝利の立役者として、代走で出場した植田海の存在が光った。延長十一回、先頭の小野寺が四球で出塁すると、植田が代走として登場。続く熊谷の打席で盗塁を成功させ、相手守備陣にプレッシャーを与え続けた。梅野は「(三走が)海だと分かっていた」と振り返り、バットに当てることだけに集中したという。快足を飛ばして本塁へ滑り込んだ植田の貢献が、梅野のサヨナラ打を呼び込む重要なピースとなった。
2023年以来となるセ・リーグ「完全優勝」を達成
この日の勝利により、阪神の今季広島戦の成績は13勝11敗1分けとなり、勝ち越しが確定した。これにより、今季のセ・リーグ全球団に対する勝ち越しが決定し、2023年以来となる「完全優勝」の称号を手にした。昨季はNPB史上最速のリーグ優勝を成し遂げたものの、中日に対して負け越したため、完全優勝には届かなかった。今季は交流戦でパ・リーグ球団に苦戦したものの、セ・リーグ内では圧倒的な強さを見せつけ、この勲章を勝ち取った。
「とにかく当てにいくことだけに必死で。それが全て報われる瞬間が訪れたので良かった」
日本一に向けたレギュラーシーズン最終戦へ
「完全優勝」という勲章を手にしても、チームの視線はすでにその先へ向いている。梅野は「先の戦いもあるんで、チームのために何ができるかを考えながら今後もやっていきたい」と述べ、日本一を見据えた戦いを強調した。阪神は8日、甲子園球場でヤクルトとのレギュラーシーズン最終戦を迎える。劇的な形で勝ち越しを決めた勢いそのままに、最高の形でシーズンを締めくくるべく全力で戦い抜く構えだ。