パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦は、有原が5回2失点と試合をつくるも、奈良間の逆転2ランや新戦力の起用が実らず黒星発進となった。チームは一戦必勝で第2戦以降の巻き返しを狙う。
初回のアクシデントと有原の投球内容
試合の初回、不安視していた立ち上がりに失点を喫した。初回について「(不安視していた)初回でしたね。あちゃーと思って。それ以降は有原くんらしく。2点ですから、ゲームはつくことはできました」と振り返る。有原は5回を投げたところで交代となり、続投させるのが難しかったのかという問いに対しては「だから代えたんです」と簡潔に説明した。先発としての役割は果たしたものの、序盤の失点が重い展開となった。
急転直下のスタメン起用と奈良間の一発
奈良間大己の一時逆転となる2ランホームランは大きな見せ場となったが、試合は初戦黒星となった。奈良間のスタメン起用について「朝まで違う選手だったんですよ。紅白戦で柳川くんの速い真っすぐをレフト線に打ち返したので、奈良間くんでいこうと。守備のことも考えてね」と明かす。一発を放った奈良間は「なんとか1勝1敗に持ち込んで…」と次戦への意気込みを語っている。
CS初出場の柴田獅子が示した存在感
柴田獅子はCSで2安打デビューを果たし、マルチ安打を記録したものの惜敗した。「(守備で)ファーストゴロだけ飛ばないようにと思っていたら、すぐ飛んで行ったから(笑)。よくこなしていますよね。打つ方より、守る方がドキドキじゃないかな」と首脳陣は守備面での緊張感を語る。本人も「あした、あさって勝って、次のステージへ」と前を向いている。
相手打線への作戦とリリーフ陣の継投策
平良に多くの球数を投げさせる作戦は成功を収めた。前日の会見で西口監督が警戒していたカナリオについては「きょうは全然でしたけどね。まあ、ああいう場面では怖いバッターですよ」と警戒心を解かない。また、延長から細野を起用する方針は最初から決まっていたものであり、「気合は入っていたと思いますよ。こればかりは正解、分からないですから」と起用の意図を語っている。福島蓮は1回無失点でCS初ホールドをマークした。
一戦必勝で臨む第2戦以降の戦い方
リーグ3位からのCSであり、もはや一戦必勝でいくしかない状況に変わりはない。「(2024年CSファーストステージで)佐々木朗希くんの時も負けましたよね。初戦を取られた。戦い方はみんな知っていると思うので」と過去の経験則に言及する。「きょう来ていたファンの方たちは面白いゲームを見れたと思います。あしたは逆の結果になるように、また面白いゲームを見せたいです」と、本拠地のファンに向けて雪辱を誓った。