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2024-11-19 02:00:00
: リンジー・ニコルソン/UCG/ユニバーサル・イメージズ・グループ、ゲッティイメージズ経由
- アメリカでは2023年、おもちゃの売り上げが減ったものの、大人による購入は増えたという。
- 大人による購入は2023年のアメリカのおもちゃの売り上げの17.3%を占め、67億ドル(約1兆350億円)にのぼったという。
- 多くの大人の消費者はノスタルジーに駆られ、メーカーはそれをフルに生かそうとしている。
アメリカではおもちゃの売り上げが減る一方で、昔を懐かしむ大人がけん引する売り上げは伸びていることが最新調査で分かった。
大人がおもちゃやゲームを買うのは珍しいことではないが、近年、世界市場に占めるその割合が大きくなっていると、調査会社サカーナ(Circana)のグローバル・トイズ・インダストリー・アナリストのフレデリック・トゥット(Frédérique Tutt)氏はBusiness Insiderに語った。
アメリカでは、大人によるおもちゃの購入は2023年のアメリカ全体の売り上げの17.3%を占め、金額にして約67億ドルにのぼったとトゥット氏は話している。
前の年から8%伸びたという。
トゥット氏によると、ヨーロッパでも同じような傾向が見られる。2023年のおもちゃとゲームの売り上げに占める18歳以上の割合は約16%で、売り上げは26億ユーロ(約4240億円)にのぼったという。
「キッダルト(Kidult)」市場の成長は「世界的な現象」で、特に日本や韓国といったアジアで顕著だと同氏は話している。
同氏によると、この傾向はコロナ禍で加速した。可処分所得の増加と余暇の時間が増えたことが影響した。
今ではノスタルジックな現実逃避の傾向がこれをけん引しているようで、メーカーは大人たちの”子どもの頃に好きだったもの“の記憶をフルに生かそうとしているとトゥット氏は指摘した。
『マンダロリアン』といったスター・ウォーズ・シリーズの公開や、2023年にヒットした映画『バービー』が大人向けの関連商品の売り上げを押し上げているという。
「この市場は大いに成長する可能性がある」とトゥット氏は続けた。ブランドやメーカーが大人の客をターゲットにするようになり、小売店でも大人向けの商品の売り場面積が増えているという。
マテル(Mattel)のプレジデント兼最高商務責任者(COO)のスティーブ・トツケ(Steve Totzke)氏は10月、バービーといったブランドに対する大人の関心は近年、急激に高まっていて、中には売り上げの4分の1を大人が占めているブランドもあるとロサンゼルス・タイムズに語っている。
サカーナのデータによると、2023年はおもちゃの売り上げが全体で8%減少したにもかかわらず、大人による購入は好調を維持している。アメリカの成人は2024年の第1四半期だけで、おもちゃとゲームに15億ドル以上費やしたという。
一方、アメリカの大人の43%が2024年の1月から5月までの間に、自分のためにおもちゃを買ったと答えていて、人付き合い、楽しみ、収集をその主な理由に挙げている。
サカーナが6月に公表したアメリカのおもちゃ業界に関するレポートは、今後の業界にとって、大人が「最も重要な年齢層」だとしている。
「このターゲット・グループの成長の可能性は非常に大きい」とトゥット氏はBusiness Insiderに語った。
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