格付け会社ムーディーズはフランスの信用格付けを引き下げた。同庁の発表通り、格付けは「Aa2」から「Aa3」に引き下げられた。この決定は、フランスの財政が今後数年間で大幅に悪化するとの見方を反映している。フランスにとって借金の負担はより高価になる可能性がある。しかし、ムーディーズは欧州第2位の経済大国の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更した。
この動きは、エマニュエル・マクロン国家元首が中道政治家フランソワ・バイルーをフランスの新首相に任命した直後に行われた。 1週間前、フランス国民議会の右派民族主義者と左派陣営は、予定されている緊縮予算をめぐる論争で不信任投票を行い、ミシェル・バルニエ前中道右派政権を打倒した。それでもムーディーズは「今回の出来事は信用力に悪い」と判断した。
予算強化の障害となる「政治的分裂」
フランスには、たとえ移行措置としての特別法が意図されているとしても、来年度の予算はまだない。同国は多額の債務と新たな借り入れを管理しなければならない。今年の財政赤字は6.1%になると予想されている。過剰な新規債務のため、欧州委員会はフランスに対して赤字訴訟を行っている。
ムーディーズは、同国には大幅な予算強化が妨げられる可能性のある「政治的分裂」があると証言した。フランスではどの政党も国民議会で絶対多数を占めていない。この国では連合はかなり珍しい。この国は政治的に、マクロン氏の中道勢力、左翼陣営、マリーヌ・ルペン氏の右翼国家主義者という3つの大きなブロックに分かれている。ムーディーズは「次期政権が来年以降も大幅に財政赤字を削減する可能性は現時点で非常に低い」と述べた。
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