13日現在、日本の東を北東へ進む台風29号は勢力を落とし、温帯低気圧に変わる見込みであると報じられた一方、日本のはるか南の海上には熱帯低気圧が2つ発生しており、次に発生すれば台風30号となり、30個目の台風となれば2013年以来13年ぶりとなる。.
台風29号の動向と太平洋側沿岸部の高波
日テレNEWS NNNによると、台風29号は13日午前9時現在、日本の東を1時間に45キロの速さで北東方向へ進んでいる。陸地からは離れたところを通っているため列島への直接的な影響はないものの、伊豆諸島や関東、福島県の太平洋側沿岸部では台風のうねりが届き、波浪注意報が発表されている。台風は13日夜には日本のはるか東へ離れ、15日までに温帯低気圧へ変わる見通しであると報じられている。
日本のはるか南に控える2つの熱帯低気圧
フジテレビ気象センターの岡部茉莉気象予報士の解説によると、日本のはるか南の海上には、台風のたまごとなる熱帯低気圧が2つ控えている。Yahoo!ニュースのエキスパート記事で気象予報士の杉江勇次氏が伝えるところでは、西側の熱帯低気圧は今後発達せずに衰弱する見込みだが、東側の熱帯低気圧は発達する計算が多く、15日午前9時の予想天気図の段階でいつ台風となってもおかしくない状況であるという。

台風30号発生なら2013年以来の記録
次に発生する台風は30号となり、30個目の台風が発生すれば2013年以来で13年ぶりになると、フジテレビ気象センターは伝えている。気象庁の平年値では年間発生数は25.1個であり、2026年はすでに29個が発生して発生数自体は平年を上回っている。一方で、年間接近数の平年値は11.7個であり、10月5日時点の接近数は11個と平年並みの水準にとどまっている。
海外モデルによる今後の進路のばらつき
Yahoo!ニュースのエキスパート記事によれば、日本のGSMモデル、ヨーロッパ中期予報センターのIFSモデル、アメリカのGFSモデルのいずれにおいても、1週間後の20日や10日後の23日頃に台風と思われる勢力で日本の南方海上を北上する計算が示されている。ただし、日本のモデルが最も東側を北上すると予測する一方、ヨーロッパやアメリカのモデルはさらに西回りで沖縄付近に到達する計算となっており、今後の動向にはばらつきがある。

季節外れの太平洋高気圧の盛衰が握るカギ
今後の熱帯低気圧や台風の進路は、日本南東海上で季節外れに強まる太平洋高気圧の動向が大きなカギを握ると、Yahoo!ニュースのエキスパート記事は指摘している。ヨーロッパやアメリカのモデルでは太平洋高気圧の張り出しがより強まるため、西回りで沖縄付近に到達する計算となっており、高気圧の盛衰によって今後の予測は大きく変わる可能性がある。
気象庁の定義では、台風の中心が観測所から300km以内に入ると「接近」と記録されるため、上陸しなくても強風や高波、大雨の影響を受けるおそれがある。10月はまだ半ばであり秋の台風シーズンが続いていることから、日テレNEWS NNNやフジテレビ気象センターは、引き続き最新の気象情報に注意し日頃から備えを行うよう呼びかけている。