東京ヴェルディは5日、城福浩監督との契約を解除したと発表した。今季はJ1で第8節終了時点で未勝利のまま19位に低迷しており、クラブは指揮官の交代を決断した。7日の天皇杯3回戦・ガイナーレ鳥取戦は森下仁志ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。
城福浩監督との契約解除に至った背景
東京ヴェルディは5日、城福浩監督(65)との契約を解除したと発表した。2022年6月に就任した城福氏は、2023年にチームを16年ぶりのJ1昇格へ導くなど、クラブの再建において中心的な役割を果たした。しかし、今季はJ1第8節終了時点でリーグ唯一の未勝利と苦戦が続いていた。降格圏内の19位に沈む成績不振を受け、クラブはシーズン序盤での体制変更を決定した。
天皇杯3回戦は森下仁志ヘッドコーチが代行
急な監督交代を受け、7日に味の素スタジアムで行われる天皇杯3回戦・ガイナーレ鳥取戦については、森下仁志ヘッドコーチ(54)が暫定的に指揮を執る予定だ。クラブは今後の正式な指揮体制について、決定次第改めて報告するとしている。急転直下の事態の中で、まずはヘッドコーチがチームの舵取りを担うことになった。
城福前監督が残したコメントと功績
城福監督は退任に際し、クラブを通じて感謝の意を表明した。同監督は2023年のJ1昇格プレーオフを制した際の喜びを振り返り、「J2時代からのサポーターが徐々に増えて行き、チームに大きな後押しをしてくれたからこそ成し得た」と述べた。また、以下のように感謝の言葉を綴っている。
「難しい状況でも背中を押し続けてくれたサポーターの皆さんと踊ったラインダンスは一生忘れません。」
過去にはFC東京やサンフレッチェ広島などのJクラブを率い、年代別の日本代表監督も歴任してきた城福氏。2022年途中からの約2年間で、東京ヴェルディの再建という大役を全うした。
J1残留と今後のチーム作り
今季の東京ヴェルディは、第8節を終えて未勝利という厳しい状況にある。城福監督は退任のコメントの中で「補強選手も出揃い怪我人が戻って来る目処も立ち、チーム作りという意味ではこれからと思ってました」と無念さを滲ませた。クラブ側は現在、新たな指揮官の選定を含めた体制構築を急いでいる。J1残留という目標に向け、チームがどのように再編されるのか、今後の動向が注目される。