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2025-11-17 01:30:00
「あなたのヒーローは慎重に選び、その模範に従いなさい。完璧にはなれないが、常により良くなる」とバフェットは記した。
バフェットが共有したその他の5つの教訓は以下の通りだ。
謙虚であれ
95歳のバフェットは、50年以上にわたって、このコングロマリットを、飾らない、実直かつ堅実な感覚で経営してきたことで有名だ。彼はこの手紙で、自身の人生と仕事において運が果たした役割、そしてその経験がどのように謙虚さの感覚を絶えず磨いてきたかについて記している。
「会長と同じように、清掃員も人間であることを忘れないでほしい」とバフェットは語っている。
彼はまた、自分の控えめな性質の一部を、運によるものだと考えていた。自分は男性であり、姉妹たちは「知性も同じくらいで性格もより良い」と認めつつも、当時の社会的条件の違いから、彼女たちは同じようなチャンスには恵まれなかったのだという。
「私は1930年に生まれ、健康で、まあまあ頭がよく、白人で、男性で、しかもアメリカに生まれた。ワオ!幸運の女神に感謝!」と彼は語った。
失敗から学ぶ
バフェットはこれまで多くの失敗を経験し、それを学びの機会として活かそうと努めてきたという。「少しでも学びを得て、それを乗り越えることが大切だ」とバフェットは書いている。
バフェットの失敗のひとつは、親会社や子会社の「素晴らしく忠実なCEO」が「認知症やアルツハイマー病や他の重篤で長期間の病気に陥る兆候」を示していたときに、(会社に悪影響が出ないように)もっと積極的に手を打たなかったことだという。
「チャーリーと私は、この問題に何度も直面しながら行動できなかった。この失敗は大きな過ちになり得る」とバフェットは書いている。ここでいうチャーリーとは、長年の友人であり同僚のチャーリー・マンガー(Charlie Munger、2023年没)を指す。
バフェットは、「それは多くの場合、簡単ではないが、取締役会はCEOにこうした健康上の兆候がないかどうか常に注意を払う必要がある」と述べている。同じように、CEOも自分が管理する部門のリーダーたちが健康上の問題で経営に支障をきたさないよう注意を払う必要があるという。
「取締役は常に注意を払い、問題があれば声を上げるべきだ。それ以外に私が助言できることはない」と、バフェットは7ページに及ぶ書簡で述べた。
適切なリーダーを選ぶ
バフェットが説く謙虚さの教えは、将来のバークシャーのリーダーたちがどのように行動すべきか、そしてどのような姿を目指すべきかという内容にまで及んでいる。
彼は、今後100年の間にバークシャーが必要とするCEOは、せいぜい5人か6人にすぎないと述べている。
バフェットは、かつて繊維会社であったバークシャー・ハサウェイについて、将来CEOを雇う際に、自己中心的な理由で就任する人物を避けるべきだと述べている。特に避けるべきは、「65歳で退職したい人」「目立つために大金持ちになりたい人」「一族の繁栄を築きたいと考えている人」を挙げている。
自分の死後の評価を考える
このバフェットの手紙の中で繰り返し登場するテーマのひとつは、「改善するのに遅すぎることはない」という考えだ。
もうひとつの心に残る助言として、バフェットはこう述べている。
「あなたの死亡記事で自分をどう評してほしいかをまず考え、その評価にふさわしい生き方をせよ」。
バフェット氏がバークシャー株主に宛てた「感謝祭の書簡」を公開することは、世界で最も有名な投資家の一人としての地位から、ちょっとしたイベントのようになっている。彼は来年はCEOではないが、今後も年次書簡という形で株主に語りかけ続けるつもりだと述べた。
「イギリス人の言い方を借りれば、『静かにする(going quiet)』ってところだね。まあ、そんな感じだ」
死後に指図しない
バフェットは、自身が後継者として指名したグレッグ・エイベル(Greg Abel)の能力を称賛した。エイベルはバフェットよりおよそ30歳若く、2025年末にCEOに就任する予定だ。
バフェットは、「彼は優れた経営者で、働き者であり、誠実にコミュニケーションを取る人物だ」と話している。
バフェットは、自身の3人の子どもについては、「家族の莫大な財産を分配するに足る成熟さ、知力、行動力、判断力を備えている」と述べている。2025年の夏時点で、バフェットの純資産はおよそ1410億ドル(約21兆7000億円)に達していた。
バフェットは、自身の死後も子どもたちが必要に応じて税制の変化などに対応し、バフェット家による社会貢献や寄付活動を続けられるようにすると述べている。
「自分が亡くなった後にあれこれ命令を残して管理するのはうまくいった例は少なく、私にはそうしたい気持ちはこれまでなかった」
手紙の最後から2番目の段落で、バフェットは読者に感謝祭の祝福を述べている。その後に彼は、「継続的に改善する力」を信じる自らの考えを強調し、感謝祭の祝福を「嫌いな人にさえ」向けており、「誰でも自分を変えることができる」と励ましている。
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