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旧ソ連時代の靴下工場をヨーロッパ最大のテック・キャンパスに… リトアニアの狙いとは | Business Insider Japan

リトアニアの首都ビリニュス。 Westend61/ゲッティイメージズ リトアニアのスタートアップシーンは活況で、それが首都ビリニュスを変貌させている。 ユニコーン企業のVintedやNord Securityもビリニュスの工場跡地「サイバー・シティ(Cyber City)」周辺を拠点としている。 もう1つの古い工場跡地「テック・ジティ(Tech Zity)」はヨーロッパ最大のテック・キャンパスになる見込みだ。 リトアニアの首都ビリニュス旧市街の外れにある工業用ビル群の中に、いくつかの灰褐色のレンガ造りの建物が周囲を見下ろすようにそびえ立っている。 高い大きな煙突は旧ソ連時代の靴下工場の遺物だ。レンガは靴下の柄を模して並べられていて、この歴史を思い出させる。 この建物は今、「サイバー・シティ」として知られている。変化したリトアニアの象徴だ。 サイバー・シティは靴下工場時代の遺物である煙突を中心としている。 ジョシュア・ネルケン・ツィッツァー/Business Insider すぐ近くのバス停は数メートル先に本社を構えるテクノロジー大手のヴィンテッドやノルドセキュリティを称え、「ユニコーン」と呼ばれている。 Nord Securityの最高技術責任者マリウス・ブリエディス(Marijus Briedis)氏は、このエリアはかつて「立入禁止区域」だったと語った。 「危険な場所だったんです」 Nord Securityは2022年、リトアニアで2番目の10億ドル規模のテック・ユニコーンになった —— Vintedの3年後だ。 サイバー・シティにあるNord Securityの本社。 ジョシュア・ネルケン・ツィッツァー/Business Insider ブリエディス氏は旧ソ連時代の工場や今にも崩れ落ちそうな建物、そして、かつてこの地域に住んでいたいかがわしい人々について話した。 今はリトアニアの急成長するテクノロジー・スタートアップシーンに後押しされ、急速に変化しているという。Nord Securityのビルは、シリコンバレーのテック企業のキャンパスからインスピレーションを得ている。 「この5年間は全てのスタートアップとスタートアップ・コミュニティーにとって、本当に成長著しい時期だったと言えるでしょう」とブリエディス氏は語った。 「わたしたちはまさに爆発しましたから」 Nord Securityの新しい本社の中の様子。 ジョシュア・ネルケン・ツィッツァー/Business Insider 第二次世界大戦の後、リトアニアは旧ソ連に強制的に吸収され、1990年に独立した。リトアニアは長年、安く楽しめる都市滞在型休暇の目的地として主に知られていたが、近年は様変わりしている。 2018年から2023年にかけて、リトアニアのスタートアップ・エコスシステムは大きく成長し、その企業価値は合計で7倍以上に伸びた。…

旧ソ連時代の靴下工場をヨーロッパ最大のテック・キャンパスに… リトアニアの狙いとは | Business Insider Japan

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2024-10-07 10:00:00

リトアニアの首都ビリニュス。

Westend61/ゲッティイメージズ

  • リトアニアのスタートアップシーンは活況で、それが首都ビリニュスを変貌させている。
  • ユニコーン企業のVintedやNord Securityもビリニュスの工場跡地「サイバー・シティ(Cyber City)」周辺を拠点としている。
  • もう1つの古い工場跡地「テック・ジティ(Tech Zity)」はヨーロッパ最大のテック・キャンパスになる見込みだ。

リトアニアの首都ビリニュス旧市街の外れにある工業用ビル群の中に、いくつかの灰褐色のレンガ造りの建物が周囲を見下ろすようにそびえ立っている。

高い大きな煙突は旧ソ連時代の靴下工場の遺物だ。レンガは靴下の柄を模して並べられていて、この歴史を思い出させる。

この建物は今、「サイバー・シティ」として知られている。変化したリトアニアの象徴だ。

サイバー・シティ

サイバー・シティは靴下工場時代の遺物である煙突を中心としている。

ジョシュア・ネルケン・ツィッツァー/Business Insider

すぐ近くのバス停は数メートル先に本社を構えるテクノロジー大手のヴィンテッドノルドセキュリティを称え、「ユニコーン」と呼ばれている。

Nord Securityの最高技術責任者マリウス・ブリエディス(Marijus Briedis)氏は、このエリアはかつて「立入禁止区域」だったと語った。

「危険な場所だったんです」

Nord Securityは2022年、リトアニアで2番目の10億ドル規模のテック・ユニコーンになった —— Vintedの3年後だ。

Nord Security本社

サイバー・シティにあるNord Securityの本社。

ジョシュア・ネルケン・ツィッツァー/Business Insider

ブリエディス氏は旧ソ連時代の工場や今にも崩れ落ちそうな建物、そして、かつてこの地域に住んでいたいかがわしい人々について話した。

今はリトアニアの急成長するテクノロジー・スタートアップシーンに後押しされ、急速に変化しているという。Nord Securityのビルは、シリコンバレーのテック企業のキャンパスからインスピレーションを得ている。

「この5年間は全てのスタートアップとスタートアップ・コミュニティーにとって、本当に成長著しい時期だったと言えるでしょう」とブリエディス氏は語った。

「わたしたちはまさに爆発しましたから」

建物の中の様子

Nord Securityの新しい本社の中の様子。

ジョシュア・ネルケン・ツィッツァー/Business Insider

第二次世界大戦の後、リトアニアは旧ソ連に強制的に吸収され、1990年に独立した。リトアニアは長年、安く楽しめる都市滞在型休暇の目的地として主に知られていたが、近年は様変わりしている。

2018年から2023年にかけて、リトアニアのスタートアップ・エコスシステムは大きく成長し、その企業価値は合計で7倍以上に伸びた。

リトアニアには現在、900を超えるスタートアップがある。少なくとも3つの”ユニコーン”を擁しているというこの国は、バルト諸国の中で最も急速に成長しているスタートアップ・エコシステムを誇り、中東欧におけるVC投資額では第2位だという。

人口300万人弱のリトアニアは、近隣の大国に比べてはるかに市場が小さいとブリエディス氏は指摘する。

「だからこそ、グローバルに考えなければならない」

ヨーロッパ最大のテクノロジー・キャンパス

このスタートアップシーンの中心がリトアニアの首都ビリニュスだ。リトアニアの全ての新興企業の企業価値の約90%をこの街が占めている。

ビリニュスのバルダス・ベンクスカス(Valdas Benkuskas)市長によると、これはリトアニアの国内総生産(GDP)のほぼ半分にあたる。

スタートアップ大国としてビリニュスは今、ベルリンやロンドン、アムステルダムといったヨーロッパの大都市に匹敵する”テックハブ“になろうとしている。ただ、それはまだもう少し先のことだ。

とはいえ、その変貌ぶりはサイバー・シティのようなプロジェクトや現在進行中のさらに野心的なプロジェクトによく表れているとベンクスカス市長はBusiness Insiderに語った。

サイバー・シティから歩いてすぐのところにある野心的なプロジェクト「テック・ジティ」は、リトアニアのテックシーンを活性化させる一助となるだろう。

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執筆者について: nipponese

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