先週木曜日にワシントンで発表された、日本の5500億ドルの投資約束に基づく米国での第2弾プロジェクトは、高市早苗首相とドナルド・トランプ米大統領の関係強化に役立つかもしれないが、日本企業に不利な契約条件を強いる可能性があるとアナリストらは述べた。

730億ドル相当の最新プロジェクトはエネルギー分野に焦点を当てており、高市氏は中東危機や世界中で電力需要が増大していることを考慮すると時宜にかなった取り組みであると述べた。彼らは、わずか1か月前の第1ラウンドで約束された360億ドルの投資額を上回った。

今回の分では、7月の関税緩和と引き換えに日本が提案した5500億ドルの約20%が約束された。

さらに、木曜日に発表された日米戦略的投資に関する共同発表では、両国政府が小型モジュール型原子炉、大型原子炉、原油インフラの分野を含む「重要で有望なプロジェクト」に取り組んでいると述べた。

政府支援機関からの投資、融資、保証という形で行われるプロジェクトのペースと規模について、日本政府は、こうしたプロジェクトは双方にとって利益となる場合にのみ合意されると説明している。

両国政府が9月に交わした覚書によると、プロジェクトはワシントンが指揮することになる。

覚書によると、日米双方はプロジェクトの第1段階で利益を折半するが、投資が完全に稼働した時点で米国が90%を保持することになる。

アナリストらによると、たとえ投資が日本政府によって保証されているとしても、日本の銀行は大規模プロジェクトのために米国で外貨を調達するという課題に直面するだろう。

三井住友信託銀行調査部シニアエコノミストの岩橋純樹氏は「プロジェクトは日米合意に基づいて決定されると言われているが、米国が関税引き上げをちらつかせる中で議論されている」と語る。

同氏は「こうした米国の政治的圧力に直面しながら、日本が投資プロジェクトに関して適切なリスク評価を行えるかどうかが課題だ」と述べ、投資提案に消極的な姿勢を示すこともトランプ大統領に追加関税を課す可能性があると付け加えた。

岩橋氏は「米国だけではリスクを想定しにくいプロジェクトへの関与を日本に求められる可能性はある」と述べ、利益が出れば米国側が単独で行うだろうと指摘した。

アナリストらはまた、各プロジェクトがどのように資金調達されるのか、また日本の政府機関や企業がどの程度関与するのかについては不確実性が残っているとも述べている。

エネルギー分野における日米協力は、特に供給源の多様化につながる場合には中長期的に重要だが、同分野のプロジェクトがうまくいくには、日本企業が支払うオフテイク価格には「経済的合理性」が必要になると岩橋氏は述べた。

関係者によると、日本企業の消極の表れとして、蓄電池の生産プロジェクト、ジャパンディスプレイによる先端ディスプレイ画面調達のための工場運営計画、銅精錬施設の建設などが第2弾の約束の候補として検討されたが、木曜日に発表されたリストには最終的には掲載されなかった。

第一生命経済研究所の首席エコノミスト、星野卓也氏は、高市政権が強い経済を構築するために国内投資を促進したいと考えているときに、米国への投資を必要とするこうした企業の取り組みは日本の産業の流出につながる可能性があると述べた。

「政府は人手不足で土地の生産性の低下が予想される中、生産性を高めるために国内投資を呼び掛けている」と星野氏は語った。

第2期投資に含まれるプロジェクトには、GEバーノバ社と日立製作所がテネシー州とアラバマ州に小型モジュール式原子炉を建設する計画や、ペンシルベニア州とテキサス州に天然ガス発電施設を建設する計画が含まれる。

最初のラウンドには、人工知能データセンターを運営するための米国史上最大のオハイオ州のガス火力発電所の建設のほか、テキサス州の深海原油輸出ターミナルとジョージア州の工業用合成ダイヤモンド製造施設の建設が含まれていた。

©共同通信
#日本の米国への投資はトランプ大統領との関係を強化できるがリスクがないわけではない

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